SARU (下) (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
3.64
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本棚登録 : 758
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885180

作品紹介・あらすじ

世界の終わりを救うのは…誰だ?

現代に甦った征服者フランシスコ・ピサロの暗躍により、
ナムギャルや奈々たちの必死の抵抗にもかかわらず、
フランス・アングレームの地中深くに眠っていた“大猿”は覚醒の時を迎えつつあった。
欧州各国はすぐさま陸・海・空軍を配備、
未曾有の武力をもって“大猿”=SARUの侵略を防ごうと試みるが…。
一方、史上最強の魔法を操るとされるビエラ・カリのもとを訪れた奈々たち一行。
暴風そのものとなって世界中を異様なスピードで蹂躙する SARUに対し、
全人類の最後の望みをかけた魔法が今、空から降り注 ぐ…!
果たして人類の未来は?

【編集担当からのおすすめ情報】
伊坂幸太郎による小説『SOSの猿』との競作企画、ついに完結!
五十嵐氏自身が長年温めてきたこの物語は、伊坂作品とのたぐいまれなる「融合」を経て、誰も読んだことのない新たな世界を現出させています。
古今東西を軽やかに飛び回り、森羅万象を圧倒的な画力によって描き切る鬼才・五十嵐大介による渾身の単行本描 きおろし作品、どうぞお楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • 独特の世界観、SF要素を描ける作家さんは、中々いない。

  • 危惧したとおり、頭でっかちで幼稚な文明批判に終始してしまった。

    せめて、圧倒的な世界観と画力で押し切ってほしいのだけど、考え抜いた末の世界観ではないなは明らか。言葉の使い方選び方が信じられないほどに無自覚なのではっきわかる。

    連載中の海獣の子供も含めて、最近の五十嵐作品はみんなそういう傾向になってしまっているのが残念。

  • 伊坂さんの小説『SOSの猿』との競作というコミックの下巻。

    とてもスケールの大きい作品。
    この漫画の上・下巻を読んでから
    『SOSの猿』を読んだ方が楽しめるかもと思った。

  • 2010-10-31

  • 超常現象を人間に止める力はない。
    それでもどうにかしたいと、力や知識を求めて人間は足掻くんだと思う。

    こういう、人間にはどうしようもない現象に対して、
    抗おうとする人たちの物語が大好きで、伊坂幸太郎の「SOSの猿」を読んだ時から、いつかこの漫画も読みたいと思っていて、ようやく読めました。

    「SOSの猿」との関連性については、どちらも孫悟空が登場する、くらいにしかわからなかったけれど(小説を読んだのが7年前・・・)、別のこととして楽しく読むことができました。

    どんな世界にも、マントを羽織っていなくていいから、見てくれはどうあってもヒーローがいてほしいと願うから、こういう話には希望をもらえます。

  • 中々壮大な宗教SFとでも言っておこうか。
    終盤はあっけなく終わるけどこんなもんかもしれない。

  • 壮大なスケールに比して巻数が……、
    というのは、いくら言っても詮無いこと。
    でも、もっともっと膨らませて言葉ではなく描写で説明すれば……と思う。

    同じ雰囲気をもつ『魔女』所収「ペトラ・ゲニタリクス」にも負けず劣らずのおもしろさ。
    大満足です。

  • 恐るべき才能!あまりにも広大な世界観に、ついていくのが精一杯。話としては決して長くないのだけれど、ただただ圧倒される。読後しばらく頭が痺れるような感覚に陥った。

  • 2015.9.1
    もう少し頁数をとっても良かったように思います。物語のリズムがノッて来た時にまとめとエンディングが駆け足でやってくるので残念。

  • 小さな意思も大事ということか。
    ちょっと物足らないのは贅沢か。

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著者プロフィール

五十嵐 大介(いがらし・だいすけ)
1969年生まれ。マンガ家。2004 年『魔女』(小学館)にて文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2009 年『海獣の子供』(小学館)にて第38回日本漫画家協会賞優秀賞および第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。同作は 2019年にSTUDIO 4℃制作によるアニメーション映画も公開され好評を博した。その他画集に『海獣とタマシイ』(小学館)、絵本に『人魚のうたがきこえる』(イースト・プレス)などがある。

「2020年 『バスザウルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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