映像研には手を出すな! (1) (ビッグ コミックス)

  • 小学館
4.09
  • (79)
  • (79)
  • (40)
  • (4)
  • (4)
本棚登録 : 1223
感想 : 61
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091892966

作品紹介・あらすじ

アニメ制作×女子高生、青春冒険譚!


アニメは「設定が命」の浅草みどり、カリスマ読者モでアニメーター志望の水崎ツバメ、金儲けが大好きな美脚の金森さやか。
ダンジョンへ、戦場へ、宇宙へ--想像の翼を広げて、電撃3人娘が「最強の世界(映像)」を創り出す!

「月刊!スピリッツ」連載時より
SNSで「すげえ漫画が始まった!」と
驚異の拡散! 天才、出現!!

【編集担当からのおすすめ情報】
ドラえもん、宮崎駿、そしてザリガニが好きな方、
設定・世界観・背景フェチの方には
絶対刺さります!ぜひ読んでみてください!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 懐かしい!羨ましい!

    アニメ大好きな妄脳小学生だった自分には夢の高校生生活漫画。脳内で冒険したりとかマイキャラクターとかつくったりしたなあ。好きなアニメでニューキャラクターを読者が葉書に描いて応募すると、そのキャラクターがアニメに登場!という夢のような企画にも応募した。あの頃は自分なりの【最強の世界】を作るのが楽しかった。

    主人公の電撃3人娘のバランスが最高!
    ひとりでは動き出せなかった浅草さんも、親友金森さん、高校生になってから出逢った水崎さんとチームを組めば最強になれる。
    一巻最後の生徒会との対決シーンで金森さんの詭弁でも太刀打ち出来なかったのに、浅草さん=制作者の熱意で扉が開く展開が胸アツ。
    はじめて’みんな‘で作った作品をみられた時には心踊った。

    電撃3人娘が自分達が作っている作品世界を『冒険』するように読者である私もこの『映像研には手を出すな!』で『冒険』できた。

    彼女達の活躍を応援していきたい。

  • 妄想はインターネットではなく現実で広がる

    今自分が背負っているものはカバン、本当にそれだけ?
    妄想の世界ではそれがプロペラにもなり得る

    アニメーションの強みは妄想を現実にできること。現実にはできないことをアニメーションに託すのだと思う。

    その動き一つに最高のリアリティを作り上げるクリエイターは誰のために力を注いでいるのか、それは自分のような人のためにだと思う

    普通の人が見ればただの数フレーム、数秒のシーンかもしれない。漫画の一コマは普通の人は5秒もそのコマを見ていることは少ないかもしれない。
    でもその1シーン1コマに命を注げば、自分のような人に感動を与えられるかもしれない

    そんな1コマを見たい人はこの漫画を読むべき

  • 第24回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表。アニメーション部門の大賞は『映像研には手を出すな!』 | デザイン情報サイト[JDN]
    https://www.japandesign.ne.jp/news/2021/03/58565/

    映像研には手を出すな! | NHKアニメワールド
    https://www6.nhk.or.jp/anime/program/detail.html?i=eizouken

    大童澄瞳「映像研には手を出すな」 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
    https://bigcomicbros.net/work/6227/

    映像研には手を出すな! 第1集 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
    https://bigcomicbros.net/comics/30754/

  • 女子高生達が、アニメーション作品を作る話です。
    言ってしまえばそれだけで、例えばそこに至るまでにある障害をものともせず、なんならアニメーションの力で乗り越えていくような作品です。

    自分もアニメ制作の仕事をしていましたが、売上げとか納期とかつまらない人間関係とかを何も考えずに、ただ自分の作りたいものを作りたい、と思ったことがあります。
    そういうとき、例えば彼女たちのように、ただ創作だけに集中できる環境があれば……と思うことはありました。
    そういう意味で、自分も学生時代にこういう青春を送りたかった。彼女たちがうらやましい。と思います。
    が、その反面、彼女たちに負けないように頑張らねば、と創作意欲が沸いてくる作品でもありました。

    全てのクリエイターにオススメできる作品だと思います。

  • アニメから大好きだけど漫画も良い。
    天才アニメーターの側には必ず敏腕プロデューサーがいるというのがとても良い。
    見開きのところワクワクするね〜。
    学生たちが教師より権力持ってて、法を侵さない程度に縦横無尽に行動してるところとか、団地が川の上にあるとか、コインランドリーの秘密基地感とかいちいちオタク心をくすぐってくる。青春なんだけどおそらく本人たちがそれに気づくのは数年後なんだろうなぁ、と来年社会人の私は思います。

  • アニメもドラマも映画も観たのに、原作未読という状況だったので、これはいかんと思い立って既刊大人買いした「映像研には手を出すな!」です。

    浅草さんの妄想が爆発して、現実との境界を踏み越えてごちゃ混ぜになるところがたまらないのですが、あれは映像化したものを先に見ていたからこそ、彼女の爆発についていけたのだと思います。

    しかし、芝浜高校自体が既に妄想を現実化したようなもので。学校は学生には身近な場所ですが、自分が関わらない場所は未知のフロンティアがたくさんあるものです。その既知と未知の隙間に生まれるのが学校の怪談だったりするのですが、浅草さんの舞台設定は怪談という狭い世界を作ることを好まず、どんどん世界を作り上げて広げてゆきますね。それを補完してしまいそうな材料が転がりすぎている芝浜の立地。学生生活なんて送っている場合じゃないでしょ、授業の時間が勿体無い。探検しようぜ。
    秘密基地を作ったり、いつもと違う通学路で帰ったり、ということが大冒険だった小学生の頃の興奮。それを濃縮して純度を高めながら、次から次へと新たな興奮が継ぎ足されるような感覚。わくわくが止まらんです。
    映像研の3人の黄金時代となる物語。〜時代と括るとどこかで終わりがきてしまいそうですが、多分この3人はどこまでも黄金時代を続けてゆくような気がする。モラトリアムの学生の今を使い尽くして、その先へ。浅草さんの妄想想像が終わらないように、その先へまだまだ先へ。

  • 岡田斗司夫さんが動画で面白い!と言ってるのを見て購入。わはは、間違いない。面白い。金森さんが良い。この嗅覚と判断力が良い。#漫画 #コミック #映像研に手を出すな

  • 原作は未読。アニメで初見。
    面白い。作画、テンポ、声優、オープニング、全部良い。
    一番は、形のないものが、徐々に出来上がっていく過程のキャラ達の「共感力」。仕事に直結するテーマだなと感じた。俺も絵が描けたらなー、と普通の営業マンが羨ましがってみた。

  • アニメ化が決まったので手を出してみた。
    アニウッド大通り亡き今、割とちょこちょこあったアニメ制作系のマンガがほとんど読まなくなっていたけど、こんな大物があったとは。
    これはアニメで見ると、えらい効果的になるんだろうなぁ、と思いつつ、漫画だからこそでもあって、これはすごい。
    実名作品も出てくるので、あの漫画の二の舞にもならないといい。

  • 衝撃映像って3万円で売れるんだな…
    でも無重力下でもラーメンを啜れる重力制御ラーメンどんぶりは買えない…(笑)

全61件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

漫画家。1993年、神奈川県生まれ。2016年、「映像研には手を出すな!」でデビュー。2020年にはシリーズ累計100万部を突破。その後、アニメ化・実写ドラマ化もされた。自宅の庭のビオトープづくりを熱心におこなっている。

「2023年 『自宅で湿地帯ビオトープ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大童澄瞳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×