月曜日の友達 2 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.34
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本棚登録 : 164
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091898005

作品紹介・あらすじ

君はひとりじゃない。

中学1年生、2学期。

月野という友達ができ、月野の家庭の事情を知り、
どんどん月野との距離が縮まっていく水谷。

しかし、月野に何かお返しをしたいという水谷の
けなげな思いが、ちょっとしたすれ違いを生んでしまい…

第1集が「このマンガがすごい!」オトコ編(宝島社)第4位に
選ばれた本作、満を持しての第2集、完結巻。

朝井リョウさんほか、著名人の方々が推薦!
大人と子供の狭間を、懸命に生きる中学生の物語!
中学生だったあの頃が蘇る、煌めくような感動があります!!

【編集担当からのおすすめ情報】
「何度も読み返して泣いた」「魂が震えた」「鳥肌立った」
「紙をめくるたびに勝手に涙が出てきてしまう」など号泣者続出の第2集。

思春期に誰もが通るだろう思い。
人を傷つけてしまった痛みを悔いること。
そして償うべく、自分をつらくあるべきことを考えること。
そんな痛みを超えて、未来への一歩を踏み出していくこと。
大人になる上で大切な経験がここに描かれているように感じます。

本当にすばらしい作品です!!

感想・レビュー・書評

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  • 帯を糸井重里、朝井リョウ、秋田ひろむが書いていて、はいはい「泣いた」と書いておけばいいのよねーなんて斜に構えた感想を持ってしまった。
    が、実際読んでみると、確かにこの感想を言葉にするのは難しい。
    し、実際に泣いてしまう。
    ああこれは「櫻の園」と同じく一生涯の漫画になりそうだ。

  • 熱はないのに頭の中の靄が晴れない感じなので、作品をきちんと頭で考えて読めてないので読了記録はまた今度にするが、元気少女の見本みたいな水谷が脳内で物を考える時に選ぶ言葉は「文学」としか言いようがない言語能力を持っていて、月野がきちんとそれに気付いている事、ここが一番好きかもしれん。
    恐らく中学のクラスにさり気なく居る「美少年」なんだよね…透き通るような白い肌に、透明感を湛えた瞳、それらに何の価値も見出さず、自分は何も持ってないと言う月野は、少年の外見が移ろい行く一過性のものである事も気付いちゃってるんだろうなぁ…
    外見が生む誤解とか、損だの得だの、そんな自尊心を肥大させるものよりも既に「自分の存在する意義」とか「価値あるものになりたい」とか、中身について真っ向から向き合ってる中学生…物凄く真面目に生きてる彼らを見てると自分磨きや自分へのご褒美で外見磨きをする現在大人の拙さを思う。
    『月曜日の友達』、体調が絶不調の時に読んだので、第一印象に迷いがあるんだが、月野と水谷の間に男女の恋愛感情的なものは無い、と感じたんだよ。タイトル通り、どこまでも「友達」の話だな、と感じた。100人の知人が居て、誰かに電話すれば直ランチに行けるより、たった一人でいいな、と思った。
    この作品を読み切れてないが、大人って子供を救わないな…って。なんで物わかりの良い子供にしてしまうのかな、って。大人にも事情はあろうが、子供に背負わせて甘えていいのか?大人としての矜持は?って。小さな子供の存在同士がこんなにも真摯に「生」に向かっているのに…

  • なんだよこれ、最高かよ。
    詩的なキラキラ感、まだ色んな未来が詰め込まれた中学校生活の中の一瞬のキラメキ

  • 阿部共実は『ちーちゃん』で実力の高さは知っていて、でもそれ故に回復不能な傷を負うことが怖くなってそれ以降遠ざけていたんだけど、今作はamazarashiのMVを見て、どうも『ちーちゃん』のような思い読後感にはならないかな、と思いこわごわ手に取った。

    不思議なことに、というのか、『ちーちゃん』の再来は望んでいなかったはずなのに、あれを読んだ後だと「あれ?前評聞いてたほどのインパクトはない?」という肩透かし感すら若干あったりする。それだけにあの作品の衝撃が強かったということではあるのだが、重さではなくて、どちらかと言えば軽やかさを持って、詩のような読後感のあると言ったらいいのか、そういう作品。少しくたびれて帰ってきた夜などに、お気に入りの小説のような感覚で布団に寝転がりながらさくりと読み切って、ほんの少しの痛みと懐かしさと、そして救いを抱きしめながら眠りにつきたいような、そういう作品。

