- Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091886804
作品紹介・あらすじ
江戸の四季の中、父子のあたたかな日々。
気弱な同心・立花伊織。与力様に怒られたり、同心仲間に手柄をとられたりしつつも、町を見廻り治安を守る。そしてその傍らには、我が道をゆく息子・巳太郎の姿が。初鰹・七夕・煤払い・雪うさぎ……父ひとり子ひとりの日々を、四季の移ろいとともに描く1冊。
【編集担当からのおすすめ情報】
ショートWEB連載が描き下ろしを加え待望の単行本化!名コンビとも言える父子・伊織と巳太郎、ふたりを見守る周囲の人々―――さりげなく想いあい大切に送られる日々に、じんわりと胸があたたかくなります。そして実はこの子、幼少期の『さらい屋五葉』名脇役・立花なのです。『五葉』読者も、そうでない人も楽しめる1冊です!
感想・レビュー・書評
-
何度読んでも何となく物悲しいような、楽しいような、絶妙な後味。つらつらわらじと共に大好きな話。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015-3-11
-
ほのぼの。
-
弱気の同心と勝手気ままに生きていく息子を描く作品。本当に素晴らしい内容だ。やはりオノナツメさんは、好みの漫画家だと感じた。一筆書きのような軽快なタッチの絵が味わい深い。江戸の季節の移り変わりがさり気なく描かれ、江戸情緒に浸ることができる点も気に入った。蚊帳の中で親子が眠る場面などは、しみじみとした詩情がある。この作品の一番目の魅力は息子の巳太郎で、彼がくりくりした眼でまわりの人や景色を見つめるシーンでは、心がとろけそうになる。手元に置いて繰り返し読み返したい作品だ。
-
購入。心優しい同心とその息子のほのぼのストーリー。
季節の移り変わりと息子の成長と、ささやかだけど幸せな気持ちになる話ばかりでした。 -
季節毎の行事に合わせ進む親子の日常。
読んでいてほわっとしてしまう作品。
さらい屋五葉を読んだあとに読み返すと、なんだかんだ巳太郎もへらへらしてる気がする(笑) -
立花親子のほのぼの短編集。巳太郎が同心という職業に誇りをもつ過程が見れる。
-
『子連れ狼』のような表紙だけど、
なんとなくヘタレな同心・立花伊織と
息子・巳太郎の日常を描いたほのぼの漫画。
妻を亡くした子連れ同心・伊織は
ヘタレで人が好い(;^◇^;)ゝ
周りはそんな伊織の人柄を知っており
息子・巳太郎も父の事を判ってる。
良い親子じゃん(〃艸〃)ムフッ。
顔の怖い伊織の上司・八木様も
伊織を叱りつつ何かと気にかけている。
あたたかくて味わいのある漫画。
因みに巳太郎は『さらい屋五葉』に出てくる
同心・立花伊蔵の子供時代って事なので
後で『さらい屋五葉』を読み返さなきゃ!!∑ヾ(≧□≦*)ノ -
ちょっと頼りない父親だけど、巳太郎とイイコンビで可愛い!