ぼくらの (8) (IKKI C)

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  • 小学館 (2008年1月30日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ) / ISBN・EAN: 9784091883896

作品紹介・あらすじ

▼第42話/往往愛子(5)▼第43話/吉川寛治(1)▼第44話/吉川寛治(2)▼第45話/吉川寛治(3)▼第46話/吉川寛治(4)▼第47話/吉川寛治(5)

●主な登場人物/【和久隆】・【加古功】・【矢村大一】・【小高勝】・吉川寛治・【門司邦彦】・宇白順・【切江洋介】・【半井摩子】・往住愛子・町洋子・【本田千鶴】・【古茂田孝美】・【阿野万記】(学習交流自然学校に参加した生徒。14人とも中1。カッコ内は既に死亡)、宇白可奈(宇白順の妹。小4。ひとりだけゲームの契約をしていない)、ココペリ(謎の宇宙人。敵ロボットとの戦闘後、死亡。その後の戦いを子供達に託す)、コエムシ(正体不明の生物。ジアースでの戦闘におけるサポート役だが、謎が多い)、ジアース(体長500メートルの巨大ロボット。これを操縦した者は戦闘後に必ず死ぬが、戦わなければ地球が滅ぶ)
●あらすじ/敵の攻撃を受け危機一髪のアンコ(往住愛子)を目の前にしても、冷静に自らの職務であるTV中継を続ける彼女の父親。その態度にマチやカンジは怒りを顕わにするが、一方で迫真の中継によって、日本中からアンコへの声援が聞こえ始めた。皮肉にも、憧れだったアイドルのように日本中から注目される存在となったアンコだが…!?(第42話)
●本巻の特徴/絶体絶命のジアース。状況打破のために、国防軍はついに“核”の使用を許可した。そしてカンジの口からウシロへと告げられる、衝撃の真実とは…!?
●その他の登場人物/田中美純(航空国防軍一尉。軍と子供たちのパイプ役を務める)、関政光(海上国防軍一尉。田中一尉と共にジアースのパイロットになった)、佐々見(国防省軍令局の立場から、ジアース関連の戦闘の対策などを立てている)、往住明(アンコの父。ニュースキャスターをしており、アンコの戦闘を自ら報道することに)

感想・レビュー・書評

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  • あんたホントに最期それでいいの?と聞いてみたくなるラスト。
    死に場所のチョイスだって人それぞれだし満足の得方もそれぞれなんだから好きにさせてやれよと思うけど。

  • コックピットの中に報道カメラが入り、テレビで戦闘の様子を中継するうち、パイロットへの応援メッセージが届きはじめる。
    過酷な戦いを終えたアンコは、残された時間でカメラに向かってスピーチをする。

    アンコのスピーチは素晴らしかった。
    「でも私達は私達の立場が全体の奉仕者であるべきことを理解しているつもりです」
    これはナカマがしきりに言っていたことだよね…ちゃんとここで触れてくれている。

    残りの子もずいぶん少なくなってしまったな…。
    次はカンジ。カンジはコミュニケーションの下手なウシロの友人だから、ここまで生きてきてくれて、ウシロやみんなを支えてきてくれてよかったな…。
    父母の建築した沖天楼にこだわりを持つあまり、届かないほどの長距離から狙い撃ちされ、最終的には核爆弾なんてものも登場…ち、ちょっとスケールが大きくなりすぎて国交レベルに…というか諸々あってはならないことに…。。
    関一尉をはじめ国防軍のみなさんとのやりとりには泣いた…。

    ここに来て新たな事実。
    ウシロは契約していなかった。
    契約していなかったはずのカナが次のパイロットとして「呼ばれ」た――。
    うーん、いよいよ止まらない。

  • アンコは立派。
    アンコが死の間際、カメラを向けられていてもしっかりと話す様子を見て、やっと娘の成長を理解した父親。子供を養うために仕事に忙殺され、結果として子供と向き合えなく(目を向けられなく)なってしまっていたのか。切ない。

  • アンコのおかげで周りの人間の反応が変わってきた。アンコの成長を実感する父親。だがもうその成長を見守ることは出来ない。カンジの戦いで関さんたちが敬礼をして犠牲になるところは今までで一番泣けた。残ったのはウシロ、カナ、マチ。「どうしてカナが知ってんだよ!」「マチには気をつけろ」カナが「呼ばれた」

  • 基本タイトル名にしかなってない子しか深く語られることがないため あぁこの子の性格、考えはこんな感じなんだなぁと愛着が湧いてきたら全員死んでしまうのが今更ながら悲しい。 カンジがマチについて色々知ってるっぽいけどもどこで知ったのか気になる。それと関さんの最期はカッコいい。この話の軍人はみんな強くてカッコ良い

  •  長期戦。戦い方を考えるのが上手いなあ。

  • 命を的に…?酷だぜそいつは…

  • 蠕?ス乗?蟄舌?螳」險?縺九i貎ョ逶ョ縺悟、峨o縺」縺溘?る聞霍晞屬謾サ謦?r郢ー繧願ソ斐@縺ヲ縺上k謨オ縺ォ蟇セ縺励※蜷牙キ晏ッ帶イサ縺ッ縺ゥ縺?☆繧具シ

  • 初読:2012.1
    往住最後、吉川寛治。遠方の敵を倒す作戦がメイン。なんか、基本鬱設定の話なんだけど、それぞれが死ぬところはけっこう誰の回もいい話にまとめてあるな。最後、どういう方向にもっていくのか気になる。

