フラワー・フェスティバル (小学館文庫 はA 17)

著者 : 萩尾望都

• 小学館 (2000年7月15日発売)

感想・レビュー・書評

[knkt09222さんの感想 · 2021年10月12日]

初読。
冒頭、母がバレエなんてお遊びでしょという姿は、間違いなく萩尾望都のお母さんの姿だろう。
が、後半では複雑な親子関係が描かれ、これは読み手を意識した展開なんだろうな、と。
視点人物が結構普通の人だが、人と人の網の目の中で与えられたり与えたりして成長する、とても健康な話になっていく。
闇萩尾を期待する側の人間としてもみどりしっかり！　と応援していた。
親世代の悶着、周囲の人間たちのいざこざ、に巻き込まれていくが、そんな中でみどりと対等にいい描かれ方をしたのが、サンダー。いい子なんだ。
このふたりの話だけ取り出しても、いい。
なんでも本作（１９８８－１９８９）が萩尾バレエ時代の幕開けになるんだとか。

[kiriecubeさんの感想 · 2011年11月27日]

男子も女子も若くてみずみずしい。
大人はちょっと弱すぎるかな。
みんな大人になりきれてない。
少年と少女ばかりが出てくるお話。

[キじばと。。さんの感想 · 2021年9月8日]

バレリーナをめざす五所みどりは、義兄の薫の友人であるガブリエルに招かれて、イギリスのパディントンにあるロシア・バレエの学校が開催するサマー・キャンプに参加します。

おなじく日本からやってきた東蘇芳や、バレエを生み出した西洋文化のなかでそだった同世代の女の子たちに取り巻かれて不安を感じていたみどりでしたが、公演でスピリットの役を引き受けることになります。しかし、みどりの相手役となるサンダーパートナーであったレイチェルが急遽キャンプにやってきたことで、スピリットの役をめぐってみどりと争いになってしまいます。さらにみどりの母である園子のかつての夫であるジョージと出会うことになり、みどりの周辺はますます混乱に陥っていきます。

男女を問わず幅広い支持を集めている著者ですが、バレエと家族関係をからめてストーリーが進行する本作は、著者の作品のなかでは比較的オーソドックスな往年の少女マンガという印象です。

[本谷 明さんの感想 · 2017年7月21日]

バレエを通して語られる人間模様


海外への旅行が軽やかに描かれているのが好き

[しろかぎさんの感想 · 2015年10月19日]

おもしろかった！
主人公のみどりが良いなあ。弱くて強い女の子なのだ。

[やまちさんの感想 · 2012年10月13日]

私が人生で初めて読んだ本。

[ハハハさんの感想 · 2009年1月12日]

読んだ日：
買った日：
買った所：ＢＯＯＫ・ＯＦＦ武蔵新城店
値　　段：\\\\105

売った日：2009/01/12
売った所：ＢＯＯＫ・ＯＦＦ向ヶ丘遊園駅前店
値　　段：\\\\40

登録日：2007/05/07 00:58:34
更新日：

[ui(うい)さんの感想 · 2008年2月2日]

バレエ辞めたばかりの頃で、なんとなく敬遠してた。

[kuge2gさんの感想 · 2007年5月20日]

文庫本：全１巻

[toshoさんの感想 · 2006年10月21日]

読んだ日：2006/09/29
買った日：2006/09/29
買った所：ＢＯＯＫ・ＯＦＦ武蔵新城店
値　　段：\105

著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる！』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本ＳＦ大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜　完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」