I【アイ】 (第2集) (IKKI COMIX)

  • 小学館
4.08
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本棚登録 : 184
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885869

作品紹介・あらすじ

不幸の穴の奥底で、神の不在を呪う。

人の魂を己に乗り移らせるような力を持つイサオと、生の意味を問い続ける雅彦。神様を探す二人旅の最中に、イサオは殺人の疑いで警察に連行されてしまった。一方の雅彦は警察の紹介で「岡島にんげん農場」へ身を寄せることに。そこは、他人同士が疑似家族として暮らす、濃密な人間関係で形成されたコミュニティだった。農場で家族と仕事と恋人を得た雅彦は、イサオの影を感じつつも、しばし幸福な未来を夢見る。しかし、それはやがて襲い来るカタストロフの序章に過ぎなかった。[連載第11話~20話を収録]

【編集担当からのおすすめ情報】
第1集が『このマンガを読め!2012』(フリースタイル)第一位や第16回手塚治虫文化賞最終候補選出を始め、2011年の様々なランキングや賞に軒並み取り上げられた、いがらしみきお氏の『I【アイ】』。待望の第2集では、「神様を探す」という大胆かつ深淵なテーマを迫力ある描写で掘り下げていくところは変わらない一方、欲望・衝動といった人間のナマの姿をさらに赤裸々に暴いていきます。その衝撃度は第1集以上! 果たして「神」とはなんなのか…その答えに肉薄する第2集、必読です!

感想・レビュー・書評

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  • うわ…壊れていく?研ぎ澄まされていく?

  • 見たらそうなる。

  • 神様さがしの1巻から、今度は、新興宗教の狂気を取り扱っています。

    新興宗教には、神様は居ず、むしろ人間の欲望に満ちていました。

    あぁ、この物語はいったいどこへ向かおうとしているのか、続きを早く読みたいです。

  • いろんな混沌があるよね。

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  • どうしたらこういう作品を生み出させるのか全く意味がわからない。太刀打ちできない領域。

  • 神様探し、人間とは、生死の意味がより混沌になる2集。あの集落と疑似家族は社会の縮図なんだろうけど、そこには神様はいないわけで…イサオの過去が徐々に明らかになってきて、これどう着地させるんだろ。ドキッとする言葉は相変わらず…面白い!でも、わかんねー

  •  人間牧場とまぁ胡散臭いところに流れてしまう雅彦。団長には人は一人ではないと諭す反面、雅彦に人は一人でなければ神は見えないと言うイサオ。
     神がどこにいるのか決着は3巻なのか、どう着地するか楽しみです。

  • 面白かった。イサオの表情とか描写がすごい。

    ストーリーは一見すると、死とは何か、自分が見聞きして認識してるこの世界は何なのかといったことを主張したいようなストーリーであるかのように思えるけど、一方で、そんなことを考えること自体の無意味さを感じさせるようなおかしな展開もあった。

    勝手な推測だけどこの漫画が描かれるまでに作者はとんでもなく深い思考の海を潜っててこの漫画を描いてる時点でも未だそこから抜け出せずに居た中で、おそらくこれはその成果を形にしてみせるために描いたような漫画であるのと同時に、そんなもの自体をみんなに笑い飛ばしてもらいたくて無茶を承知で敢えて描いてしまった部分もあって、だからこんな感じのお話になったのではないかというようなそんな気がした。

  • 「ぼのぼの」の作者とは思えない画力とストーリー力。
    生きることとは何かを、考えさせられる。
    死にたい人が多くでて来て、なかなか死ねない現代に訴えるものは大きい。

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著者プロフィール

1955年宮城県中新田町(加美町)に生まれる。24歳で漫画家デビュー。代表作に「あんたが悪いっ」(1983年漫画家協会賞優秀賞)、「ぼのぼの」(1988年講談社漫画賞)、「忍ペンまん丸」(1998年小学館漫画賞)、「I(アイ)」、「羊の木」(2015年文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞)、「誰でもないところからの眺め」(2016年漫画家協会賞優秀賞)など。現在「ぼのぼの」がフジテレビ系列でアニメ放映中。仙台市在住。

「2023年 『IMONを創る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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