箱船はいっぱい: 藤子・F・不二雄[異色短編集] 3 (3) (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)

  • 小学館 (1995年7月15日発売)
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本棚登録 : 597
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・マンガ (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920638

作品紹介・あらすじ

SF的手法を駆使して現代世相を痛烈に風刺した異色短編集!

▼第1話/箱舟はいっぱい▼第2話/権敷無妾付き▼第3話/イヤなイヤなイヤな奴▼第4話/どことなくなんとなく▼第5話/カンビュセスの籤(くじ)▼第6話/俺と俺と俺▼第7話/ノスタル爺(じい)▼第8話/タイムマシンを作ろう▼第9話/タイムカメラ▼第10話/あのバカは荒野をめざす▼第11話/ミニチュア製造カメラ▼第12話/クレオパトラだぞ ●登場人物/浦島太吉(浦島家の跡取り息子。学徒出陣で出征する)。里子(太吉の幼い頃からの許嫁。太吉の出征直前に式を挙げる)。気ぶり爺(浦島家の土蔵に閉じこめられていた老人)。(第7話) ●あらすじ/恒星間航行が実用化された遠い未来、新たな事態が問題になっていた。閉ざされた空間で長い間、顔をつき合わせて暮らす長距離宇宙船内では乗組員が異常な精神状態になるのは避けられず、仲間割れ、暴動、反乱といった悲劇が起こるようになっていた。そこに目を付けた宇宙時代の新ビジネスとは……(第3話)。▼終戦を知らぬまま孤島のジャングルに隠れ住んでいた男が、30年ぶりに故郷に帰ってきた。しかし、村はダムの底に沈み、妻もすでに死んでしまっていた。思い出の木の下で回想にふけるうちに、男はある予感にかられて走り出す! そして彼が踏み込んだのは、失われたはずの30年前の世界だった!(第7話)。人類の永遠の夢・タイムマシン。これを使えば21世紀の未来だろうが、恐竜の住む白亜紀だろうが思いのまま!……どこにでもいる中学生・松井少年に、ある日、見知らぬ男が声をかけてきた。なんとタイムマシンを製造できるというのだ。理論が発見されていないだけで、現在の技術でも製造が可能だと男はいうのだが……(第8話)。

感想・レビュー・書評

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  • カテゴリ:図書館企画展示
    2018年度第1回図書館企画展示
    「大学生に読んでほしい本」 第1弾!

    本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。

    木戸功教授(人間関係学科)からのおすすめ図書を展示しています。
        
    展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。

    開催期間:2018年4月16日(月) ~ 2018年6月15日(金)
    開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース

    作者はコンビで描かれていた藤子不二雄さんのうち『ドラえもん』などを描かれた方です。かれらは少年漫画以外にも、大人向けの作品をたくさん描いておられて作品集がいくつか刊行されています。これは「異色短編集」と題された4巻もののシリーズの第3巻にあたります。この『箱舟はいっぱい』にはわたしが社会学の入門的な授業で教材として使っているちょっとシュールなSF「どことなくなんとなく」が収められています。

  • 蜀崎ェュ縲

  • 「カンビュセスの籤」が怖すぎる。ミートキューブの作り方わね・・・

  • 「カンビュセスの籤」が一番好きです。

  • 藤子・F・不二雄短編集の第三弾。

    相変わらず、ブレなしの作品。
    未来を見据え、科学を考慮し。
    それでも尚ナンセンスに漫画に昇華している。
    どこかシュールでニヤリとする作品。

  • 珠玉の作品集です。どれも抜群の面白さでした。
    レトロSFが好きな人におすすめ。

  • シンプルで読みやすくかつ深い巨匠の傑作短編集。
    あのバカは荒野を目指すのラストが爽やかで好きです。

  • 才能の塊ですね僕の稚拙な文章力ではその世界を評価するのは非常に難しいですが頭の中が素晴らしいなと感じました。このような偉人たちを超える人は現れるのでしょうか...

  • 今回はタイムマシンやミニチュアカメラも出てきて大人のドラえもんって感じだ。読んでいると感覚がグラっと揺らされる

    「イヤなイヤなイヤな奴」が面白かったな。初めは何か企んでいる陰険な奴かと思いきや、それこそが目的だったとは

    希望の見えるような終わり方のもあれば、お先真っ暗なものもあるのが良い

  • 念願の三巻。
    時間跳躍、もうひとりの自分との出会い。
    この人の想像力は漫画という形をとっているが、ものすごく考えているひとだと思う。
    こうした種々のエッセンスがドラえもんなど他の作品に生きているのを見ると、なぜ漫画という形を彼が選んだのかとても興味をそそられる。
    時間跳躍の果て出会う、もうひとりの自分。なぜ今目の前にいるのは俺なのに、俺じゃないのか。ことばよりもそれは鮮やかに、その不思議を教えてくれる。
    時間という観念、生きること死ぬことという観念、観念を作り出すひとりの存在。
    彼の描く絵の中ではそれが息づいている。吹き出しのない、ことばのないコマの中で、たしかに力を持って。

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