- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091931047
作品紹介・あらすじ
美少女紗月の匂いを愛する少年拓也の青春。
強く惹かれあう男と女。だが男のフェティシズムがその関係に罅(ひび)を入れる。コミック誌上に谷崎潤一郎的世界を現出させた話題作、堂々文庫化。
感想・レビュー・書評
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昏いフェチズムと思春期の脆さと危うさとが、研ぎ澄まされて五感に刺さる。
読んでぞくぞくした。これは文学作品だ。
狂おしくも優しい、“月の純愛”の話。 -
ゾクゾクします。性癖の怖さと強さが織りなす青春…といっていいんかなぁ…谷崎潤一郎先生が好きなら…どうなる!?
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М男と、それに呼応するかのようにS化していく女の話。
最強だよ、これ。
どうしようもないくらい天才で、どうしようもなく谷崎。
万人には勧められないけど。
おざなりの恋愛ものに飽きた人はぜひ読んでみて -
映画のほうが好き
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これを読んだのは映画を観た後だ。
喜国雅彦の絵は好きではないけれども谷崎的世界を漫画に結実させたというこの作品は痴人の愛の世界をさまざまな媒体に探し求めてしまう癖のある男子にはたまらないかもしれない。 -
喜国が描く恋愛もの。
もちろん普通じゃない。
主人公たくやの異常(?)な愛に気づいた時、彼女は・・・。
簡単に言うとSとMです。
著者プロフィール
喜国雅彦の作品





