- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091913128
感想・レビュー・書評
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2022.8.16市立図書館
「ガラスの仮面」の宝塚版といえば想像しやすいかもしれない。この巻では祐紀が音楽学校の2年生になっている。男役か娘役か道を選び(といっても、スターを目指すからには男役という風潮はあり、さまざまな制約から娘役に甘んじる生徒の葛藤も、といった宝塚豆知識もふんだんに散りばめられている)、秋の研究発表会、卒業後の入団も見通しながら、レッスンにプライベートに充実した青春の日々を送る。優等生な薫と磨けば光る祐紀が高師先生のもとでよきライバル関係を育み、一握りの「スター(の卵)」めざして切磋琢磨したり立ち止まって悩んだりする姿、学校・劇団側の思惑がていねいに描き出されていて、ページを繰る手が止まらない(さすが氷室冴子)。作中劇もまたおもしろい。今回は研究発表会で、ラブ・コメディ「恋の追跡者」がたっぷり楽しめた。
初出は週刊少女コミック(1981年4月から3年半の連載)。宝塚で「エリザベート」上演が始まったのは1996年、その前と後で娘役の立場はちょっとかわったりしたのかな…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東の横綱が「ガラスの仮面」ならば、西の横綱はこの「ライジング!」だと私は勝手に思っています。それくらい面白い演劇マンガ!読み出したら止まりません。
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絵がきれいで舞台女優の裏側が見れて面白い。
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宝塚をモチーフにしてると思われる、女だけの歌劇団にうっかり入ってしまった女の子のサクセスストーリー!<br>後半の「メリィティナ」のあたりが好きだなー!!「ガラスの仮面」で演劇マンガにハマった人はこちらもぜひ!