重版出来! (8) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.07
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本棚登録 : 559
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091877789

作品紹介・あらすじ

孤独だった伯の運命が動き始める…!?

2016年4月クールにTBSでTVドラマ化され、黒木 華、オダギリジョー、坂口健太郎ら豪華出演陣が集結。ドラマ満足度ランキングで1位を獲得した“お仕事”骨太群像劇、原作マンガの最新刊!
黒沢心、出版社・興都館への入社から1年。実家からの独り立ちを考える彼女だが、担当作家である新人漫画家・中田伯の身辺にも変化の時が訪れていた。幼少期からの両親との確執を抱えながら、彼の初連載作『ピーヴ遷移』第1巻がついに世に出る! 世界は彼に微笑むのか…!?


【編集担当からのおすすめ情報】
新人漫画家・中田伯。彼の漫画家人生初の単行本発売に向け、心やバイブス編集部の面々、販売担当の小泉たちが奮闘。裏方である各人が、伯の未来を信じ、仕事で応援する。彼らのその姿に胸が熱くなること必至です!!

感想・レビュー・書評

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  • ほとばしる熱さ。今回も、期待を裏切らない面白さでした。
    中田伯君のストーリーがメインの8巻、「ピーヴ遷移」のコミックスを売るための奮闘は勿論読みごたえがあったが、今回印象に残ったのは「親子」関係だ。一筋縄ではいかない中田の母子関係のシビアな心理描写は、本来の松田さんらしい。ストレートな熱さが印象に残る「重版出来!」だけど、私は時々見え隠れするリアルなほろ苦さに痺れるのだ。
    一方、心の両親にはほのぼのさせられたな~。お父さんの写真の下手さとか(笑)すくすくと成長してきた心のまっすぐさが改めて、眩しいわ。
    そして、ドラマを振り返るおまけまんが。ほんっとうに、ドラマ、面白かったわ~。原作が好きすぎる作品の映像化に対してはどうしても厳しい目で見てしまうが、今回ばかりは相乗効果で、ドラマのオリジナルシーンまでも「いい演出…」と思えるほどのめり込んで見てました。俳優さん達もことごとくハマっていたから、多少キャラの絵がひっぱられてもいいんじゃないか!(ただ…1話分、何故か小泉君がぶれすぎて、一瞬誰だかわからなかったのが残念。)
    「ピーヴ」を売るにあたり、知恵を絞る販売部のつぶやきが、今回は心に残った。ネット書店、リアル書店、それぞれのよさがある。確かに、今は小売りの過渡期。「時代は変わってゆく。読者の要求も様々な条件も。共存する方法はないか。お互いの利点でうるおい楽しんでもらう方法はないのか。」
    出版不況の折、まだまだ模索状態が続くだろうが、どんな形であれ「面白い作品」を届けるために日夜奮戦している人々の努力を忘れてはいけないと思うのだ。それを感じて鳥肌が立った8巻のラスト。続きが楽しみだ!

  • あぁ、面白かった。心の熱い心が読み終わった後にズッシリと来る。作者と編集者の本気のぶつかり合いが素敵です。こんな関係出来上がった作品だったら最終回まで満足できるんだろうな。編集社の方針に合わせていつの間にか対決ものになったりなんて無いんだろうな。作者が初めから描いて居た展開で作られた作品の方がヤッパリ楽しいと思う。それを活かしたり軌道修正させてくれる編集者ばかりだと良いのにな

  • 後田先生いなくなったあとのアユちゃん、黒沢さんの影響あってか編集が進路希望にのぼってくる。「編集」になりたいってより「黒沢さん」になりたいよー憧れちゃうよ、こんな真っ直ぐで熱い、でも暑苦しいんじゃなくて真剣な人。そんな黒沢さんが一人暮らし!なるほど谷根千かぁ、知ってるとこたくさんでウキウキ♪いいよねーって、寺町は朝5時の鐘!なるほど!住まなきゃわかんないね!wマキタさんの、漫画の土踏まずからスポーツやってた?って見抜く黒沢さんもたいしたもんだな…
    人からのコメントで落ちてたマキタくん、漫画家飲み会で栗山さんと会う回の、「あんなん好きなのー」って蘊蓄だらけの映画ヲタを論破するくっそかわいいニールソンさん、最高かよ!ごめんねロッキー見たことないけど(笑)そしてピーブの単行本を平台に!の黒沢さんと、漫画でプルーフやってみよう、アンケートもつけよう、河さんからのWeb試し読みを3話で!って次々出てくるアイデアと勢い!楽しいなぁ、いや、現場は「楽しい」だけじゃないだろうけど。福祉施設からも母からも連絡がきた中田くん。

