- Amazon.co.jp ・マンガ (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091912510
感想・レビュー・書評
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独特の世界観で確かに引き込まれるものはあるのですが…一話目から登場人物のほとんどが退場し…流石に長く生きてきたのにあまりの軽率さに思わず失笑です。逆によく今までよくあの軽率さで生きて来れたなと。エドガーがバンパネルラになったエピソードはさすがに可哀想。。
発表当時に読めばおそらくどぷりと浸れたでしょうが、令和のこの時代に読むと粗が目立ち、そこまで心に残りませんでした。昭和の、まだまだ西洋への憧れが強い時代に読んだ人たちのなかでは永遠に不朽の名作なのでしょう…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジョジョと並ぶ私のお気に入りの漫画はコレ。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアだってきっとこれを
ベースにしたに違いない。イギリスの少し物憂げな空気や初夏の
さわやかな光、長い長い歴史の中を生きる彼らの息遣いを深く感じる。
オーストラリアにまで持ってきた、大事な作品です。-
「きっとこれをベースにしたに違いない。」
日本人は、皆そう思ってますよね!(そして「夜明けのヴァンパイア」もヴァンパイア物の、一つのルーツに...「きっとこれをベースにしたに違いない。」
日本人は、皆そう思ってますよね!(そして「夜明けのヴァンパイア」もヴァンパイア物の、一つのルーツになっているような気がします)2013/03/26 -
そうですよね~!この雰囲気、本当にいいですよねぇ。でもこれは絶対映画化とかできないですもんねぇ。海外の人たちにもこの「よさ」を伝えたい…そうですよね~!この雰囲気、本当にいいですよねぇ。でもこれは絶対映画化とかできないですもんねぇ。海外の人たちにもこの「よさ」を伝えたい…2013/03/28
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萩尾作品の中でも一番思いいれのある「ポーの一族」、何度も再読したが、今回は前回の再読から10年もたっている。実家に残してきた単行本が見つからず、とうとうブックオフで文庫版を買ってしまった。いや、しまった、もっと絵が大きく見える版にすればよかった、と思ったが、ないよりはマシ。
読み始めたら懐かしくて止まらない。ああ、そうだった、リデルもいた。グレン・スミスとその子孫の話もいい。しばらくはエドガーとアランが夢に出て来そうだ。 -
母方の実家が本屋で、手塚治虫や赤塚不二夫をはじめ小さい頃に色んなマンガを読んだけど、特にこの作品は思い入れが強くて、窓を開けて寝ていた時期があります。
ちっちゃかった頃はあの異世界な感じが好きだったんだけど、いま読むとパンパネラってこんなに切ない存在だったのか…と思い、一話ごとのストーリーにひきこまれ、あっという間に読了。
エドガーは出てこないのに、関わった人達の人生や語りの中にはエドガーの圧倒的なまでの存在があって、それに気づいたとき「なんか自分大人になったな」と思った。笑
子どもが産まれたら読んでほしい。 -
作品自体は数年前に読了済みだが、文庫サイズが出ていると知り新たに買い揃え中。
久しぶりに見てもエドガーの眩しさは衰えず、何度読んでも良いものは良い。
萩尾望都は天才だと思う。-
2012/01/08
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少女マンガと侮ることなかれ!!
ベルサイユのばら、火の鳥と並び、自分のベスト3に入る漫画です。
バラバラの時系列のエピソードを読み進めていくうちに見えてくる、不死の身体を持つバンパネラの軌跡。
計算し尽くされたストーリーテリングは見事としか言いようがない!
そして物語の結末は クラクラするほど切ないです。
故に、迂闊に読めません。
名作です。 -
本当に好きな漫画です!
長さもちょうどいいですし・・・。
これとトーマの心臓は、すごくはまりました!-
始終翳りに満ちた話でしたが、余りの構成の上手さと、絵の美しさに、タメ息つきながら読みました!始終翳りに満ちた話でしたが、余りの構成の上手さと、絵の美しさに、タメ息つきながら読みました!2012/06/04
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おかんの実家になぜか単行本1と3しかなくて中途半端に試し読みしていたのみで気になったままだったのですが、
友達が文庫版持っていたので借りました。
なんということだっていう
あとやっぱり絵が綺麗ですねえ…-
「なぜか単行本1と3しかなくて」
それは作品に対する冒涜です。
それから文庫は、発表順に収録されていなかった筈。高いけど「萩尾望都Perfe...「なぜか単行本1と3しかなくて」
それは作品に対する冒涜です。
それから文庫は、発表順に収録されていなかった筈。高いけど「萩尾望都Perfect Selection」二冊で読まれるコトをお薦めします。。。2013/02/05
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言わずと知れたマンガ界の「超」名作。
舞台は外国なのだが、不自然なところは全く見られない。まず第一に、この物語を日本人が書いたことが凄い、と言える。
たえず「寂しさ」に包まれながらも、「深い愛」に生きた少年ヴァンパイアの話。
作品ごとに多様なゲストを迎え、様々な形の愛の方法が書かれている。故に、テーマが同じ愛にあっても、全然別の話として独立し、それぞれに違った感動がある。
絵は沈美で、特に沈黙による心理的な描写を、時にドラマチックに盛り上げ、時に視線一つですうっと読者の目が通り過ぎるようメリハリを持って表わしている。