Age.35 (小学館文庫 さA 28)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920980

作品紹介・あらすじ

▼第1話/星に願いを▼第2話/ミサの決意▼第3話/朱美の努力▼第4話/小さな舟▼第5話/破滅に向けて▼第6話/疑惑▼第7話/優しさの裏側▼第8話/甘い果実の罠▼第9話/遠ざかるあなた▼第10話/新しい始まり▼第11話/選択▼第12話/決断▼第13話/偽りの愛▼第14話/ミサの嘘▼第15話/涙が止まらない▼第16話/三か月ののち▼第17話/ガラ▼第18話/火柱▼第19話/崩壊の予感▼第20話/岐路▼第21話/決断の旅▼第22話/Can A Man and A Woman Live Together in Peace?●主な登場人物/島田英志(35歳。食品会社の課長。妻と双子の兄妹あり。役員秘書の照井ミサと不倫関係にある)、島田朱美(英志の妻。英志とは社内恋愛で結婚。35歳)、照井ミサ(英志の勤務する食品会社の役員秘書、26歳。英志と不倫中)、大平悠子(英志、朱美の元・同僚の35歳。フラワ-コ-ディネ-タ-)、成瀬シン(朱美の美大時代の同級生。陶芸家) ●あらすじ/島田英志はフ-ズ食品に勤める35歳。元・同僚だった妻との間に双子の兄妹を持つ。会社にも家庭にも何ひとつ問題はなかったが、ただひとつ、英志は社内で半年にわたって不倫の関係にある女がいる。彼女の名前は照井ミサ。社内一といわれる美貌の持ち主で、英志には彼女の方からアプロ-チをしてきたのだった。お互いただのセックス・フレンドと割り切っていたはずの仲だったが、ある日、英志はミサから妊娠していることを打ち明けられる(第1話)。●本巻の特徴/英志は、ミサにお腹の子供を堕ろしてくれと頼むつもりだったが、彼女のペ-スにはめられ、結局は産むことを承諾してしまう。一方、朱美は英志の手帳にミサの住所が書かれたメモがあったことから、夫に愛人が存在することを知る。問いつめられた英志は浮気を認めたものの、「一度きりの関係」とあくまでウソをつき通すが…。

感想・レビュー・書評

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  • 「情が伴わないうちは浮気の数にも入らない」「ウソにウソを積み重ねてゆく。それが今の俺の精一杯の誠意なんだ。」ってオイ!主人公・英志の心の声がクズすぎて…読んでてほんとないわ〜!って胸くそ悪かった。

    20年ほど前、主人公・中井貴一、妻・田中美佐子、愛人・瀬戸朝香でドラマ化されていたのをぼんやりと覚えていて、自分も35歳を超えて、ふと読みたくなった。

    あらすじとしては、よき夫でよきパパなサラリーマンに若くて美人な愛人がいて、別れようと思ったけど彼女に子どもができて… といベッタベタのトレンディドラマ。

    なんだけど、夫の不誠実で偽善者な情けなさがあまりにあまりで、愛人の潔さ、何より妻の芯の強さ、気骨が際立つ。

    夫は愛人にハマって子どもまで作ってるにも関わらず、
    浮気を疑われて問い詰められて→誤魔化す→会社の子だと嘘つく→一度だけだと言うのに対し
    妻は関係破綻後の恋愛を「いつからだ?」と問いただされて「たぶん私が生まれたときから」と答える。
    そもそも、自分のこと棚に上げて、そんなこと聞ける夫の神経がもう、幼稚すぎて、妻と人間の格が違いすぎ。

    現実ではなかなかこうはいかないけど、浮気されたらこうでありたいなぁ。

    男の願望を詰め込んだラストにも全く納得いかない。鼻で笑ってお断り!って言って欲しかった…

    まあ何にせよ、読めば読むほど、ドラマのキャスティングはハマり役だったんだなぁ、としみじみ。(それが演技力ってものかもしれないけどね)

  • 大ヒットTVドラマの原作コミック

    神保町で見つけ購入、少しずつ思い出した。

    今だともっと泥沼化するよね、男女は違う生き物だ!

  • 主人公の英志にムカー!!ムカムカー!!ヾ(*`Д´*)ノ"

  • 浮気とは、愛し続ける努力を放棄した弱虫のすることだ。一度だって認めたものにする資格などない。まだゼロからやりなおせる年齢。いくつになったってやり直す気になれば、いつからだって一から始められる、男と女がうまく暮らせるために。/夫婦が百組いれば百通りの形があるはず。私が読んだのと、私のところと、あなたのところでは、見えてる風景は違うかもしれない。けど、いつだってやりなおせるよてのは心強い言葉。間違ったとわかれば、あらためればよい。問題は、なにを間違えたか、気がついてない時かもしれないけど、それでも。

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著者プロフィール

1957年徳島県生まれ。お茶の水女子大学卒。79年漫画家デビュー。『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』『同窓生 人は、三度、恋をする』『恋する母たち』など、著書多数。エッセイ集として『恋愛論』『大人の恋力』『そうだ、やっぱり愛なんだ』『老いては夫を従え』など多数。2016年、25年後の物語として描かれた『東京ラブストーリー  After 25 years』で柴門ふみブーム再燃。夫は弘兼憲史氏。

「2020年 『オトナのたしなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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