洗礼 (1) (小学館文庫 うA 1)

著者 :
  • 小学館 (1995年10月17日発売)
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本棚登録 : 334
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910714

作品紹介・あらすじ

美に飢えた母と娘…。長編恐怖ロマンの傑作

永遠の聖美女とうたわれた女優・若草いずみ。だが、その素顔には醜いアザやしわが広がっていた。絶望のあまり狂乱するいずみに主治医の村上は何事かを告げる……。いずみは娘を産んだ。 その後、彼女の行方は杳として知れない。時は過ぎる。 ある街に母娘が睦まじく暮らしていた。醜い姿となったいずみと、美しく育った娘さくらである。 失われた美と若さへの欲望にまみれたいずみの、悪魔のような計画が静かに進行していた。

感想・レビュー・書評

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  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • 久しぶりに読むとめっちゃ怖い_(:3」∠)_  娘の脳を踏むとかひどすぎる_(:3」∠)_

  • 不気味で突き抜けたテンションが笑えて面白い!楳図さんの作品は毎回新鮮な気持ちで読める感覚がある。でもネタバレにはうるさくないつもりだけど、1巻のあとがきでネタバレをほのめかすのはさすがに残念。この辺りはなんとかしてほしい。

  • 入れ替わる(乗り移る?)系のお話だけど何とも救いようがない。印象的なシーンが多くて、特に、少女が工事現場で閉じ込められて白髪になる所や、人妻が服を剥がされてアイロンを当てられる場面が衝撃的。

  •  全巻読了するまで巻末の解説を読んではいけない。重大なネタバレを含んでいるので。

  • 14歳の頃に読んだ「14歳」に比べると、30過ぎて読んだ「14歳」は、面白切なく、かなしく響いた。社会環境の顕著な変化と地球規模での不穏な雲行き。自分をとりまく現実と照らしあわせると、あははと笑ってばかりいられないテーマである。とはいえ、「人間の先祖はティラノサウルス」。なので、「だから人間は凶暴なんです」というトンデモ理論や「選ばれた子ども」の選び方のたけし城っぷりなどがじわじわきて困った。一方、突如来襲する両性具有宇宙人の鬼畜な様子はこれまでの楳図漫画にはなかったエグさで、R指定だと思う。終盤、若干失速気味の感もあるが、全編概ね、妄想全開、理論暴走の大傑作。

  • 1巻は、
    発端(松子の妄執)~さくらが谷川家に潜り込むまで。
    子供の頃、親戚の家で
    さくらの逃走シーン(踏切越え)の辺りを読んで、
    怖すぎて吐きそうになったのを思い出す。

  • すごいぞくぞくする。

    ずっと美しくありたいって誰にでもあると思うんだけど、すごく極端すぎるほど極端。
    女の狡さというか狡猾さをここまで表現する楳図先生すごすぎる。

    ホラーなのに幽霊とか、超常現象はまったくでてこず、ただただ人間の恐ろしさが怖い。
    読んでる間ずっとぞくぞく、気持ち悪い感じ。

  • これはマジで怖い。
    特にゴキブリとか。

  • 怖かった。本当に怖かった。楳図さんなんだけど異形の者は出ないのは珍しい。けれど怖い。精神的な怖さがある。ぞくぞくぞくぞくぞわぞわぞわぞわ。ぐちゅぐちゅ。じゅくじゅく。ああああああ。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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