諸星大二郎劇場 第1集 雨の日はお化けがいるから (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 173
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091897732

作品紹介・あらすじ

不思議で奇怪な新作、満載。

怪異な世界と通じる祭り。
日常に潜む不気味な出来事。
今、最も身近な怪獣の物語。
意志を持ってしまった影……

鬼才・諸星大二郎が描く、
コミックス初収録の奇怪譚、満載。

あなたはきっと
まだ見ぬ不思議に遭遇する。



【編集担当からのおすすめ情報】
『ビッグコミック増刊号』にて好評連載中の「諸星大二郎劇場」で掲載された読み切り作品を中心に、人気の短編シリーズや、傑作読みきりを収録。
その全てが諸星大二郎短編集に初収録されるものばかり。必見です!!

「闇綱祭り」
「雨の日はお化けがいるから」
「ゴジラを見た少年」
「影人」
「(眼鏡なしで)右と左に見えるもの」
「空気のような…」
「怒々山博士と謎の遺跡」
「怒々山博士と巨石遺構」
「河~クーリング・オフ~」
「河~上流からの物体X~」
「河~欲しいものは河を流れてくる~」

感想・レビュー・書評

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  • ■闇綱祭り ★
    ■雨の日はお化けがいるから ★
    ■ゴジラを見た少年 ★
    ■影人
    ■(眼鏡なしで)右と左に見えるもの~エリック・サティ氏への親愛なる手紙~ ★
    ■空気のような…

    ■怒々山博士と謎の遺跡
    ■怒々山博士と巨石遺構

    ■河畔にて 第1話 クーリング・オフ ★
    ■河畔にて 第2話 上流からの物体X
    ■河畔にて 第3話 欲しいものは河を流れてくる

    @

    とりとめのない短篇集だなぁと思ったが、少し時間を置いて思い返すと、味わい深いもの多し。
    「闇綱祭り」は2013年、「ゴジラを見た少年」は2015年、というだけあって、時事ネタ盛り込み。
    萩尾望都が取り組んだ仕事と共鳴しているのではないか。
    「雨の日はお化けがいるから」は好き。
    モロ☆先生は子供を描かせると凄いな。
    あと「河畔にて」の連作、結構好き。
    全然内容がつながっているわけではないが、なんとなくつげ義春の「退屈な部屋」などの若夫婦モノを連想したりした。

  • 諸星大二郎氏の作品『諸星大二郎劇場 第1集 雨の日はお化けがいるから(2017)』を読了。タイトル作の「雨の日はお化けがいるから」と「ゴジラを見た少年」が特にお気に入り。

  • 民俗系伝奇物、中国物、怒々山博士と近作の色々。
    表題作のあもくんが、良いかな。

    諸星大二郎劇場/第1集。
    まだ続くわけだ。チェックしとこう。

  • 「闇綱祭り」★★★
    「雨の日はお化けがいるから」★★★
    「ゴジラを見た少年」★★★
    「影人」★★
    「(眼鏡なしで)右と左に見えるもの」★★
    「空気のような…」★★★
    「怒々山博士と謎の遺跡」★★
    「怒々山博士と巨石遺構」★★
    「河畔にて」★★

  • 影がなくても影が薄いから気づかれないで笑った
    「空気のような…」の最後のコマのインパクトよね

  • うーん。
     時事ネタを取り入れ出した諸星大先生のアレがー
     『空気のような・・・』は何となく怖かった。
     『雨の日はおばけがいるから』あもくんが出張してゐる。
     他は、怒々山先生が、なんかあの 老けたなぁ、みたいな。ど次元へ行ってた頃はまうちょっとアレだったのに。
     他。うーん。支那の話とかはまぁこんなんでせう。エリック・サティの何とかも、まぁ何回か読んでるけど。
     川の何とか うーん。

  • 現実と幻想の合間をうまいこと描く。
    そこに挟まっているのは、禁忌だったり初恋だったり警鐘だったり。それによって、読後の感情がゆったりと振るわされてしまいます。
    という前半の3つの短編が好きです。

    怒々山博士のいいけどね。ドリフみたいでさ。

  • 巻末の「河」三部作は、吾妻ひでお作品を諸星大二郎氏が演じたらこうなるみたいな感じがした。

  • あもくんがかわいい!雨の日におばけがでたり、お祭りで綱引きしてたらうっかり死にそうになるという日常の異界、諸星大二郎はほんとに天才だと思います

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著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、SF等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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