period (1) (IKKI COMIX)

  • 小学館 (2004年5月28日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ) / ISBN・EAN: 9784091884916

作品紹介・あらすじ

▼第1~9話●主な登場人物/鏡島迴(ハル。弟想いの兄。父親をバットで殴り殺そうとした)、鏡島能(ヨキ。弟。暴力がはびこる家の中でも楽しげに暮らしている)、鏡島戒人(大学で哲学を教える父。息子たちに暴力を振るう)●あらすじ/父の戒人からいわれ無き暴力を受ける幼い二人の兄弟、ハルとヨキ。顔をはらして登校するハルの姿を見かねた担任の早川先生は、暴力を辞めさせようと鏡島家を訪れるが、戒人は反省の色を全く見せないばかりか、この女教師にまで暴行を…(第1話)。●本巻の特徴/毎日のように続く父親からの暴力。母親も逃げ、それでも兄弟は助け合って生きてきた。だがある日、父親はヨキだけを親戚の家に預けることを一方的に決めてしまい、意を決したハルは父親をバットで殴りつける。数日間の記憶をなくし、入院した父親はすっかり別人のようになってしまい…?●その他の登場人物/鏡島貴志・加代子・まいら(戒人の弟夫婦とその娘。お金に困っていて、現在は一家でハルたちの家に住んでいる)

感想・レビュー・書評

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  • 全3巻

  • 第1〜11話収録。実父から虐待を受けている幼い兄弟、迥(はるか)と能(よき)のものがたり。
    第1話での暴力表現に震えた、魚拓って……。途中から父は暴力を振るわなくなるが、叔母夫婦の借金騒動や偏見などの問題により二人は未だ平穏な生活を送れず。さらに、ヨキの言動が話が進むごとに狂気染みていて、目が離せない。吉野朔実さんの最期の連載作品。ご遺族の配慮でとあるアプリで期間限定全巻公開されたのを機に読了しましたが、これは紙媒体購入で手元に置いておきたくなる。吉野朔実さん亡くなったこと本当に惜しい。

  • 全5巻

  • 胸が痛くて苦しい。
    ハルちゃんもヨキも子供なのだ。こどもなのに、彼らはどこまでも冷めている…。
    彼らがただ求めているのは安住の地。還る場所。

    2人一緒に幸せになってほしい。
    父の支配からは逃れられない。それでも、2人一緒に生きていくんだろうなあ。
    ただ欲を言えば、もっと兄弟間での感情や関係を描いて欲しかった。こんな状況の家族状態の中、ずっとただ1人お互いにいた兄弟なのだ、普通に幸せに暮らす兄弟とは全く違う関係性になってもおかしくないでしょう。

    もうひとつ気になったのは、このような少女漫画によく見られる愛への渇望がほとんど見られないこと。ハルちゃんもヨキも絶対淋しいと思う。かといって互いに依存しているような描写もそこまでないし…

    作者の意図したメッセージが何かは明確にはわかりづらかったですが、強烈な衝撃を残したことは確かです。

    全5巻

  • 久しぶりに読み返した。
    独特の静謐な世界が良いです。

    バット、グローブ、ボールをプレゼントされた兄弟。
    ハルちゃんのモノローグが印象的だった。
    「ぼくはずっとバットは野球をするためにあるんだと思っていた。
    投げられたボールを、打つためにあるんだと…
    でももしかしたら逆かもしれない。
    もともとボールじゃないものをたたいていたんじゃないか?」

  • 友人に借りて。

  • 昔からこの作者さんが好きだったのですが、
    こちらの作品も、ものすごくヘビーで繊細。
    詩的な雰囲気を漂わせながら、虐待や自殺などヘビーな問題を
    サラリと描いています。

    主人公の兄弟が育っていく様を見るのが、
    楽しみなような怖いような。

    でも本当にすごい作品だと思います。
    (fujita)

  • 1巻はもう5年も前の発行なんですね。まだ3巻までしか出ていません。ラストがどうなるのか予測がつきませんが、兄弟に救いがあることを願います。

  • 苦しいです。不幸すぎて。でもこの子は幸せな思いしか残らず大人になるんだろうな。と思うと、なお悲しい。この作品を包むかすかな希望が悲しいです。

    作品の中で主人公の父親が主人公に「今日はこれを読んでから寝なさい」と芥川の河童を手渡すんだけど、その意味を考えているのが幸せでした。

  • 父から虐待を受ける利発な子供達、兄が父にバットを振るった時、予想もしていなかった方向に子供達の運命は変わっていってしまう。読んでいる間中ずっと息を詰めて緊張していた。現在二巻まで刊行されているが、冒頭で一つの未来が予告されていながら、事態がどう転んでいくか分からない。一言では言えないが、とてもスゴイ漫画です。

  • 昼ドラ的展開。弟が心配

  • ”きっと必要なときが来る。それまでおまえは学ぶことを怠るな。一日一冊は本を読みなさい。なんでもいい。自由に教育を受けられる――それは何にも代えがたい幸運と知れ。知識はお前を救う、必ず。そうして能を守ってやってくれ。”(pp.195‐196)

  • 【ネタバレ有】●吉野朔実さんの作品には、繊細とか儚いとか美しいとか言う言葉を使用しないわけにはいかんのですが、冷静に突っ込んだら、実はけっこうエゲツない気が。●主人公の兄弟は、連日父親にDVを振るわれている。母親はとうの昔にいなくなっている。
    そしてある日、ついに兄は父親をバットで殴りつけてしまう。
    父親は死にはしなかったが、以前とは正反対の性格に変わり、かつ常に頭痛を訴える病人と化してしまう。
    そこへ、父親の弟夫婦が、押しかけて来る。彼らは借金取りから逃げ回っており、その返済に主人公たちの家を当てようともくろんでいたのである。・・・

  • これはすごい攻撃力ですよ。わかりやすく、凄まじい。強烈ですよ。今の時代を反映しているように見えるけど、根底にあるのはインモラルではなくて、淋しいさなんです。

  • 月刊少年IKKIにて連載中

  • 少年達のお話し。危うげな。相変わらず、絵が綺麗です。大好き。

  • 天才が送る最新シリーズ

  • 静寂と暴力

  • 親の虐待に怯えていた子供たちがどのように成長していくのが、気にかかります。(1巻を読んで)

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