  • 民衆の理解と米軍と日本の核。
    子供達の話より関さんの話のが泣ける。関さん…

  • アンコ戦後半とカンジ戦。敵の攻撃により重症を負いながらも、何とか勝利を収めたアンコ。最後にテレビを通じ人々に謝罪をしたアンコにもう…泣くしかない。
    そしてカンジ戦。ここにきてまさかの未契約者がウシロでしたという!アニメ先に見たからすごいびっくりした。
    戦いは敵が遠距離からの狙撃タイプ。なすすべがない彼らが取った、苦渋の決断。あまらにも悲しい、苦しい選択。関さんかっこよすぎます…。
    もうダメだ。涙腺崩壊しっぱなし。

  • 現代をベースにした子供+ロボットSF。どうなっていくんだろう?と次の展開が気になる感じに綺麗に仕上がっていると思う。

  • カンジとウシロの友情が素敵だった。

  • アンコとカンジ。いろいろ巻き込んでさらに大変なことに……。
    コックピットがむき出しの敵とか怖い。

  • 壮大な物語・・・なんとかみんな幸せになってもらいたいがムリだよね(TT)

  • パパのニュースいつも見てたんだから。

  • 遠距離戦。
    マーカーにヒト。

  • 最初読んだときの感想は「うわ、戦闘長!」だった。カンジ、頑張るなあ、とか、関さーん!!とか、衝撃的な印象が強い巻でした。

    後から読み直したときの感想もやっぱり衝撃的、って印象があいかわらず強いのだが、ちょっと注目したいのが鬼頭氏の20年計画について。

    <以下、若干ネタバレ気味の妄想>

    戦闘中に人の魂の光が見えると気づいたカンジが「人の命の光は人だとわかる」とか「あのもさっとしたのが木だな」とか「植物が複製可能なのは一部分からでも育つことに関係あるのか」とか言ってましたが、この辺りは鬼頭氏の言う「作品の下地になっている物理法則は全部一緒」っていうのに一枚噛んでそうですな。

    ジアースのパイロットが見ることのできる命の光というのは魂のことなんだそうな。で、人の魂の光はおそらく植物の一つ一つのそれより強い。だからそれが人間だって分かる。(知っている人の光が他の人の光に比べて強いっていうのはまだ仕組みが良く分からないけど。)たぶん、植物には全体に魂が宿っていて、人にはある一箇所に集中しているためなんだろう(この辺は前作の『なるたる』を読めば何となく勘付いたりできるかも)。だから基本的に、超越的な存在(コエムシや竜骸みたいなもの)が生物を複製する場合は、魂が物体に乗る必要があるため、様々な箇所に魂のある植物は複製できても、一箇所にしかそれがない人間は複製できないってことになるんじゃなかろうか。
    (人間が複製できない例についてはやっぱり『なるたる』参照。ただし特殊なケースと、推論でしかないが人の魂の場所ついては『なるたる』の11巻を参照)

    <この辺でネタバレ終了>

    『ぼくらの』自体にはこの物理法則はあまり深く関わってきそうにない気がする(本編で魂を使った操作や複製が行われていない以上、少なくとも私にはこれが、あくまで人探しができる方法と、地球全体の命の重みを感じるためのエグい仕組み、ぐらいにしか感じられない)が、「魂の構造」と「生物の複製」については、きっと鬼頭氏の20年計画の中心となるであろう要素なのでしっかり読み込んでおく必要がありそう。
    同レベルで物理法則を考えるならば、もう一度6巻のコモ編?、コエムシが瞬間移動の説明をしてるシーンを見直してみるのもいいかもしれない。つか『ぼくらの』だけで大分物理の法則が明らかになってきていますな。今後の展開も楽しみだあ!

  • 8巻まで既読<1〜8>
    最初に読んだ時の衝撃は薄れつつあるけど、アニメよりはいい展開になってるんじゃないかな?
    これは、なるたるみたいな衝撃を受ける為に完結してしまってから一気に読めば良かったかも。久々になるたる読みたくなってきた。
    【8巻感想】マンネリ化するかと思いきや、戦いも新鮮な戦い方で物語りとしては飽きさせない。キャラ的には門司も(というか門司が!)徃住愛子も本田千鶴も居なくなって非常に寂しい。今後どうつながっていくのか、期待

  • なんだレクイエムか?
    エヴァより静かに死の匂いがする

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著者プロフィール

1966年、愛知県出身。名古屋工業大学在学中の87年に、『残暑』で小学館新人コミック大賞に入選。95年、アフタヌーン秋の四季賞に準入選。同作を第1話として『ヴァンデミエールの翼』を連載。その後、『なるたる』『ぼくらの』『のりりん』『なにかもちがってますか』など代表作多数。


「2021年 『ヨリシロトランク(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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