わたしは真悟 (1) (コミック文庫(青年))

  • 小学館 (2000年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (336ページ) / ISBN・EAN: 9784091924315

作品紹介・あらすじ

PROGRAM1[誕生]▼第1話/ロボットは組み立てられた▼第2話/ロボットは着いた▼第3話/ロボットは動き始めた▼第4話/ロボットは少年と出会った▼第5話/工場にて▼第6話/ロボットと少年と少女と…▼第7話/ロボットを見学して…▼第8話/夜の工場▼第9話/位置ぎめ▼第10話/入力(インプット)PROGRAM2[学習]▼第1話/Name!?▼第2話/解体▼第3話/回路▼第4話/キリンとサル▼第5話/シアワセニナル
●登場人物/近藤さとる(父親の工場にやって来たロボット“モンロー”に興味を持つ小学6年生の男の子)、山本まりん(さとるの父親が勤める工場で、さとると偶然出会った少女。父親は外交官)
●あらすじ/父親から「うちの会社にロボットが入社する」と聞いたさとるは、ロボットに興味津々。次の日、学校で同級生にこのことを話すが、誰も相手にしてくれない。その頃、さとるの父親の工場にはロボットが届いていた。そのロボットとは……(第2話)。▼父親の工場のロボットは“モンロー”と名づけられた。父親から“モンロー”のことを聞くたびに、“モンロー”が見たくてたまらないさとる。ある日、さとるの学校で、工場見学することが決まった。見学の日を楽しみにするさとるは、かっこいいロボットを想像していたが……(第4話)。

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい
    この巻の最後のロボットの答えに何故か涙が出た

    各話の扉絵が全部素晴らしい
    まりんがドキドキするくらいかわいい
    あんな美少女を描ける楳図先生すごい

  • 初めから考えられていたシンゴの語りや、各シーンのインパクト、魅力がすごい。そしてラストシーンも感動的。天才だ。。
    あまり言及されていないが、ゴジラSPとの共通点が多いのに驚いた。333ノテッペンカラトビウツレはまさにラストシーンに近かった。

  • 書き込みかたがえぐい!
    こんなの1982年にかきます!?

  • NHKラジオドラマの青春アドベンチャーで放送されたのがキッカケで知った作品。気になって仕方なかった。読んでみると全体的に悲しいストーリーだった。大人になるっていうのが作品の中のテーマとして存在しているけど、この悲しさもそういうことなのか?

  • 毎回の扉絵の美しさ。生みの親の為にメッセンジャーとして生きる、心を持つ機械。そして最後の最後に残った2文字の…。
    楳図かずおの漫画はかなり読みあさったが、個人的最高傑作だと思う。

  • 楳図先生に限ったことではないけど、この時代は全てが手書きですよね。書き込みの密度に驚く。各話に扉絵がついていますが、少年と少女が空虚な町やビルの隙間や異空間をただ疾走してる、そいうような絵でこれが圧倒的に印象深く美しい。カラーで見たかった。

  • あの時代にこの作品を作れるなんて凄い!!
    出会えて良かった。

  • 後半全然回収できてないけどそんなの気にならくなる程に強烈な真悟の想い!コンピュータが自我を持つなんて使い古されたテーマでここまで描けるのか。楳図先生凄い。

  • 全7巻。1980年代にコンピューターを題材に取り上げ、これを描いていたなんてすごすぎる。
    ストーリーもぶっ飛びすぎてすごい。自分には理解できなかったが。

  • 楳図かずおのもつ子供への畏敬、希望が結実した最高傑作だと思います。たくさんの楳図作品を読んでから、最後に読んで欲しい。

  • さとるとまりんの2人が吹き込んだプログラムによって、機械は意識を持ち始め、自分で考えるようになる。しまいには、感情までも持つようになり人間のようになっていく。「わたしは真悟」それは、機械自身が考えた自分の名前だ。真悟はさとるの深い愛をまりんに伝えるために、また、まりんの愛情を伝えるために動き始める。大人から見たら馬鹿げたような、子供の恋愛模様が胸に刺さる。東京タワーに上れば子供ができると本気で信じて2人で登るところは感動すらした。そして、楳図先生の絵は驚くほどに繊細で目を見張る場面も多々あった。

  • これもSFなんだよね~。出だしは全くSFらしくないけど(笑
    自我を持って逃走しだす頃から徐々に狂気が宿っていく作品。
    少年真吾が東京タワーの登って行くシーンが凄いです。

  • 大傑作。ホラー、ギャグ、恋愛、SF、ミステリ、純文学、などなどあらゆるジャンルを網羅しつつそれらがまったく相殺されないという奇跡の漫画。

  • わけわかんない。怖い。女の子がかわいい。楳図かずおの三大要素。これって小学生低学年男子の真実だと気がついた。世界はわけわかんない、怖いところで、女の子はかわいいのだ。道理も、筋道もなくって、謎はなにひとつ解明されなくて、時間はけっして等しくは流れず、間延びしたり、縮んだりして、なにもかもが果てなく、愛と意思だけが遮二無二で、きっと、きっとどこかに真理へ至る秘密が隠されていると信じている。純粋で勇敢な、小学生男子の目。
    ほんとは誰もこれ以上のことなどわからないのです。

  • ワクワクがとまらない。
    各扉画が芸術。

  • 楳図かずおはホラーだけだとおもっていました

    そんなことはない!
    むしろ何でもかけるけどホラーをかいてるのだね!


    と確信した作品です。


    このイッてしまった世界観、
    そして機械の山!見開きページの多さ、壮大さ!
    どアップの多さ!巻数!


    どれをとってもびっくり作品です。


    私の理解の範疇を大幅にこえてしまったために、
    悲しいです。わからないわたしが悲しいです。

    けどすごいのは分かる!
    もっと成長したらわかるようになるのかな。


  • まりんちゃんの可愛さに衝撃を受けたのでした。美少女すぎる。

  • 一気に全巻読破した。壮大だった。感動した。
    この本に出会えてない人は人生損してると思う。

  • スバラシイ!

  • 楳図かずおの凄いところは、ちゃんと、「子どもの視点」があるところだと思います。私がこの漫画を初めて読んだのは小学生の時でした。道に落ちていた、半分破けてしまったスピリッツでした。主人公の二人・さとるとまりんが、家出を決めて逃げるところだったのですが、それが何なのか意味もわからずに、もの凄く胸にくるものを感じました。なんだか、凄い!と思ったのです。
    その時はそれが「わたしは真悟」であると知らなかったので、大人になって読んだ楳図かずお漫画の中に、ずっと気になっていたそれを見つけたときの衝撃は、なんとも言えないものがありました。
    子ども心に凄いと感じた、それこそが、楳図かずおが尋常ではない目を持って漫画を描いている、ということだと思うのです。信じられないような表現であらわされる数々の現象、奇跡のような‘子どもの終わり‘。
    絵が駄目だという人もいますし、容赦なく残酷な描写が苦手だという人も多いでしょう。そういう人に無理に勧めることは出来ない内容ですが、漫画表現のひとつの極限として、読んでみるのもいいかと思います。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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