ぼくらの (3) (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
3.65
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  • (1)
本棚登録 : 1051
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885043

作品紹介・あらすじ

▼第13話/加古功(1)▼第14話/加古功(2)▼第15話/加古功(3)▼第16話/加古功(4)▼第17話/本田千鶴(1)▼第18話/本田千鶴(2)●主な登場人物/【和久隆】・加古功・【矢村大一】・【小高勝】・吉川寛治・門司邦彦・宇白順・切江洋介・【半井摩子】・往住愛子・町洋子・本田千鶴・古茂田孝美・阿野万記(学習交流自然学校に参加した生徒。14人とも中1。カッコ内は既に死亡)、宇白可奈(宇白順の妹。小4。ひとりだけゲームの契約をしていない)、ココペリ(謎の宇宙人。敵ロボットとの戦闘後、死亡。その後の戦いを子供達に託す)、コエムシ(正体不明の生物。ジアースでの戦闘におけるサポート役だが、謎が多い)、ジアース(体長500メートルの巨大ロボット。これを操縦した者は戦闘後に必ず死ぬが、戦わなければ地球が滅ぶ)●あらすじ/4人目の操縦者・半井摩子が死んだ。友人を救い、全員に形見としてお手製のユニフォームを手渡して…。そんなある日、次の操縦者に選ばれた加古功が本田千鶴の家を訪れたところ、突然国防省の役人が現れ、2人は横田基地に連れて行かれることに。他のメンバーも全員集められていたその場所で、彼らはこれまで秘密にしていたジアースとの関係が、国家にバレたことを知る(第1話)。●本巻の特徴/ついにジアースとの関係が国家にばれ、少年達は全員国防軍の管理下に置かれることに。死を恐れ錯乱していく加古功だが、戦いの時間は決して待ってはくれない…。

感想・レビュー・書評

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  • きわめて理想的な死にざまが示された2巻のあとの3巻。

    実に人間的な2人が描かれている。
    死ぬのが、戦うのが嫌で、自暴自棄になった少年。
    どうせ死ぬのなら、力を得たなら、と復讐を企てる少女。
    どちらも、きわめて人間的で、とても、悲しい。
    でも、この2人の感情は痛いほど理解できる。
    だから余計に悲しい。

    また、ここから国防軍という「大人」「国家」の介入が描かれる。
    子どもだけの話かと思ってたけど、意外にしっかりしたスケールの話なのかな。

  • カコの終盤は、いまのこれくらいの子供においてはいちばん沢山いるだろうと思われるパターンだった。
    よく言えば子供らしい、悪く言えばアタマが悪い。
    こいつに任せちゃダメだなと明らかに判るのに、ジアースのパイロットが選ばれるシステムからすると、母数が多いということはこういう奴が選ばれてしまう可能性も割と高いということだ。

  • カコは、死を怖れる姿勢については一番人間らしかったかなぁと個人的には思う。
    千鶴は…悲しい。復讐をすることが許容される状況であり、それを容易くできる力を手に入れてしまったら、人は自分の復讐心を制御できるのか。
    この漫画は、人間が描かれている。そう思う。

  • 正直カコの反応が一番人間らしいと思う。そしてチズの話はホント胸くそ。気分悪い。ジアースに関しては政府が介入して来たが、どうすることも出来ない。選ばれてしまった子供たちに託すしかない。

  • 正直、カコみたいな反応が一番普通なんだろうなぁと思う。 今までのみんなは大人すぎた。 そして千鶴。 そんな気はしてたけど先生クズだなぁ…。システム的にお腹の子はカウントされて2つ電気消えたりする? そんなこともなくやっぱり千鶴1人分(それかカコが殺されたからプラマイゼロ?)

  •  各キャラクターのエピソードだけで進行していくなら、なぜ10巻もあるんだ、と思ったところで上手くテコ入れが入る。
     物語もパターン化せず、展開も面白い。

  • カコ、チヅルの流れで急に現実味が出てきたな…

  • 巻数が進むにつれてしり上がりに面白くなってきた。胸くそが、悪い描写が出てきたけど続きが気になる、終わりかただった。

  • 蜉?蜿、縺ィ蜊?カエ縺ッ荳?邱偵□縺ィ蝟晉?エ縺励◆蛻?ア溘?縺吶k縺ゥ縺?シ√??鬯ア螻暮幕縺ェ繧薙□縺代←縲√■繧?▲縺ィ蜊?カエ縺ォ逶帙j驕弱℃縺倥c縺ェ縺?°縺ェ縲ゅ◎繧後→繧ゅ%縺ョ蠕後↓縺薙l莉・荳翫?繧ゅ?繧呈戟縺」縺ヲ縺薙i繧後k繧薙□繧阪≧縺九?

  • 電子書籍にての読了。鬱々としたこの展開がたまらなく楽しい。ジ・アースでしか奴らに対抗する手段がないと知った子供達はそれでも戦わなければいけない...一体これからどうなるのやら...楽しみです。

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著者プロフィール

1966年、愛知県出身。名古屋工業大学在学中の87年に、『残暑』で小学館新人コミック大賞に入選。95年、アフタヌーン秋の四季賞に準入選。同作を第1話として『ヴァンデミエールの翼』を連載。その後、『なるたる』『ぼくらの』『のりりん』『なにかもちがってますか』など代表作多数。


「2021年 『ヨリシロトランク(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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