- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091931757
作品紹介・あらすじ
隔絶された地で、死の影と戦いながら懸命に生きる少年たちの愛と勇気!!明日なき人類の行く末を警告する、SFロマン!!
感想・レビュー・書評
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感想は六巻で。
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『漂流教室』5巻。ついに佳境。
今回の内容は、
・『漂流教室』と言えば……ヤツら。
・大友くん
・モウ◯◯ウ
・『漂流教室』と言えば……の有名なヤツら。前巻からの続きで、ついに正体が明らかに。1巻の川本三郎さんの解説でも少し書かれていたが、『エイリアン』よりも当然だいぶ前。スティーブンキングの『キャリー』よりも前、スピルバーグの『ジョーズ』よりも前の作品。『エイリアン』も元を辿ればクトゥルフだったと思うが、楳図先生のイマジネーションのすごさ。
「ひとりの心の動きが、他のすべての者の心に伝わるはずのわれわれに、相談ということばはない。」←このセリフに大変驚いた。これはナウシカの「個にして全、全にして個」の先取りじゃないんか、と(ナウシカの元は仏教らしいが)。そして即総括!内ゲバ!!連合赤軍、あさま山荘。このくだりは、後半の大友くんとの件とも対照的になっている。
・大友くん
序盤から描かれていた伏線がついに。かつて読んだ際には細かい点にまったく気付けていなかった。『漂流教室』って勢いでバーッと読んでしまうので伏線に気付きにくい気がするが、キャラクターの表情できちんと描かれていたので驚く。
最終巻まで読んだあとにウィキペディアを読むと、楳図先生は膨大なプロットを書いたあとに連載開始したらしい。そうだろうなあ。 -
はーこわい
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環境破壊への批判が強烈。それは読者に恐怖心を感じさせるような伝え方で、ぼくは誰かにそう伝えようとは思わないけども、作品として読む分には主張がハッキリして好きな表現かも。また子供たちは環境破壊の被害者とも言えるだろうなぁ・・・
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「ぼくも、これ以上理性を保っていくことには自信がない!
みんな聞いてくれ! もうぼくたちは現実を隠すことも
誤魔化すこともできないところまで来てしまった!」 -
持ってるのはサンデーコミックス版。
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関東などを舞台とした作品です。
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言わずと知れた楳図かずお先生の名作。眼を背けたくなるような表現のグロテスクさと、翔ちゃんや咲っぺはじめ子どもたちの勇気や一途な想い、家族の絆など、涙なしには読めない話の数々が同居しています。まあ、それが楳図作品の真骨頂と言えるのでしょうが…。
さらに、「漂流教室」は、荒廃した未来をテーマに環境問題にも警鐘を鳴らす社会派作品でもあります。うーむ、その奥の深さに脱帽です。 -
関谷が!!
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“楳図かずお”ならではの内面からくる恐怖。
未来の世界で遭遇する想像を絶する生物、そして環境。それ以上に怖いのが人間。
そんな人間の内にある恐怖、または人が作り出す恐怖。楳図ワールド前回のこの作品はおすすめ。