ディエンビエンフー (1) (IKKI COMICS)

著者 :
  • 小学館
3.74
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  • (1)
本棚登録 : 783
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091883735

作品紹介・あらすじ

▼第1話/終わりと始まり▼第2話/2人の家族▼第3話/森の中で▼第4話/脱走計画▼第5話/野良犬たち▼第6話/傷ついた虎▼アオザイ通信

●主な登場人物/ヒカル・ミナミ(米陸軍機関誌「星条旗新聞」特派員カメラマン。日系米国人)、“彼女”(ヒカルが出逢った謎の戦闘美少女。口ぐせは「ンクク」)
●あらすじ/1965年――南北に分かれて対立するベトナム、戦時下。アメリカは南ベトナムを支援し介入、軍事援助をしていた。日系米国人のヒカル・ミナミは、陸軍機関紙の派遣カメラマンとして南ベトナムの首都・サイゴンに入るが、そこで彼を迎えたのは、麻薬・暴力なんでもありの泥沼な現実だった…(第1話)。
●本巻の特徴/戦時下のベトナム。従軍カメラマンのヒカルは、突然現れた“彼女”によって、命を救われる。南ベトナムのベトコン兵士だと思われる“彼女”に恋をしたヒカルだったが…?
●その他の登場人物/おばあちゃん(“彼女”を「プランセス(=お姫様)」と呼び、レッスンをつける。口ぐせは「だど」)、ティム・ローレンス(陸軍特殊部隊「グリーンベレー」所属。口ぐせは「もっとマシな戦争をやろう」)

感想・レビュー・書評

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  • 可愛らしい表紙からは想像もつかないくらい、グロいシーンは多いし内容はハード。それが良い。
    戦争の残酷な面をしっかり描いているからこそ、ファンタジックなボーイ・ミーツ・ガールが美しいというか。

    ちょっとまだ1巻の時点では話がどう転がるか読めない部分も多いけど、謎めいた美少女が涼やかな表情で敵軍の命を刈り取っていく様子が思いっきり刺さったので続きも読みます……!

  • タイトルで衝動買い。ベトナムがフランスの植民地支配に抵抗する話かと思いきや、ベトナム戦争の話だった。ノンフィクションを読む気でいると全然違ってビビるのでフィクションを読む気でいた方がいい。一応歴史的な経緯は沿っているのでテト攻勢とかソンミ村虐殺事件とかちゃんと出てくる。ノホホンとした絵柄でクビチョンパや頭唐竹割が出てきてギャップがとても良い。

  • ベトナム戦争でのボーイミーツガール。戦争に心惹かれるのは、裏側にいつも愛があるから。首がが飛ぶ戦場の中でも、二人の愛は確かなもの。
    可愛らしい絵柄がこれまたニクい!

  • 記号的とすらいえる程デフォルメされた人間たちから飛び出す簡素化されているのに矢を射るような言葉が良すぎた。
    漫画という文化にはリズムがあると思う。
    読んでいる間このリズム感がずっとずっと心地よかった。
    読んでよかったです。

  • あまりにも軽すぎる人命。アメリカの従軍カメラマンはベトコンの少女に「走馬灯なんてウソだ。だってあの娘の顔しか出てこない」程の恋をします。恋をした瞬間に殺されかけます。しかし、その後少女はいつでも殺すことのできるカメラマンを殺すことはありません。あからさまに記号化された人間という名のモブが、よりその人命の軽さを浮き彫りにしている。生産な中にも詩的な美しさすら感じることのできる作品なのではないかと感じています。

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  • ベトナム戦争での史実をベースに無敵少女とカメラマンのふれあい物語。可愛いキャラが殺略を繰り返す非日常感が良かった。

  • 可愛い絵柄とは裏腹に残酷な描写や物言いが多いです。
    しかしこの雰囲気が西島さんなんだなと思いつつ面白く読ませて貰っています。
    キャラクターも個性的。

  • ベトナム戦争を扱った話だからちょっと前から一度読んでみたかったから、やっと手をつけれました。

  • 2015年3月24日

    <Điện Biên Phủ>
      
    装丁/柳谷志有(コズフィッシュ)

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著者プロフィール

漫画家。『世界の終わりの魔法使い』シリーズ、『凹村戦争』、『ディエンビエンフー』、『電子と暮らし』ほか著書多数。

「2022年 『世界の終わりの魔法使い 完全版 6 孤独なたたかい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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