風都探偵 (2) (ビッグコミックス)

  • 小学館
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本棚登録 : 390
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091898500

作品紹介・あらすじ

『仮面ライダーW』正統続編始動!

かつて巨大な悪の組織によって、
人間を魔人に変えるガイアメモリがばらまかれた街・風都。
組織の壊滅後も、街に残されたメモリを使った超常犯罪は続いていた。

私立探偵・左翔太郎とフィリップは、
メモリによって変身した怪人・ドーパントと対峙する時、
自らもまたメモリの力で仮面ライダーに変身するのだ!!

平成仮面ライダーシリーズ最高傑作との呼び声も高い
『仮面ライダーW』が漫画に舞台を移して再始動!!
これで決まりだ!


【編集担当からのおすすめ情報】
脚本の三条陸氏をはじめ、監修にテレビシリーズのプロデューサー・塚田英明氏、クリーチャーデザインに寺田克也氏を迎え、TVで観たあの『仮面ライダーW』の世界観を完全に再現! ミュージアムが滅び、フィリップが生還を果たしたTVシリーズ終了後の風都を舞台に、街に残されたガイアメモリを使用する犯罪者とのドラマ、そして徐々にその姿を現す新たなる闇の勢力との対決が描かれます! 紙版の帯コメントは1集が左翔太郎役・桐山漣氏、2集がフィリップ役・菅田将暉氏。寺田氏のデザイン画も収録したファン必携のアイテム! 1エピソードごとに完結する探偵ドラマなので、ここから平成仮面ライダーの世界に触れてみたいという方にもお勧めです!

感想・レビュー・書評

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  • ゲーム会社のプログラマー兼アイドルの風祭メグに殺人予告が届く『最悪のm』。ときめの行動が原因で深手を負ってしまった翔太郎。そんな中でも仲間のことを考えて言葉をかけるのがカッコいい。
    「たとえ自分が望んでない力でも、それで誰かが喜んでくれるなら、ないよりある方がいい」
    メグにかけたこの言葉も好き。誰かのために力を振るうって仮面ライダーの信念だよね。

    事務所の仲間に加わったときめ。翔太郎を傷つけてしまい、フィリップと衝突する中、自分の役割を自覚していく流れが自然でよかった。
    「今は…探偵の助手だ!だからおまえを邪魔する。後先考えないで彼女を守る。探偵がいつもそうしてるように…!助手になるって…約束したから!」
    自分の過去はまだわからない。でも、今できることや約束のために努力するときめの意志がいいよね。
    ファングジョーカーの活躍、オーロラの暗躍、その仲間たちの登場とアクションなども見所満載。

    猫探しの依頼から、野良猫の消失という怪事件へと繋がる『cは何処に』も面白かった。
    死んだ父親の最愛の猫探しということで、亜樹子に焦点が当たった回。親族たちの醜い嘘に対して亜樹子がぶつけたこの言葉が重い。
    「お父さんが大事に思っていたのは、きっと…きっと他の物だったはずなのにっ!」
    そこからの行動もスカッとしてよかった。猫回ということでミックも登場して、短編ながら読み応えがある物語だったと思う。

  • 正当続編といわれるだけあり今回も面白いストーリーだった。ときめの正体の謎も深まり続きが待ち遠しい。あと2巻のカラカルドーパントとは、実写ではなく、漫画作品だからこそ出来るドーパントのデザインに挑戦していて、そういった点でも見所がある内容でした。

  • 強烈、けれども、優しさも帯びた清廉な風が、心の澱を吹き飛ばしてくれる
    面白い、最高って表現に収めきれないほどの歓喜が満ちている
    村枝賢一先生の『仮面ライダーSPIRITS』、横島一先生の『仮面ライダークウガ』に続き、佐藤まさき先生の『風都探偵』が読める私たち、冗談や大袈裟でもなく、本当に恵まれているんじゃないだろうか
    どこ目線だよ、と非難されそうだけど、テレビ本編を楽しんでいた人も、十分に読み応えを感じる事が出来る
    これは、テレビ本編から続く正統続編だからだろう
    もちろん、『仮面ライダークウガ』もテレビ本編とは違う世界観や設定、ストーリー展開が楽しめるので、オススメだ
    あえて、内容そのものには触れない事にする、今回は
    いつもの事だが、私の拙い感想で読んだ気になられてしまっても困るからだ
    次巻からは、ガッツリと、どんだけ良いストーリーか、熱く語りたい
    とは言え、あまりにも少ない情報量では、他の漫画読みの興味を強められない
    翔太郎の甘っちょろいけど、真っ直ぐな熱さと気高さ、フィリップの冷淡なようでいて意外にプライドが高い点、何より、二人で一人って強さを貫く仮面ライダーWの格好良さは決して、揺らいでいない
    その一方で、この『風都探偵』を読んだ私の印象だが、テレビ本編では描けなかった、表現できなかった事に、漫画って形で挑んでいる、そんな感じだ
    自分たちの信じる正義に従って、ミュージアムを壊滅させ、財団Xにも小さくはないダメージを与えた、翔太郎やフィリップたちの前へ、新たに立ちはだかる闇は深そうだ
    けれども、仮面ライダーは、自分たちの勝利を信じてくれる仲間や民がいる限りは負けたりしないのだ
    (3)では、仮面ライダーアクセルの活躍場面もありそうなので、楽しみ
    また、漫画オリジナルのフォームが出るのか、そこにも期待している
    以前、どこかで『のだめカンタービレ』の作者である二ノ宮知子先生も、仮面ライダーWのファンだ、と聞いた事があるので、帯に推薦コメントを書いて貰えたら嬉しい
    (1)と(2)、どちらもグッと来る回ばかりだが、個人的に推したいのは、やはり、(1)の第5話だ
    一度こそ道を違えかけたが、交わり直した事で、翔太郎とフィリップの絆は強まり直した。そして、ついに仮面ライダーWへの変身を果たす。この展開に、グッと来ないファンはいないよ
    ただ、まぁ、我儘が許されるなら、カラーページで読みたかった、うん
    仮面ライダークウガもそうだが、白黒だと、ちょい、魅力が伝わり辛いんだよなァ。けど、そのハンデ(?)があっても、佐藤先生は仮面ライダーWの魅力を引き出そうとしてくれているので、文句はない
    この台詞を引用に選んだのは、これこそが『仮面ライダーW』の代表なので。他にもグッと来た台詞はあったのだが、これは譲れない

  • 物語完結後ってことで主人公勢が安定しすぎることを避けてか新レギュラー投入。またオリジナルのキャラ再登場もうれしい。特にミックw

    敵組織として別の「街」が出てきたり、特撮番組では描きづらいデザインの上位怪人登場も楽しい。場合によっては仮面ライダーWの新フォームも期待できるか。

    それにしても、依頼人自体が単なる被害者じゃなかってパターン多いなw

  • 感想は、初代の方に書いてあります

  • コミック

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著者プロフィール

石ノ森章太郎

一九三八年(昭和一三)、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ009』(講談社児童まんが賞)、『佐武と市捕物控』(小学館漫画賞)、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻(アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞)、『マンガ日本の古典1 古事記』など多数。一九九八年(平成一○)一月死去。

「2022年 『文庫 新装版 マンガ日本の歴史 全27巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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