美味しんぼ〔小学館文庫〕 (1) (小学館文庫 はE 1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091925015

作品紹介・あらすじ

▼第1話/豆腐と水▼第2話/味で勝負!!▼第3話/寿司の心▼第4話/平凡の非凡▼第5話/料理人のプライド▼第6話/油の音▼第7話/ダシの秘密▼第8話/野菜の鮮度▼第9話/舌の記憶▼第10話/手間の価値▼第11話/活きた魚▼第12話/そばツユの深味
●主な登場人物/山岡士郎(27歳。東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ)、栗田ゆう子(22歳。東西新聞文化部員の新人記者)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父)
●あらすじ/憧れの東西新聞に入社し、文化部に配属された新人・栗田ゆう子。しかし入社早々出会った、同じ部の山岡士郎は、無神経でぐうたらな、とんでもない先輩だった。こんな人が同僚なのかと、ゆう子はあきれる。だが、社の創立百周年事業として、社主の大原大蔵が立てた企画「究極のメニュー」の担当者に選ばれたのは、ゆう子と山岡の2人だった。山岡は「食」に関して、驚くべき鋭敏な感覚の持ち主だったのだ(第1話)。
●本巻の特徴/膨大な食の知識を持っているため、上司や同僚から頼りにされる山岡だが、食通たちを軽蔑し、「究極のメニュー」への参加を拒み続ける。その理由、そして彼の生い立ちが徐々に明らかにされる。また第6話では、この長編作品の最大のモチーフとなる、実父・海原雄山との初対決が描かれている。この第1集で見られる山岡は、ニヒルなハードボイルド・タッチ。後の穏やかな彼しか知らない人には、新鮮にうつることだろう。
●その他の登場人物/大原大蔵(東西新聞社社主)、谷村秀夫(東西新聞社文化部部長)、中松(味にはうるさい、強面の警部)、辰さん(銀座を根城にする、ホームレスの老人。山岡の友人)
●その他のデータ/巻末に、原作者・雁屋哲のエッセイ『「美味しんぼ」の由来』を収録。この作品が誕生した時の舞台裏や、制作過程がうかがえる。

感想・レビュー・書評

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  • 文庫版
    とびとび

  • 山岡さんかっこいいわー
    舌のこえた男になりたい!

  • 文庫でかなり所蔵している漫画。美味しいもの食べよーと思える。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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