I【アイ】 3 (IKKI COMIX)

  • 小学館
3.82
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本棚登録 : 101
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・マンガ (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091886316

作品紹介・あらすじ

そして俺は神様をーーーーーーーー見た。

農場での惨事を経て、一人残された雅彦。「神様」の姿を追い求める彼は、自らの手で己の目を潰した。不自由な生活の中、それでも「神様」に近づいていることを感じる雅彦。妻・加代子の支えを得て、焼き物を生業とし始めてからも、雅彦の「神様」を求める心は収まることがなかった。そして長い時が過ぎ、2011年3月。東北地方を強い地震と大きな津波が襲ったーー。
手塚治虫文化賞に二年連続ノミネートされるなど、高い評価を得た著者の渾身作、堂々の完結。

【編集担当からのおすすめ情報】
「この作品では、『神様』の姿を描きます」…そう、いがらし氏は連載当初から宣言していました。そしてそれは、最終話でしっかりと描かれています。「神様」とはなんなのか。その答えが、この第3集にあります。もう、多くの言葉は必要ないでしょう。ただ、読んでください。感じてください。その目で確かめてください。ひとつだけ付け加えることがあるとすれば、それは…「見れば、そうなる」。

感想・レビュー・書評

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  •  神はどこにいるのか。神を探し求めた物語の終焉が描かれた最終巻。

     神はいる。この最終巻では神に会うことができた雅彦を描いていました。神はどこにいるのか、多くの作品でそんなことがつぶやかれていますが、大体は自分の中にいるなんて答えがざらです。この作品ではそういった押し問答を1巻から通して繰り返して描き続けました。神は幻想なのかそれとも自分なのか、他人が見たものを自分が見ることによってその人の世界を知る。そうして、他人の目を介して見てきた世界を知り、雅彦は自分の作った世界でたったひとりで生きている自分こそが、また誰しもが神であると言い放ちます。それでもイサオはまたそれと少し違う答えを出します。人間が創りだした言葉によって認識され、見ることによって存在するそれが神様であると。自分で見て感じたものこそ神であると言うならやはり神はいるんでしょうか。僕はまだわかりません。

     正直なところこの作品の押し問答に答えはあるのかと読み終わってから幾分か考えましたが、まるで答えが出る気がしません。けむにまかれているように思えて、自分の中で会話してみると不思議な説得力もでてきてしまう。不思議でいて説得力のある作品。だけど、すべての人間が神の中にいるのならいつかはそこから出ていかなければいけないんじゃないかとも思いました。色々複雑なだけに自分でもわかった風に書いてる文章なのかもしれないが、言葉にしておかないと思い書きました。もう少し年をとってから読むとまた違う作品なのかもしれない。

  • 視線の及ぶ世界の全てが完璧であること。普遍的な恐怖を基調とし、その感覚が現象として(哲学として、ホラーとして)拡張されていく様子にグイグイ引き込まれる。どんなに突拍子のない展開でも、いがらしみきおのマンガには独特の納得があって、これこそ正しい物語の快楽の形なのではと思ったり。うまく言えないが。とにかく抜群に面白い。

  • 人が作り出した物は全て「言葉」、人は皆、神様の中にいて、皆、神様で繋がっている。人の中にも神様がいる。

    自分の意識や、死生観を振り替えさせられる、いい作品だった。

    映画でも、音楽でも、こうした作品に出会うと内省の意識が強く働き、深く考えさせられる。

    また色々と思いに耽ってみようか。

  • こんなシリアスな漫画なのに、あるページで久しぶりに声出して笑いました。

  • 神様ってなんなんだよぉ…

    本が重くて手が疲れた。

  • 2013年9月8日

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