めぞん一刻 (10) (小学館文庫 たC 10)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 413
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091921802

作品紹介・あらすじ

「一刻館」の住人と美人管理人の間で巻き起こる爆笑ラブ・スト-リ-

▼第1話/出たとこ勝負▼第2話/いきなり管理人▼第3話/やましい関係▼第4話/ラブホテル事情▼第5話/好きだから…▼第6話/好きなのに…▼第7話/本当のこと▼第8話/契り▼第9話/TEL YOU SWEET▼第10話/今夜 待ってる▼第11話/不幸な人々▼第12話/許さん▼第13話/約束▼第14話/形見▼第15話/桜の下で▼第16話/P.S.一刻館 ●登場人物/五代裕作(一刻館住人で現在就職浪人中。管理人さんを一途に想っている)。音無響子(一刻館の管理人で未亡人。かなりのヤキモチやき)。 ●あらすじ/こずえちゃんが、五代のバイト先に現れた。「嫌いにならないで」と泣きだすこずえを前に、五代は、やっと響子の存在を告げるのだったが…(第7話)。▼一刻館で、ようやくお互いの気持ちを確かめあった五代と響子。ふたりは惣一郎の陰を乗り越えて、やっとひとつに!(第8話)。 ●本巻の特徴/五代がこずえちゃんにプロポ-ズしたと勘違いした管理人さんは、一刻館から出ていく。朱美の尽力でやっと誤解を解き、ふたりは長い紆余曲折を経て、やっと結ばれるのだった。そして五代は保父試験に合格し、就職先も決定。プロポ-ズは、酔い潰れた響子の父を背負いながらと、シチュエ-ションは今ひとつだったが、これもきまった。そして月日は流れ、桜の花が舞い散る頃、生まれたばかりの娘・春香とともに、五代と響子は、ふたりが初めて会った場所、一刻館に帰ってきた。

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻。いままでのんびりコメディやってたからかこの巻は内容がすっごく濃厚。
    九巻分も費やしてせいぜいキスまでしかいってなかったのにラスト一巻でどうやって結婚まで追い込むんだと思ったらきっかけは朱美さんでしたか。
    やー足上げて「お勘定」のシーンはカッコいい以外の何物でもなかったわ。
    こずえちゃんの件も前のダンナの件もちゃんと決着がつきいい感じーで終わりましたな。
    それにしても惣一郎さんの顔だけは最後まで見せてもらえない読者の哀しさよ、、、せめて顔だけは拝ませてもらいたかったなぁ

  • 高橋留美子の漫画、読み終わるのがものすごく寂しい。これもそう

  • #2957ー252
    #3356ー179

  • 具体的に年月が出ているのが
    昭和62年3月
    そこで挙式を挙げたんですね
    もう35年前?!
    もしこの世界が続いているとしたら
    二人の娘も親になっていてもおかしくないだけの時間が経っているんですね。
    この舞台である
    一刻館はどうなっているのだろう?
    あの状況なら35年も建ってはいないかな
    どんな感じで建て替わったんだろう?
    住人達は何をやっているのかな。
    それぞれのキャラクタ達は?
    コメディな部分もいっぱいあるけど
    それぞれのキャラクタ達の物語のその後を想像するのが楽しい

  • ★4.5、最終巻に★5をつけときます。
    久しぶりに読みました、こういう深く考えずただただ楽しいのって絶対必要。
    設定が最早現在では受け入れられないとか色々あるかもしれないけれど、人間への愛情たっぷり詰まったコメディだと思うんだけどなぁ、素直に。どのキャラも読んでいて入っていけるほど立ってて面白いしね。
    正直言うと、これ以外の高橋留美子の作品はあんまり合わないんですよねぇ、当方には。だから余計にこの作品の印象が強いのかもしれませぬ。

  • 最終巻ということで、ストーリー全体の感想になります。

    一言でいうとキングオブラブコメディって感じです。
    まさに王道、安定の高橋留美子節。
    ただベタなんですが、その分共感できるところも多くって…

    冷静に考えたらありえないような誤解とか、
    はたからみたらもう付き合えよって思う状況も、
    当事者からしたらやっぱり相手の気持ちなんか分かんないから、
    変な想像したり不安になったりやきもち焼いたりってありますよね。

    うん、あるよ。

    そういうすれ違いのせいで傷ついたり悩んだりケンカしたり…
    微笑ましいような、懐かしいような、応援したくなるような、
    そんな恋愛が詰まったマンガがこの「めぞん一刻」なんじゃないかなって思います。

  • 響子は五代を、ずっと好きだったと遂に言う。でもいつから好きだったか忘れたと言う。
    こずえも三鷹も恋に破れて、しかし流れを受け入れるかのように結婚し、幸せになる。
    一刻館の住人は飲み会ばかりしている。飲んでない時も噂話をしている。壁には穴が空いている。管理人室にはノックすれば入れるし、五代の部屋はいつでも入れる。なにかと飲み会をするし、祝いの時は何日も飲み会が続く。そんな一刻館から赤ちゃんが産まれる。

  • ついに全部読み終えました…漫画って結構簡単に読めちゃう感じがありますけれども、文庫版シリーズは元々が15巻なのを10巻にしているからか、一巻のボリュームが結構あって時間かかっちゃいましたねぇ…。

    まあ、それはいいとして…初めは著者特有のギャグっぽいノリに耐えらんなくて読み切れない! と思っていたんですけれどもまあ、読んでみたらみたで続きが気になりますね!

    ということで最後まで読んだんですけれども、なるほどこういうラストシーンを持ってくるか…という感じでした。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    んー…個人的に女性作者の漫画って肌に合わないんですけれども、これは良かったですね! まあ、完全に肌が合うって感じではないんですけれども…。

    当時はビックスピリッツの連載されていたみたいで、青年誌に連載されていた漫画ということも僕でも読めた遠因なのかもわからんです…少年誌のやつじゃ、さすがにこの年(三十路)ではしんどいと思いますので…。

    まあ、そんなアレでラブコメディ漫画ですけれども、割と楽しめました…。五代君と同じ男性である僕ちんですけれども、僕の場合は音無さん…あんまりタイプじゃないかもです^^;

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • マ・メゾンと豆蔵。もどかしい!
    最後は読者の期待通りの展開となり大満足でした!

  • 好きな本、五本指に入る。すごくいい。(しみじみ)

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著者プロフィール

1957年10月10日新潟県新潟市出身。1978年「勝手なやつら」でデビュー。代表作に「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」「境界のRINNE」など。特にラブコメディを得意としたマンガ家。代表作はいずれもTVアニメ化されヒットを記録、単行本の世界累計発行部数は2017年に2億部を突破した。2020年、紫綬褒章受章。2021年には米国ハーベイ賞 殿堂入り。

「2021年 『谷口ジロー原画集 描線に込めるひと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋留美子の作品

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