金魚屋古書店 (1) (IKKI COMICS)

著者 :
  • 小学館
3.56
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本棚登録 : 1030
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885531

作品紹介・あらすじ

▼第1話/思い出の成分▼第2話/北斎漫画▼第3話/遠くまで▼第4話/少年探偵登場▼第5話/漫画のない国▼第6話/藤臣君▼第7話/セドリ稼業▼オマケ漫画/ビリーと店長の底なし珍道中記 巻の1▼巻末お役立ちコラム/金魚屋古書店雑記帳●主な登場人物/鏑木菜月(漫画専門の古本屋「金魚屋古書店」の店長代理。祖父・清太郎に代わって店を切り盛りする)、斯波尚顕(「金魚屋古書店」の店員かつ居候。漫画の悪口にナーバス)●あらすじ/ある日、田沢という30歳過ぎの男が金魚屋古書店を訪ねてきた。特に集めていた訳でもないが、知らず知らずのうちに一杯になった漫画本。それを全部買い取ってほしいと告げるのだが、彼が「もう漫画も卒業かな」と言おうとすると、店員の菜月が慌てて言葉を遮ってきた。どうやらこの店には、漫画の悪口にナーバスな店員がもう一人いるらしく…(第1話)。●本巻の特徴/あなたのお探しの漫画、ここにあります! 本巻の主なお取り扱い作品は「美術を志す少女が借りた、葛飾北斎が主人公の漫画」。「なんでもアリ?…超有名ネコ大活躍の人情ギャグ漫画」。「一人の男を虜にした、"コナン"より40年前の探偵漫画」。「異国・フランスの地で、見つけてしまった西部劇漫画」。「学生時代、彼に惚れた…超格好いい男子登場の少女漫画」。

感想・レビュー・書評

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  • 古い漫画と絡めながらストーリーが進んでいきます。金魚屋古書店の周りには温かい心の人が集まります。

  • 昔よく読んだ漫画を見つけてほっこりする漫画。
    知らない漫画がたくさん!
    読んだことないけど、「藤臣くん」の主婦のお話が良かった。
    これからゆっくり、少しずつ集めていきたい。

  • タイトルと雰囲気に惹かれて、
    (ブクオフの)書棚から抜き取った。

    パラパラ…と、ざっと目を通してみると
    (こちらの世界とは共通の)マンガを扱う古書店という設定が
    なかなか興味深かったので、棚にあった2冊を抜き取り、
    とりあえず他の書棚も見る事に…。

    だけど、
    (1巻と3巻って、なんか中途半端~~)
    やっぱ、今日はやめとこう、と書棚に戻しに行こうとした所、
    別の本に呼び止められた。

    (買ってって~♪きっと、損しないよ…)

    しゃべったのは、
    本か、
    鞄か
    どっちかな。

  • マンガ好きなら一度は行ってみたいと夢見る地下ダンジョンを持つマンガ専門の古本屋金魚屋古書店。あんなとこ行ったら一週間でも一ヶ月でもこもれる気がする…
    取り上げられるマンガは、私も生まれる前くらいな昔のマンガも多いけど、わりと新しいマンガが取り上げられることも。
    何より登場人物が、みんな人としてステキ♪
    現在16巻まで出てて、掲載雑誌は休刊。書下ろしで17巻が出るようですが、それで完結しちゃうんだと、さみしい…(>_<)
    【効能】大人になってもマンガ好きでも、いいんだ。と思えます。
    【副作用】より、漫画を読みたくなります♪

  • 今回、新キャラ登場しました。菜月ちゃんの父と従兄弟、ビリー。
    しかし、ビリー君父方の従兄弟なのに、おじさんに会ったこと無いってあるのかなぁ・・・ってそれはいいとして。

    その、ビリーが登場する回。ビリーは大好きなマンガの作者に会おうと楽しみにアメリカから帰ってくるのだけど、作者は夭逝していてもう会えない。
    ビリーも切ない。志半ばで亡くなった作者も切ない(゜ーÅ)。
    偶然、他のマンガでこれまた夭逝した中島敦が出てきたのでなんか縁を感じてしまった。

    そしてもう一つ、30代の女性が過去の少女マンガの主人公の男の子を懐かしむ話もあるのだけど(『千津美と藤臣君シリーズ』藤臣功、作・ひかわきょうこ)、私の場合は印象に残ってるのは星野めみ先生の『かくれんぼキッス』の弓高クン。
    真っ直ぐで素直で憎めない。忘れられないキャラです(* ̄∇ ̄*)。

