よるくも 1 (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
3.86
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本棚登録 : 572
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885388

作品紹介・あらすじ

望的に無垢な殺し屋「よるくも」登場!!

この[世界]には、上・中・下、がある。
富めるものの住む[街]。
貧しいものの住む[畑]。
その下に、深く、暗い[森]――。

[畑]でうまい飯を出す高岡飯店。看板娘のキヨコは、
母をささえながら店を切り盛りするはたらき者。
ある日、店の常連の“裏の仕事の手配師”中田の頼みにより、
[森]からやってきたという殺し屋「よるくも」の毎日の
メシの面倒をみてやることになった。
「よるくも」は[森]に使い捨ての子供として生まれ、
感情を持たず、痛覚を持たず、読み書きの知識を持たないままに育ち、
中田の指示により殺しの仕事を日々こなす青年。
キヨコとよるくもが出会うことにより、[世界]は少しずつ壊れはじめる――

圧倒的に鋭利な新才能が描く、愛と暴力の悲劇、開幕!!

【編集担当からのおすすめ情報】
イッキ誌上新人賞イキマン受賞者の漆原ミチ氏が
今持つ力を全開にして描く連載デビュー作品です。
富者が貧者を、貧者が極貧者を踏みつけて生きる世界
=人間の本質が暴露される舞台の上で、
「食う」こと、「殺す」こと、「生きる」ことという人間の営みの
最大のテーマを描くことに挑戦しています。
絶望的なまでに無垢な殺し屋「よるくも」、
彼の横顔のイラストのカバーです。
是非、読んでみてください!!

感想・レビュー・書評

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  • 店頭で気になって気になって買ったら大当たりと言う幸運。
    こう、小説やらでもよくあることだけれども、読み終わってから帯やカバーのあらすじを見て
    「いやいやそうなんだけどそれだけじゃない話でしょう、だからってどう説明すればいいいかはわからんですが!」
    ってなる漫画だった。

    つくりこみすぎず簡単でもない、わかりやすいと同時にシビアで生き生きしててえげつなく、家族愛や善意や希望がしっかりあるから黒すぎる世界。

    一見まともでどっかしら危うかったり、ひたすら異様で奇妙で人間くさかったり、登場人物がいちいち好みだった。
    番先生と中田とかんさかんと、王様と、王子、このへんの存在感が大好きだ。

    続きがとても楽しみ。

  • キャラは悪くは無いけど展開の遅さが疲れるかな

  • アリゴケ、描いてる人

  • 2014/5

  • 昏い。目を凝らしてしまう。

  • 思っていたより面白かった!
    暗い雰囲気が今後どうなるのかドキドキさせる。
    ハッピーエンドだといいな。

  • 1~5巻(完結)まで読了。

    街~畑~森の格差と差別、その残骸の捨てられた子供=虫。
    痛みを無くし感情を持たない虫の殺し屋。
    自分の周りの世界だけを見て明るく生きていた少女。
    2人の変化と世界との折り合いのつけ方が描かれている。

    ラストまで読んで幾つか考察は出来るけど控えるとして。
    最後のあとがきで先生が思った事は表現出来ていると感じた。
    めし、いのち、いたみ、簡素だけど誠実な描き方。
    賛否はあると思うけど、読んでから自分に問えば良い。
    自分なら街~畑~森で、どの場所の住人だろう?と。
    街かな?と思ったら共感はしないと思う。
    暗い中の何かを見つける物語が好きなら楽しめます。
    個人的に良い作品でした。

  • まだ導入部で判断が着かないが、先を読みたいと言う衝動には駆られる。こう言う構造の話は他にも色々あるので、搾取する側・される側、命の価値を理解せずコントロールしている側・家畜の様に命を扱われる側、と言う作品は。よるくも(小辰)がキヨコと出会って「人間らしくなっていく」作りになるのか、それ以外の方向へ行くのか、とりあえず続きは読みたい。

  • 思っていたよりグロかった…
    苦手なわけではありませんが、驚きました。

    暗いし不気味な人がたくさん出てくるのになんとなく惹かれます。まだ1巻しか読めていないので続きが楽しみです。

  • 希望と絶望が隣り合わせ・・・。

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