    連載決まったから中田くんの手伝いにも来れなくなる栗山さんから「子供の頃母に犬の首輪で繋がれた」話を聞いてショーゲキ。喫茶店で、黒沢さん同伴で会ったお母さんから聞いたお父さんの現況と犬の首輪の頃の話、決別。中田くんの頭にずっと流れてる漫画の根底はこれなんだろうけど、どうにも人の感情を考えることができないのは育てられ方のせいだけなんだろうか?カバーのために行った野呂デザインで「ピーブって中田くんにとってなんなんだろうな」ってのに答えられなかったけど、帯に悩む黒沢さんに五百旗頭さんが言った「運命」ってすごい。孤独の中創作する中田の吐いた毒によって読む側も読んだら変わってしまうかもしれない「運命」、そして発売前重版決定!凄まじい…。

  • マンガの編集と作者、おもしろい

  • ドラマ版で観たシーンがあって、「この辺のお話も入ってたのか!」と
    改めてドラマ版の構成の妙も感じた第8巻。
    黒沢のひとり暮らしも始まり、『ピーヴ遷移』の新刊も発売へ…。
    黒沢と中田くん、それぞれに大きな動きが起こってきそう。
    早く次の巻出ないかな〜。ドラマ版のBlu-ray発売日も早く来ないかな!

  • 中田伯『ピーヴ遷移』1巻発売に向けて……。
    魅力的な女性の新キャラ作り、平台確保のためのプルーフ配布、Webコミックでの試し読みetc.
    運命の部数決定会議。
    さらにカバーデザイン、帯作り。
    その合間に、心の一人暮らしエピソード、そして中田家の家庭問題を差し挟む重層的な演出。
    そして来ました「重版出来!」。
    中田伯『ピーヴ遷移』初版1万5千部、さらに発売前重版決定しました。

  • 興都館内で一瞬交錯するアユと伯。
    あ、フラグ立ったなと思った瞬間です。
    実際、アユの目が伯の作品に・・・。
    アユは編集に興味を持ったよう・・・。
    この二人の今後がどうなっていきのか、楽しみです。
    一人暮らしを始めた心、伯の家族環境が判明と、
    新たな動き満載ですが、
    圧巻は初のコミック完成までの道のり。
    発売前重版決定の瞬間は鳥肌が立ち、
    思わず涙してしまいました。凄かったなー(*^_^*)
    次巻は“世間”の風が吹き荒れそうな予感。
    でも・・・“友達”の言葉で顔を赤らめる伯。
    人としての歩みも成長してきていますね。

  • 単行本発売までの業界の苦労がよく分かる。前半はドラマ化のためか妙に上滑った画のように感じたが、それを補って余りある内容だ。中田伯の幼少期は思ったとおり酷い親子関係。本名で作品を世に出す危なっかしさを思わずにはいられなかった。「ピーヴ遷移」が発売前重版となったが、これが中田を苦しめることになられければ良いと願う。

  • どうしようもない事情で、育ちの過程で精神への極度の影響を受けた人のその後は、どうしたらうまく立て直すことができるのだろう。また、今の日本は、立て直すことが可能な社会であるだろうか。

  • 出版業界や本屋さんの事情など、よく取材されていて
    グっと人の心をつかんでくるキャラたちによって、まんが業界の本気さ伝わってくる

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著者プロフィール

漫画家。1996年デビュー。『えへん、龍之介。』『花吐き乙女』など独特の感性が光る作品を多数発表。2016年春にドラマ化された『重版出来!』で一躍人気作家に。2016年、デビュー20周年を迎えた。

「2017年 『【特典付き】レタスバーガープリーズ.OK,OK! 完全版 【全3巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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