  • 漫画専門の古書店で働く人達、その周りの人達、店に訪れる人達の人情味あふれる話。漫画というか本自体がとても愛しくなる漫画。本屋、書店員という仕事の醍醐味とか苦悩も垣間見えるしわりと職業漫画ではないかと。実在する漫画を題材にしてるからこれ読むと読みたい漫画が出てきすぎて困っちゃいますね。嬉しい悲鳴ですけども

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「嬉しい悲鳴ですけども」
      それは恐いかも、、、
      「金魚屋古書店出納帳」は読んだのですが、此方は未だ。誘惑が強そうな本は、やっぱり後回しかなぁ...
      「嬉しい悲鳴ですけども」
      それは恐いかも、、、
      「金魚屋古書店出納帳」は読んだのですが、此方は未だ。誘惑が強そうな本は、やっぱり後回しかなぁ~
      2013/06/28
    • otemoterashiさん
      わーコメント返事遅れてしまってすみません(汗)


      題材にしてるのは現代物よりもかなり昔の漫画が多いので読んでみるキッカケになるという...
      わーコメント返事遅れてしまってすみません(汗)


      題材にしてるのは現代物よりもかなり昔の漫画が多いので読んでみるキッカケになるという意味ではかなりオススメかもしれません◎
      2013/10/31
  • 読んでみたいけど10巻超えると、、、

    • カオリさん
      たしかに10巻以上あってまとめ買いはきついので、私はときどき買い足して読んでいます(笑)だいたい、一話一話の読み切りなので問題なく楽しめます...
      たしかに10巻以上あってまとめ買いはきついので、私はときどき買い足して読んでいます(笑)だいたい、一話一話の読み切りなので問題なく楽しめます。まずは、前身となる「金魚屋古書店出納帳」の上下を読んでみて、好みかどうか判断するのもよいかと思います。私は、とても好きな作品です。
      2012/05/02
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      > カオリさん
      「「金魚屋古書店出納帳」の上下を読んでみて」
      図書館には、同じ作者の「風のゆくえ天のめぐり」って言うのはあるみたいなので、そ...
      > カオリさん
      「「金魚屋古書店出納帳」の上下を読んでみて」
      図書館には、同じ作者の「風のゆくえ天のめぐり」って言うのはあるみたいなので、それを読んでみようかと思っています。
      2012/05/14
  • 「……昔、この店の店長が言ってました。
    『人の身体がたんぱく質やビタミンなどの成分でできているように、人の心は時間と思い出の成分でできている。
    だから自分の昔を思い出す事は、現在の自分の本当を知る事なんだ』って。
    『自分の心がどんなモノからできあがっているか』その事を思い出すんですよ。」

    (第一話 思い出の成分 より)

    ラブコメもいいけど、人情話のほうが好きかも知れない。

    • ひとでさん
      確かに5冊以上は金銭的にも、本棚的にも、考えちゃいますね。
      確かに5冊以上は金銭的にも、本棚的にも、考えちゃいますね。
      2012/03/18
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      先日「出納帳」を買って、やっと読みました。とっても良かったです!
      ご紹介ありがとうございました・・・
      先日「出納帳」を買って、やっと読みました。とっても良かったです!
      ご紹介ありがとうございました・・・
      2012/06/21
    • ひとでさん
      ご丁寧にありがとうございます。
      「とっても良かった」と言っていただけて、こちらも嬉しいです。
      ご丁寧にありがとうございます。
      「とっても良かった」と言っていただけて、こちらも嬉しいです。
      2012/06/23
  • そこに行けばどんな漫画も見つかると言うよ〜(ガンダーラのふしで)。漫画の特徴と人生模様を絡めて綴るエピソードの数々。この巻では、Dr.スランプ、百日紅、もーれつア太郎、ビリーパック、バンドデシネ、藤臣君シリーズ、白木蓮抄などが取り上げられる。ア太郎って、キラキラネームの対極で面白いな、と今気づいた。

  • 絵、きれいだな…。巻末の、古書店「キララ文庫」の店長による、”金魚屋古書店雑記帳”が面白い。
    漫画で漫画を扱うってごちゃごちゃなりそうだと思ったけど、んなことない。漫画への知識が深まる。もういち段階、「漫画」ってものに深く入っていける良い作品だった。

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著者プロフィール

漫画家。代表作に『金魚屋古書店』、『デカガール』(原作:長崎尚志)、『うさぎ探偵物語』(原作:長崎尚志)、『アブラカダブラ 猟奇犯罪特捜室』(原作:リチャード・ウー)など。『アブラカダブラ 猟奇犯罪特捜室』にて第1回さいとう・たかを賞を受賞。

「2023年 『民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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