- Amazon.co.jp ・マンガ (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091910110
作品紹介・あらすじ
不朽のSF、正・続2作合わせた新編集版!
宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。
感想・レビュー・書評
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大好きな作品。特にフロルが元気良くていい。見た目美少女だけど性未分化で男口調。男前な性格の天使って感じ。……続きの作品も、好きです。
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ドラマの『11人もいる』に原作があって、しかもコミックだったのとかとお邪魔したのですが、全然違い、しかも萩尾さんの作品だったのですね!
人...ドラマの『11人もいる』に原作があって、しかもコミックだったのとかとお邪魔したのですが、全然違い、しかも萩尾さんの作品だったのですね!
人が死なないミステリー、良いですね。
いつか読んでみたいです。
2018/06/08 -
しずくさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
同じタイトルのドラマがあったんですね。
それは知りませんでした(*^^*)
...しずくさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
同じタイトルのドラマがあったんですね。
それは知りませんでした(*^^*)
『僕と先生』坂木司さんの
「ないだけじゃない」というお話で
このマンガは紹介されてました。
こちらも人が死なない、日常の謎なので
よかったら読んでみてくださいね~2018/06/08
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本書は間違いなく名作古典である。
まず魅力的な登場人物が挙げられる。主人公のタダは超能力を持つが未熟であり、その能力はなんとも心許ない。そのことが仲間内で疑心暗鬼を生んでしまうところもやけにリアルである。少年マンガの定型には無いタイプの主人公だろう。
また素晴らしいのはフロルである。男女の性別が未分化の状態であるフロルは、外見は女性だが口調は男性的である。二次性徴前の女児がモデルなのだろうと推測するが、男性のぼくには想像がつかない人物像だ。しかしフロルは飲酒もするし少なくとも10代半ばか後半くらいの歳だろう。まさに「天使」的であり、その魅力は性的なもの以上に聖的に感じる。
そしてストーリーもミステリ調かつSFでおもしろい。
また「続・11人いる!」という続編の作り込みもすごくて、これはアフターストーリーと呼べないほど一つの作品として独立してしまっている。 -
再読。
1994年発行だったけど今読んでもすごく新鮮でおもしろい。それぞれが未来へ向かって歩み出すエンディングがいいな~
フロルが可愛い。 -
私にとっては三作目の萩尾作品。
11人いる!、、、SFコメディというべきか。萩尾SFは神秘的ーなイメージがあるのですが(初めて読んだ萩尾作品がA- A'だったので。)結構ドタバタ感があって良かったです。主人公はタダなはずなのに、フロルのオーラがすごい、、、笑
続編、、、実は続編のほうが好きですね、ハイ笑。まさかの11人メンバーが死んだりと滅茶苦茶物騒な作品だけど、雰囲気がすごい好みで、短編なのに色々キャラが出てくる上に凝っているのが良い。なんかさ、王子が11人いる!のときの王子とはまた違う味出てるよね。「成長してんなぁ」とか思いつつ親の気持ちで読みました。 -
昔読んだ本の中に、萩尾望都さんの漫画を読んで、漫画家になることをあきらめたという一文があったのを覚えていて、いつか読んでみたいとずっと思っていた。そんなにすごい漫画家なのか?と思いつつ数ある作品の中から本書を選んでみた。
絵の雰囲気は、嫌いではないし、物語にも引き込まれる。本書は座敷童風なお話を宇宙船の閉ざされた世界で展開する傑作SF作品だ。
ほかの作品も読んでみたくなった。「ポーの一族」という作品がなぜか気になっている。エドガー・アラン・ポーを思い浮かべるので、ミステリアスな物語なのだろうか?とか、恐怖を喚起するような話だろうか?とか、勝手に想像を膨らませてしまう。 -
自分はこれまで少女漫画というものをほとんど読んでこなかったけれど、本作を読んで「濃さ」に圧倒された。萩尾望都だからこそかもしれないけれど、一概にはいえないが男性向けコミックがふと、ものすごくセンチメンタルで未成熟な世界に思えた。
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SF漫画では傑作と名高く、ずっと前から気になっていたのですが文庫版をついに手に取りました。20年近く前の作品とは思えないほど楽しく読めました。
閉塞された空間、誰が11人目なのか分からない不信感、次々と船員たちを襲うトラブル。そんな中、破天荒で熱くなりやすい可愛いフロルが円滑油となって良い味出してます。
中島らもさんのあとがきも秀逸。
著者プロフィール
萩尾望都の作品






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