- 本 ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784091897039
作品紹介・あらすじ
動物の悲鳴に耳を傾けて!!!
繁殖業者、生体展示販売、引き取り屋、殺処分…………
ペット流通において、
その命はどのように扱われているのか。
誰かと共に生きたくて、
生まれてきただけのペットが
我々の想像を超える状況に置かれていることがある。
声なき声に、
力を与えるも
殺すも人間。
アニマルシェルターの所長を務める天原士狼と
獣医師の獅子神太一は厳然と立ち向かう――
【編集担当からのおすすめ情報】
『獣医ドリトルを熱筆した原作/夏緑、作画/ちくやまきよしが
再びタッグを組み、取り組んだテーマは“ペット流通の闇”です。
例えば、ペットショップで売れ残ったペットたちが
どこへ行くのかを想像したことはあるでしょうか?
本作品に協力いただいている女優の杉本彩氏は、
「動物の痛みや苦しみを想像し、その叫びに耳を傾けて!!」
と声高に訴えます。
私達がまったく意識していない部分に大きな闇が隠されています。
杉本氏に共感した夏緑氏とちくやまきよし氏が
魂を込めて描く『しっぽの声』、是非ご一読ください!!
もう目を背けてはいけません!!!!!
感想・レビュー・書評
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子供のころ、田舎で暮らしていましたが、ノラも家猫も同じようにえさを上げるのが当たり前で、お米を作っているお百姓さんだったので、ネズミを捕ってくれるネコはどの家でも可愛がっていた記憶があります。
都会で暮らし始めて50年近く経ちますが、ネコや犬が飼えない集合住宅暮らしということもあって、ベランダに時々やってくるノラの相手をするくらいですが、ネコや犬は好きです。
このマンガを読んで、そういう悠長な気分が、もう時代遅れなのかもしれないとつくづく感じました。ネコでも犬でも、生き者である前に、「人間にとって」という条件が付いて、「商品」であったり「かわいい」の対象であったりする。なんか変ですね。人間同士も、そのうちそうなるのでしょうか。
感想をブログに書きました。読んでいただければ嬉しいです。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202012050000/ -
日本のペット事情、動物愛護は絶対におかしい。
そして実態を知らない人が多すぎる。
漫画という手に取りやすい、かつダイレクトに伝えられる形を以って、教えてくれる一冊。
ぜひ沢山の人に読んで、広まってほしい。 -
繁殖業者やペットショップの安売り、保健所のことなど。
『美味しんぼ』の料理の部分がまんまペット業界の闇に変わっている構成と感じました。
クリスマスプレゼントにペット買うような想像力の乏しい日本人は読むべきだし、法律も人間だけを守るもんでもなかろうて。
寄り添う人間が1人でも増えますように。 -
愛玩動物飼養管理士の勉強をしたことがある。
どうしても仕事が重なり、試験に臨むことはできなかったが、良い経験をしたと思う。
けれどそれは机の上の話だ。
実際の多頭飼育崩壊現場なんて見たこともないし、自分の世話で精一杯でボランティア活動に参加したのも1回切り。
それでもまだ、 "しっぽの声" を知っている方なのだなと思った。
杉本彩氏が協力に入っている、読まなきゃ、と急かされるように本著を買った。
今まで飼ったことのある "しっぽ” のある子たちに、あったかい家を作ってやれていただろうか、と自問自答しながら読んだ。
現在は15歳になる犬と暮らしている。
最期まで、あったかい家を。読み終わってそう思った。 -
ペットとして犬猫を飼う前に読んでおいた方がいいですね。
児童虐待も頭に浮かんできてしまう悲しい現実だ。 -
全13巻。ペット業界、動物愛護等に関する問題提起漫画。
犬猫に限らず、動物達と人間との関わりの中で引き起こされる様々な問題を、主人公達が解決しようと奮闘する。
可愛いの裏側にある厳しい現実、可哀想だけでは救えない現実、ペットを飼った事が無い人にも広くお勧めしたい。
内容に反して主人公が型破りに行動的なので、テンポ良く読みやすい。 -
辛いけど知らないといけない現実
ちくやまきよしの作品





