カムイ伝全集 カムイ外伝 (1) (ビッグ コミックス)

  • 小学館 (2006年10月30日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (434ページ) / ISBN・EAN: 9784091878786

作品紹介・あらすじ

▼第1話/雀落とし▼第2話/飯綱落とし▼第3話/月影▼第4話/むささび▼第5話/五ツ▼第6話/木耳▼第7話/常風▼第8話/九の一▼第9話/暗鬼▼第10話/空蝉▼第11話/下人▼第12話/狂馬▼第13話/天人▼第14話/移し身

●主な登場人物/カムイ(夙谷の非人から天才的忍者に。現在は抜け忍として逃亡の日々)
●あらすじ/抜け忍・カムイの始末のため、日置領・竹間沢近辺の探索を命じられた三人の追忍。辻風のドド、矢張のソネ、荒草のハヤネと名乗る彼らは、それぞれ手裏剣、弓、吹き矢を得手としていたが、探索の傍ら、誰がスズメの群れを一度にたくさん打ち落とせるかを競い合うことに。すると、それを見ていた謎の乞食が「自分なら武器など使わず、もっとたくさん落とせる」と言い寄ってきて…(第1話)。
●本巻の特徴/抜け忍・カムイと追忍との、様々な秘術を尽くした死闘を描く連作集。第1巻は、第1話「雀落とし」から第14話「移し身」までを収録!!

みんなの感想まとめ

物語は、非人の出自を持つ忍者カムイが、厳しい身分社会の中で孤高の闘いを繰り広げる様子を描いています。彼は、差別や権力に立ち向かい、仲間と共に厳しい時代を生き抜く姿が印象的です。サブストーリーでは、動物...

感想・レビュー・書評

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  • ~★~非人と下人と武士と白狼の物語~★~

    カムイは一卵性双生児の兄弟である、
    弟は非人部落の若者たちのリーダーだったが
    百姓とのいざこざで斬首の刑に処せらてしまた。

    兄は弟の犬死を嘆き、
    師匠の赤目の元で厳しい訓練を積み忍者の道に入る。

    そして下人の正助や武士の草加竜之進らと反差別、
    反権力、村落コミューンの為に戦い続け
    厳しい時代を駆け抜けてゆく。

    一方、
    サブストーリーの動物界のカムイである白狼は
    突然変異のハンディキャップにもめげず、
    狼社会の矛盾や差別と闘い強く生き抜いていく。

    とにかく漫画といえども凄い作品どす。

    つくづくこの時代に生まれなくて良かったぁ
    と思わざるを得ない。

    だって多分、あたいは売り飛ばされて
    死者の埋葬や死牛馬の解体処理とかやらされるんだ
    と思うから・・・ヤダ。

    勘弁

  • かつて小中学生だった男子ならばひとつやふたつ、ことによるとみっつやよっつは黒歴史を持っているものである。

    当方はよっつ。社会への迷惑度が高かった順に『あしたのジョー』『キャプテン翼』『北斗の拳』『サスケ』だ。

    『あしたのジョー』は2がきっかけで中学校の猿どもの間で爆発的に流行した。部の垣根を超えて、体育系が休み時間に連れ立って「ロードワーク」をしていた。昼休みにスパーリングをやっていた。あてはしない。殴るシーンをスローモーションにした出崎演出を真似たごっこ遊びである。当方はまったくその気はなかったのに、拒絶さえしていたのに、なぜかその中に引きずり込まれていた。

    『キャプテン翼』はスカイラブハリケーン。土台が死ぬという結論を得るまでやった。あの頃サッカー部に入るやつはみんな読んでいた。

    『北斗の拳』は木偶。アミバの影響力は中学生には毒すぎた。ジャイアン級にも交代で木偶が回ってきたのでまあ公平だったといえる。

    『サスケ』は練活。これは中学校時代の友人の中でも特に身体能力に優れた二人をそばで見守るだけだった。つきあえるほどの身体能力はなかった。その二人は斜面をゴロゴロ転がり落ちながら取っ組み合いを演じていた。あわやコンクリートの構造物に衝突するという段になって筋力で回転を止めることができるやつだった。関係ないがその後禿げたらしい。

    白土三平の忍者モノは体術が主である。刃牙のポージングを現実にこなせる超人でも、飯綱落としはできまい。その不可能なことが説得力を持たせて描かれ、民明書房の元ネタである「解説」と相まって、まあまあ度の過ぎた漫画読みに受けた。ジャンプのバトル物の源流の一つであろうし、超人ロックが影響を受けた作品の一つであろう。

    第一話「雀落とし」の発表は1965年。毛沢東が雀を害鳥指定したことが誉れとされた時代の作品である。

  • 親父が2冊持っていた漫画本のうちの1冊がこれ(もう一冊は連作「忍法十番勝負」)。まさか親父もこれが劇画調になって続いていたとは知りもすまい。

  • 人生に必要な大切な大事なことはすべてカムイ伝とカムイ外伝から学んだ

    ・・・といっても過言ではないくらいに、ほかにも『甲賀武芸帳』『サスケ』『忍者武芸帳』『ワタリ』『赤目』と白土三平をとことん耽読してきました。

    振り返って気がつくと、カムイ伝も外伝も小学館から今までに出た、マーケットプレイスコミックセット版とゴールデンコミックス版、ビッグコミックス版と小学館文庫版、そしてこのビッグコミックススペシャル版という具合に、5つのシリーズで出されているものをすべて揃えて読んでいました。他にも豪華愛蔵版というのもありました。

    カムイ伝は伝説のマンガ雑誌『ガロ』で1964年に連載が開始され8年かけて第一部が終わり、その後も第二部そしてカムイ外伝の第一部と第二部と書き継がれ、2009年には『カムイ外伝 再会』が3回連載だけ書かれ、現在の全体像は本シリーズのカムイ伝第1部15巻・第2部12巻+カムイ外伝11巻=38巻というものですが48年経ってもまだ完成していない未完の大長編マンガです。

    出自が非人の忍者カムイが、厳しい身分社会だった江戸時代は徳川幕府の真っ只中ひとり壮絶な孤高の闘いを繰り広げる片時もよそ見できないストーリー。この物語は、差別と被差別そして支配と被支配の社会構造を切るために、そこに百姓一揆が突出し高揚していく過程と、忍者が非情に任務遂行することで逃れ者=抜け忍として自らの生きるすべを拒絶(組織からの離脱)していく経緯とを、幾重にも重ねて掘りさげていったものでどの場面にも全部の矛盾が露出するように構成されています。

    もともと忍者が大好きだった私は、ただ好きで忍者の登場する小説やマンガを読むだけに飽き足らず、自分自身も忍者になりたくて、日頃から鍛錬の毎日を過ごしていました。

    変移抜刀霞斬り、や、飯綱落し、に、どれだけ憧れてきたことか、私はカムイに同化したかった。

    捕まるところが何もなくても平気で壁を登れるようになり、手をつかずにやるバック宙や前宙を習得したり、身近な武器としては押しピン(画鋲)の背中同士を瞬間接着剤でくっつけたものを手裏剣代わりに投げて命中させたりしました。小学生の頃の話ですが、それからずっと忍者命です。

  • ホタルか…美しい………
    あわい光……まるで人の命のようじゃ。
    (雀落とし「五ツ」)

  • これこそまさにカムイ伝です。
    本当にカムイは魅力的過ぎて、その魅力自体が罪な、本当に罪な男です…
    こんな男がいたら、私もその魅力に惹かれて破滅してしまう一員でしょう。

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