ゴールデンライラック (小学館文庫)

著者 : 萩尾望都
  • 小学館 (1996年4月1日発売)
3.69
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910165

ゴールデンライラック (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ヒロインのキャラクターやエピソードが『風と共に去りぬ』を彷彿とさせる表題作と、やはり部分的に『風とともに去りぬ』っぽい(「私はまだ若いのに喪服を着なきゃならないなんて!」ってあたり。)『ばらの花びん』、そして、今里孝子さんが原作の『マリーン』の3作を収録した1冊。

    『風と共に去りぬ』はあちらの方があちらの女性を描いているから実感的だけど、日本人が海外を舞台に長編恋愛ドラマを描くとそれはやはりファンタジーになっちゃうような気がする。

    その現実と虚構の隙間を上手に紡いで物語にしているのが、萩尾さんの魅力なのかなぁ~。
    らじ的には、ややギャグ的要素のある作品のほうが生き生きしているように思うんだけど…。

  • 現実の困難に見出す夢と愛と。心が自分に向けられていないのを承知で大切にしてくれた人、独りになるかもしれないのを覚悟でその人の死後、去る。「それぞれの水はそれぞれで見つけなければならないものなのだった 自分のうちにあるものを」。あの短編では出てくる人皆が水を探しているんじゃないか。
     過酷な現実を脱ぎ捨てるための技術が戦争に使われるが飛行の夢は消えないというモチーフで言えば、宮崎アニメ『風立ちぬ』より『ゴールデンライラック』の方が良かった。男女どちらかの夢や現実だけを一方的に描いていないからか、どうだろう。
     タイトル通り、花の登場のさせかたも印象的。(「ゴールデンライラック」)

  • 少女コミックに三回に分けてこの作品が発表されたとき、私はまだ小学中学年だった。それでも、今読み返してみて、大方の本質を理解していたと気づくことができた。小学生も侮れない。
    『風とともに去りぬ』を読んだときにどことなく既読感があったのはこの作品に出会ったのが先だったからだろう。しかしスカーレットと決定的に違うのは、金のために結婚した夫を、彼女は彼女なりに愛したことだ。きりきりと柳眉をあげて難局を乗り越えるヴィーの表情が秀逸。萩尾望都の絵の巧さにあらためて感動した。この頃の絵柄が一番好きだったな。

  • 萩尾望都さま再読月間(あ、今日31日か)。第1次世界大戦前後のイギリスが舞台の人間ドラマ。
    どうしてこんなに胸を打つのでしょう。最初から最後までずっと泣き続けてまうわ。
    ありがちかつドラマチックすぎる筋立てに、典型的なキャラなのに。エピソードひとつひとつを受け止めるときの人物の表情、短いがゆえにピリッと効いてテンポよく物語を進めるセリフ…うーん、カンペキ。

  • 小学生のころ図書館で何度も借りて読んだ本。
    お金じゃ愛は買えないのだと、こどもながらにしみじみ思った。
    初恋を大切にし続ける男と、生活のために結婚をする女。
    いつの時代も同じなのかしら。

  • 叶わぬ恋の3篇、と思って読み終えたけど、ヒロインたちのほうを主人公として読むとまた違うかも。

  • ヴィーのたくましい生命力と美しさに惚れ惚れ

  • 幼なじみの少年少女の人生を時代とともに描き出す。
    最初と最後の対比が美しい。
    まるで1本の映画を見るような気持ち。

  • マリーンの評価

  • モー様の昔の作品。やっぱりこの頃の作品が好きかも。

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