ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
4.32
  • (24)
  • (28)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 221
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091886385

作品紹介・あらすじ

大人になるのはこわいし、さみしい。

「箱があったらその中で眠ってしまいたい。そしてそのままそれを
宇宙の片隅の誰も知らない場所にとばしてほしい」―――

へちゃむくれでネガティブでナイーブな中学生の女の子・岡ちゃんほか、
「平凡だけど、ほんのちょっとだけ特別でありたい。でもやっぱり特別
なんかにはなれない」、そんな多感な中学生達を独特のタッチで
描き出した連作短編集。

【編集担当からのおすすめ情報】
同名タイトルの読切作品(本書第一話として収録)でIKKI新人賞「イキマン」を
受賞した新鋭・奥田亜紀子氏の、これが待望の初単行本となります。

「スクールカースト」という言葉もその意味も知らない中学生女子&男子の、
平凡で、退屈で、ほんのちょっとの楽しさだけを大切に抱えているような日々。
どんな人でも心のどこかで必ず共感できる「あの頃」を、丁寧にリリカルに
描き出しています。

作品中に出てくる以下の文章に、もしわずかでも感じるところがあれば、
きっとこのコミックスは、そんなあなたに必要なものだと思います。
ぜひ、読んでみてください。

「じゅうごねんまえの幽霊より

わたしたちは
誰にも見つかりようのない場所に
取り憑いていたのです

すれ違いざま
横目でとらえた
かげぼうしや

机とほほがふれる
ときの温度

距離を詰め合う
上履きの音のなかにすら」

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2018.2.25

    繊細な心情描写 久しぶりにぐわ、と心を掴まれた

  • 魂を直接揺さぶって来る思春期日常ものの大傑作。岡ちゃんなんて3頭身も無いほど絵的にデフォルメされてるのに、全く記号的ではなく、強烈なリアリティを放っている。心情の細部を表現する詩的、絵画的表現も勿論魅力たっぷりで、さらにそれに加え、デフォルメや過剰表現など、正に漫画を駆使して巧みに描かれていて、もうため息連発。

  • 漫画っていうのはデフォルメの技術が重要で、この人はそのデフォルメが凄い上手いと思った。
    岡ちゃんというキャラクターにしても、中学生の頃に抱きがちなコンプレックスを可愛らしく表しており、その他のキャラクターに関しても個々の感情を上手く捉えてるなと思う。

  • 「ああ『クラスカースト』が切り口ね」なんてページをめくり始めたが、すぐに読者としての俯瞰する立ち位置から簡単に引き摺り下ろされ、また中学にぶちこまれてしまうような生々しい世界観。
    しんどい話ではあるが、しょぼしょぼ中学生たちが小さなことで傷つき、小さな事で一生懸命になる。そして希望を見いだしていく。そんな過程や青春のきらめきに憧れてしまった。

  • あの頃感じたモヤモヤがここに書いてある。仲の良かった友達が大人になって、ちょっと離れちゃって、元どおりにはなれないかもしれないっていう不安や諦めがとてもよく分かる。
    岡ちゃんかわいいな。つまみたい。

  • これは大変いい漫画だ。

  • 痛い青春系。
    中高生時の非リア組は黒歴史を暴かれているような気分になれること必定。
    それにしても岡ちゃん、最初の方はまだ女の子っぽく描かれてるけど、後半は完全にドラえもんですな。それはそれでかわいいけど。

  • 運命のプロトコルと放課後の友達が良かったです。「オッケ〜い」に泣きそうになりましたが、最後はやっぱり「ひょ〜」ですね。もう一回読んでみようと思います。

  • 自分の感情はここにあるのに、自分の心がそれに追い付いていかない苛立ちとでもいうもの。それをそのまますくい上げたマンガ。
    岡ちゃんは中学生なのに、幼稚園児みたいな体つき。まるでギャグマンガに出てくるキャラみたいだが、その姿形のおかげで彼女を通して見えてくる景色の重みが、特に後半でつまびらかになる。

  • これはすごい。
    岡ちゃんかわいい。

全18件中 1 - 10件を表示

奥田亜紀子の作品

ツイートする