11人いる! (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館 (1994年12月10日発売)
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レビュー : 298
  • Amazon.co.jp ・マンガ (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910110

感想・レビュー・書評

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  • SF漫画の傑作!といわれる作品。1975年に描かれた漫画なんだけれど、今読んでもぐいぐい引き込まれ面白かった。何で今まで読まなかったんだろう。たぶんSFというジャンルに難しそうであまり興味が湧かなかったんだと思う。これを機会に食わず嫌いだったSFにも挑戦してみようと思う。

    とはいえ、なぜこの漫画を読んでみようかと思ったのか。それは、この「11人いる!」がミステリ小説などで紹介されていたから。へぇー、SFミステリ漫画か、ちょっと気になる、いやいやとても気になる……というわけで、今更ながら手にとってみたのだ。その結果、ミステリ漫画としても舌を巻くほどの傑作だった。
    ストーリーは難しくない。宇宙大学へ入学するための最終テストは、10人1組で宇宙船に53日間乗船すること。1名でも落伍者がでた場合は、全員不合格。ところが、乗船してみればなぜか受験者は11人いる。そして、息つく間もなく船内で爆発が起こる。それを皮きりに、彼らには次から次へと試練が訪れる。11人目の人物が何か陰謀を働いているのか……
    11人のメンバーは疑心暗鬼になりながらも、直感力を持つタダと美しい容姿のフロルを中心に、何とか試験に合格するために力をあわせていく。
    11人目のメンバーは誰なのか。一体何の目的があるのか。メンバーたちは、合格することが出来たのか、結果はいかに……

    もちろんSFとして、宇宙船での生活や、個性豊かなメンバーたちのキャラなどハラハラドキドキしながら楽しめる。そしてミステリとしても11人目が分かれば、あ、なるほど!と謎は意外と簡単なものなんだけど、人が死なないミステリが好き、古典的なミステリが好きという人にはおススメかも。

    とにかく、陰謀!陰謀!とわめく王さまであるバセスカはあんまり良いところがなかったけれど、一緒に収録されている「続・11人いる! 東の地平西の永遠」では、悩み苦しみ、悲しい友との永遠の別れを経験しながら立派な王さまに成長していく姿を見せてくれた。タダとフロルの関係も可愛らしくて見逃せない。

    • しずくさん
      ドラマの『11人もいる』に原作があって、しかもコミックだったのとかとお邪魔したのですが、全然違い、しかも萩尾さんの作品だったのですね!
      人...
      ドラマの『11人もいる』に原作があって、しかもコミックだったのとかとお邪魔したのですが、全然違い、しかも萩尾さんの作品だったのですね!
      人が死なないミステリー、良いですね。
      いつか読んでみたいです。
      2018/06/08
    • 地球っこさん
      しずくさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      同じタイトルのドラマがあったんですね。
      それは知りませんでした(*^^*)
      ...
      しずくさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      同じタイトルのドラマがあったんですね。
      それは知りませんでした(*^^*)
      『僕と先生』坂木司さんの
      「ないだけじゃない」というお話で
      このマンガは紹介されてました。
      こちらも人が死なない、日常の謎なので
      よかったら読んでみてくださいね~
      2018/06/08
  • SF漫画では傑作と名高く、ずっと前から気になっていたのですが文庫版をついに手に取りました。20年近く前の作品とは思えないほど楽しく読めました。

    閉塞された空間、誰が11人目なのか分からない不信感、次々と船員たちを襲うトラブル。そんな中、破天荒で熱くなりやすい可愛いフロルが円滑油となって良い味出してます。
    中島らもさんのあとがきも秀逸。

  • 永遠に輝くNO.1作品!!
    宇宙大学入学試験。
    最終選考に残った各星から集った優秀な学生たち。
    最後の最後、最終試験は、宇宙船に乗っての実地試験。
    10人1船のはずなのに、なぜか11人いる!
    さて、これは?事故なのか、故意なのか。
    とにかくみな、様々な事情で試験には受かりたい。
    ということで、そのまま宇宙へと旅立つ。
    ああ、何度も何度も読むけど、この面白さはたまらない。
    簡潔にして、深い。
    テンポも笑いも深刻さもなにもかもがちょうどいい。
    最高です!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「簡潔にして、深い。」
      さらに力強い。もっと言うなら非日常の中の日常の表現が素晴しい。
      「簡潔にして、深い。」
      さらに力強い。もっと言うなら非日常の中の日常の表現が素晴しい。
      2013/03/19
  • 萩尾望都6作品目、その中では最も気楽に頭を使わず読めた。前半は10人のハズが11人いる!と言う謎解き話、後半は同メンバーの続編で国々のイザコザの中をタダとフロルが命懸けハネムーンをカマス。フロルのキャラのおかげで漫画の雰囲気が珍しく明るい、笑。

  • 自分はこれまで少女漫画というものをほとんど読んでこなかったけれど、本作を読んで「濃さ」に圧倒された。萩尾望都だからこそかもしれないけれど、一概にはいえないが男性向けコミックがふと、ものすごくセンチメンタルで未成熟な世界に思えた。

  • 様々な惑星から集まった人々。
    地球規模でだって、多様性は様々。
    それぞれの生き方考え方を認めていくことは大切だよな、と思いました。

  • 古本屋で見つけて衝動買いしました。
    有名なのでオチも知ってたんですが、普通におもしろかった。
    疑心暗鬼で常に不穏な心理状態が続いとるはずやのに、フロルがいい感じにバランスとっとってかわいかったw
    続編はぜんぜんSFやなかったけど、こっちはこっちで雰囲気あるお話やった。

  • 描かれた時代を考慮したとしても、普通程度だった…
    期待の分を損した感じだった。

  • 萩尾さんのSF漫画の中で、個人的に最も好きな一編。何度読み返しても新鮮で面白い、傑作中の傑作だと思う。

  • 不朽の名作!漫画だけど子供に読み聞かせ挑戦してみた。説明を挟みながらだったけれど、けっこう楽しんでくれていたみたい。フロルがお気に入りらしい。「フロル、ムキムキになっちゃだめー」だそうだ。
    劇場アニメ判も良かった。原作をほとんど変えていないし、素晴らしい。

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プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞多数。

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