猫は秘密の場所にいる (1) (小学館文庫 はC 4)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091913180

作品紹介・あらすじ

待望の刊行開始。華麗なる「英国社交界」ストーリー。

社交界きっての美男子、コーネリアス・エヴァディーン。伯爵家の跡取りで独身の彼はいつだって注目の的。そんな彼のもとに現れるのは、花嫁衣装をまとった「幽霊」、東洋の美しき鳥を携えたワケありの淑女等々・・・。お洒落でミステリアスな英国を舞台に描く大ヒット連作。もちろん「猫」も活躍しています!!!

感想・レビュー・書評

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  • 「ローランドの遺産」みたいなストーリー、いいなぁ。

  • 英国ロマンスと猫。すてきだ~~

  • 登場人物の顔が基本同じ。

  • 面白いキャラがぽんぽんでてきてそれぞれの話の続きが読みたくなりました。

    同じ名前が一族にたくさん(笑)
    その人たちそれぞれのエピソードだけでもいくらでも妄想できそう(笑)

  •  世紀末のイギリスを舞台に、コーネリアスと同じ名をつけられることの多い一族の話。
     っても、とってもふわっとして、暖かい、優雅で美しい物語です。

     一族の中には、爵位を持ってるものいるけど、そうじゃない者もいる。
     そのへんのややこしさが、とっても機知に満ちたものにしてるのはすごい。

     と、何気に死者が色々でてきます。
     故人は、皆、今生きてる人に対してやさしい。
     それがとてつもなく、切ない。

     未亡人が、座りたかったのに座れなかった夫を思い(夫が大きい人だったので)その椅子を大事にしている「未亡人のお気に入り」は、特によかった。ひそやかな愛情というものの、深さとか寛大さがじんわりとしみ込んできた。

     にしても、なんだかんだと女運の悪いコーネリアス。
     次巻で、いい人と出会えるといいね。

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著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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