田中圭一の「ペンと箸」: -漫画家の好物- (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091893116

作品紹介・あらすじ

描いたのは全部「田中圭一」です

天才漫画家・田中圭一が、著名漫画家のご子息にインタビューをし、家族の生き方や、漫画の描き方などをその漫画家の筆致で描いた23名分をまとめた1冊です。ぐるなびサイトの中の人気連載を丸ごとオールカラーでまとめました。
登場するご子息様、お嬢様は、以下の23名です。
ちばてつや先生のご子息様
手塚治虫先生のお嬢様
赤塚不二夫先生のお嬢様
山本直樹先生のお嬢様
西原理恵子先生のご子息様/お嬢様
ジョージ秋山先生のご子息様
江口寿史先生のお嬢様
吉沢やすみ先生のご子息様
池上遼一先生のお嬢様
いがらしゆみこ先生のご子息様
魔夜峰央先生のお嬢様
ゆでたまご(中井義則)先生のご子息様
中島徳博先生のご子息様
上村一夫先生のお嬢様
かわぐちかいじ先生のお嬢様
矢口高雄先生のお嬢様
諸星大二郎先生のご子息様
石坂啓先生のご子息様
平松伸二先生のご子息様
相原コージ先生のご子息様
うえやまとち先生のご子息様
畑中純先生のお嬢様
永野のりこ先生のお嬢様
おもしろくて、ためになって、泣けて笑える漫画です。


【編集担当からのおすすめ情報】
有名漫画家さんのご子息が、知られざる私生活や聞いたことのない裏話を、思い出の食べ物を通して語ることは、今までありそうでなかったこと。おまけにその漫画家さんが描いたかのような表現は驚かされます。どこから読んでも、いつ読んでも、楽しくおもしろい、希有なグルメ本の誕生です。

感想・レビュー・書評

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  • あのお下劣「神罰」の田中圭一が、「うつヌケ」に続き、大変意義深い本を出した。
    漫画家、家族、グルメ。
    息子に「鵬(とも)」と名付けるあたり、諸星大二郎のセンスに納得。
    諸星大二郎の回、上村一夫の回は紙質を変えるというテクニック。
    レジェンド漫画家もすごいし、田中圭一もすごい。
    次はネットで時々見ていた「若ゲのいたり」も本で読みたい。

  • 憑依漫画家・田中圭一が描く
    マンガ家さんの好物から描く家族の話。

    もう~何よホントに…この本よすぎる!

    田中圭一先生がその漫画家さんの絵のタッチで描いているのですが…
    もうね、どれもその漫画家先生が描いている感じの
    特徴をよくつかんだ絵なんですよ~。
    くぅ~!すごすぎる。

    そんな絵で、家族しか知らないエピソードを語られたら…
    ホロリですよ!ホロリ!
    かわぐちかいじ先生の回は泣いた!!
    他にも中島徳博先生とかの回も必見!

    あと個人的に好きなのは諸星大二郎先生が実物の人物だったってことがわかって(ってすみません!魑魅魍魎かと思ってたので)よかった~。

    でもこんな本ができるのはやはり田中圭一先生の腕だわ~。
    イヤ~ホントにすごいです。

    永久保存版にしたいぐらいこの本、好き!

  • こんなにいい本だったとは。「うつヌケ」に続き、「お下劣漫画家」田中圭一を見直してしまった。有名な漫画家の家族を取材して、どんな食べものが好きか語ってもらい、それをその漫画家の絵柄で描くという、何重にもハードルの高そうな企画。

    とにかく絵がうまい!江口寿史とか矢口高雄、池上遼一といった画力の高い漫画家たちの絵を、本人そのままのタッチで再現していて、これにはまいった。単に絵柄をまねるだけではなく、背景や構図、色の具合に至るまで細かく考えた末の出来上がりのようで、いやまあ、こうした絵を眺めるだけでも値打ちがある。

    加えて、食べものの話から見えてくる、それぞれのドラマにぐっとくる。ネット連載時に最も反響が大きかったという、吉沢やすみの回にはやはり泣けてしまった。好きだったなあ「ど根性ガエル」。大ヒットが出た後のギャグ漫画家の人生って本当に厳しいものだとあらためて思う。

    23人の漫画家が登場するが、どの人も味わい深い。おそらく一番似ている度合いが低いのが、仲良しの西原理恵子だっていうのがおかしい。他の本の対談で言ってたとおり、田中圭一は線がきれいなんだよね。サイバラの線は天才だとも言える。

  • 田中圭一氏の作品「田中圭一の「ペンと箸」: -漫画家の好物-(2017)」を読了。

  • 有名なマンガ家さんのご子息と対談し、それぞれの家庭での
    「食」にまつわるエピソードを披露していただく短編連作。
    「食事」という要素を通して、各マンガ家さんの「親」としての姿、
    またそんな「親」の姿を、ご子息方はどう見てきたのかが描かれます。
    そこには、特殊なお仕事ながらの「家庭」「親子」の姿が…。
    エピソードの感慨はもちろんながら、毎回そのマンガ家さんのテイストを
    見事にトレースする田中圭一さんの画力にも注目です(^^)。

  • イタコ漫画の実力も去ることながら、大先生達の親としての顔、普段を垣間見ることが出来てとても興味深かった。

  • 一人ひとりのページ数を倍にしてほしい
    店の情報をもう少し詳しく載せてほしい

  • 登場する漫画家が大物ぞろい!
    素晴らしいインタビューにくわえて
    その上 田中圭一先生の
    画力がすごい!!
    ほろりとしたエピソードの数々に感激します

  • なんて素敵な企画の漫画なんだろう。是非、続編を読みたい。

  • ぐるなび連載(そのときひとつふたつ目にしていた)、有名漫画家のこどもに取材した家庭での素顔や思い出話を思い出の料理やお気に入りの料理とともに。しかも画風(登場するキャラもコマの展開の仕方なども)はどれもその漫画家風という念の入った企画。マンガのネタになっているおこさまあり(西原理恵子さんとこや石坂啓さんとこ)、同じマンガ関係の道に進んでいるおこさまあり(手塚治虫さんほかけっこう多い)、親子関係良好で個性的な道を進んでいるお子さんが多いという印象(まあそういう家庭でないと取材に応じてくれないのだろうけど…)。

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著者プロフィール

1944-2018年。新潟県佐渡郡金井町生まれ。新潟大学人文学部経済学科卒業。高校教諭を経て、67年京都大学国内留学、88年筑波大学教授、94年群馬県立女子大学教授などを歴任。従来の、武士を中心とした「日本近世史」の史観に異議を唱え、当時の一般庶民である百姓こそが時代の主役であったという視点を、村々に残る史料をひもときながら主張しつづけた。著書に『佐渡金銀山の史的研究』(刀水書房、第9回角川源義賞)、『帳箱の中の江戸時代史』(刀水書房、新潟日報文化賞)、『日本の江戸時代』(刀水書房)ほか多数。

「2022年 『百姓の江戸時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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