  • 大人と子供の狭間を、懸命に生きる中学生の物語!
    満を持しての第2集、完結巻です。(Amazon紹介より)

    久しぶりにグッときました。
    子どもから大人に成長していく思春期の真っ只中で、辛いこと、嬉しいこと、その過程で気づいていく様々なこと…。そんな「生きてる!」という感情を感じなくなってどれぐらい経つだろう。いつの間に大人になることは我慢の積み上げだと思うようになってしまったんだろう。大人になった今だからころ、忘れていた大事な気持ちを思い出させてくれる物語でした。

  • この人の作品は本当に引き込まれる。天才がまた最高の作品を置いていった。綺麗な物語。

    (ネタバレあり)
    火木が月野にまとわりつくのに無意識に嫉妬する水谷可愛い。
    水谷が月野に惹かれるも月野は応じない展開も予想されたが、最後は両想いとなり一安心。
    火木が月野と水谷の二人の友達に。月野と水谷がすれ違うのを火木が加わることで、月火水木と連なる。これは偶然でなく意図したやろ!素敵!
    いつものグループで仲良い女子は土森で、男子は日向。こいつらは集まる運命だったんだなあ。
    ちなみに金曜日は金石先輩。出番が少ないが、水谷の悩みを「恋の悩み」と言い当てる。

    火木は荒っぽいけど、根は素直でお兄さん大好きで、きちんと月野に謝るし、仲直りした水谷にも甘えるし良い子だわ。
    大好きなお兄さんをけなした水谷は頂けない。
    しかしきちんと悪い点は謝った上で言いたいことをズバリ言う水谷も芯が通ってる。
    どっちも好きです!!

    月野のことを想って取った水谷の行動が月野を傷付けてしまう。
    「月曜日の約束はもうやめようか。」
    と言われた水谷の泣きそうな何で?って表情が絶妙。
    「友達にならせてしまってごめんね」
    なんて言うなよ月野。おれも泣きそうになったよ。

    月野と話せなくなってからの水谷の輝きが失われた感じ、まさに失恋って感じ。
    水谷の趣味嗜好の変化も、淡い恋心もまさに大人に至る過程ですよね。

    水谷の名台詞
    「人が自ずと特別になるんじゃない。人の心が人を特別にするんだ。」「お前はとっくに、私の中でくるおしいくらい特別になってしまっているんだよ!」
    こんなこと言われたら惚れてまうやろ。

    月野は月野でプロポーズの言葉が詩的で良いね。
    この作者、登場人物のセリフの語感に気を配ってる感じがしますね。
    あえて最後皆がどうなったかを書かないところが憎い。
    この物語はあくまで青春、大人になるための過程を描くものだから、結果は必要ないということなのだろうか。

    地味に朝井リョウさんの「この本の中に閉じ込められている全てのこと。思い出せなくなる前に、描いてもらえてよかった。」という帯感想が好きです。

  • 糸井重里の帯は捨てます。

  • 瑞々しい刺々しさ。それが痛々しく突き刺してくるが、此れまでの作品群とは違って毒々しさが翻って作用し、濁りも曇りも濾しとり、その上澄みを丹念に掬い取って清濁併せ呑みこんだ、そこには何処までも澄み渡った、払拭していく躍動した息吹を感じさせる清澄な読後にはただただ圧巻と。
    読んでいて思ったのだが、松本大洋「GOGOモンスター」が幾度となく重なった。四季というサイクル、学校、超自然現象、子供から大人へと変わりゆく移ろいを独創性ある世界観で文学性、詩的に綴る様がそう思わすのかも知れない。

  • ああなんという読後感、
    みんな通る道を幸せに走り抜けた少年少女の記録だ。
    悲しく苦しいあの時期をたった二冊の簡潔な漫画で表現してある。

    是非

  • 「きっと私はこの星の人間じゃないんだ」

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