カムイ伝 (1) (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 180
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920317

作品紹介・あらすじ

江戸時代の厳しい差別社会の中で、自由を求めて戦う人々を描いた大作!

▼第1章・誕生▼第2章・カガリ▼第3章・剣▼第4章・マスドリ ●主な登場人物/カムイ(差別の壁を力で乗り越えようとする夙谷の少年)、正助(才覚溢れる貧しい農民の子)、草加竜之進(次席家老のひとり息子) ●あらすじ/幕府による厳しい身分制度がしかれていた江戸時代。その寛永年間(1624~1634年)末の日置藩七万石領内。厳しい差別を受けていた人々の集落は、夙谷(しゅくだに)という地域にあった。その夙谷に生まれたカムイは、このような社会の中で“生きる誇りと自由”を得るためには、自分が強くなる以外に方法はないという信念を持つ。そんなカムイがふとしたことで知り合いとなった少年の正助。貧しい農民の子として生まれた彼も、カムイほどではないにしても恵まれない境遇にあったが、いつかは現在の境遇から抜け出して自分の家や田が持てる立場になりたいと願っていた。ある日、カムイの母親が重い病にかかるが、夙谷の病人ということで町の医者から診察を拒否される。自分の母親が、ろくな手当ても受けずに死んでしまったことで、言いようのない怒りを感じたカムイは、その怒りを森で出会ったイノシシと戦うことで晴らそうとする。しかし、逆にカムイは傷ついて意識を失ってしまうが、偶然、通りかかった正助により助けられる。一方、日置藩では新しい蔵方役による不正な年貢の取り立てが、問題となっていた……… ●その他の登場キャラクター/日置藩主、弥助(カムイの父)、ダンズリ(正助の父)、花巻村の庄屋、吉兵衛(かつて日置藩であった百姓一揆の指導者)、草加勘兵衛(日置藩の次席家老)、橘軍太夫(草加勘兵衛に敵意を抱いている日置藩の目付け)、橘一馬(軍太夫の息子)、横目(目付けの手先となって働く夙谷の頭)、笹一角(日置藩の剣法指南役)、水無月右近(笹一角を打ち負かした浪人)、伊集院(学者)、笹兵庫(水無月右近に敗れて脱藩した兄の代わりに剣法指南役となる)、仁助(カムイの喧嘩友達) ●その他のデータ/中沢新一(『いずれ、大海に、巨船が……』エッセイ)

感想・レビュー・書評

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  • 全15巻を興奮しながら読み終えた。
    江戸時代初期の身分制の中、支配される側からの物語が圧倒的な迫力で書かれている。
    時代モノは大半が支配階級である武士から見た史観になるため、被支配者側をテーマにしたものは少数だ。物語は並行して自然界の摂理が書かれ、喰う・喰われる関係が、搾取する・搾取される関係と比肩されるように印象づけられている。
    巻末に『ヴィジュアルは映画を凌ぎ、ストーリーは小説を超えた。』と書かれているが、まさに圧巻の作品でした。

  • 1985年 読了

  • いや、ついに読み始めましたですよ「カムイ伝」。なんといいますか、日本式カースト制度のきっつい状況に暗澹たる思いを抱きながら、時折差し挟まれる長文の解説にも圧倒されるワタクシであります。白い狼の行く末が一番気になりますなあ。

  • 全巻
    一気に読めるけど、救われない話ばかりで、気が滅入る。

  • 無事に読了。。。
    今読んでみると色々新たに考えさせられることがあり、新発見でした。

    でも、まさに今の世の中、、やな。。。
    太古の昔より、世の中は変わっていないということが実感できる一冊でした。
    おすすめです。

    寝しなにふとんで読むと、寝入りのタイミングをはずしてしまうので、要注意です。

    http://uchidashin1.blog117.fc2.com/blog-entry-19.html

  • 1139夜

  • 日本の社会とは何ぞや。
    社会矛盾や変革の息吹は今とも重なるものがあるような・・・

  • あってんのかな・・・(笑

  • 生き生きした動物の描写に感動。
    あんまり長いので、詳しい話は忘れました。

    煮えたぎった鉄だか鉛だかを飲んで自決するシーンは凄まじかったですが。

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