ますむら・ひろしの「ゴッホ型猫の目時計」

  • 小学館
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本棚登録 : 52
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784091998941

感想・レビュー・書評

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  • ゴッホ好きなアタゴオル作者の絵本。

  • アタゴオルのキャラたちがゴッホの絵の世界と融合してしまう。
    自画像に始まり、「アルルの跳ね橋」、「夜のカフェテラス」、「ひまわり」、「星月夜」、「糸杉と星の見える道」が登場。
    ヒデヨシのしっぽが三日月のようにピンとなったり、ヒデヨシたちが糸杉と星の見える道の道を歩いたり。

    作者はゴッホ好きらしい。

    ゴッホとアタゴオルが好きな人、アタゴオルを知っている人は楽しめる。

  • 猫のヒデヨシが生き生きとゴッホを紹介します。
    ますむら流ゴッホが素敵です。
    絵画の世界が近くなります。

  • 中学に入って美術と呼び方は変わったある日、授業で学校周辺の写生をしました。画面の中の一軒の家の赤い屋根の色がどうも思うようにいかず、さんざん考えた末、勝手に青い屋根にしてしまいました。見回って来た先生が「あれっ?」と言ったので、黙って先生の顔を見て頷きました。なにか言われる覚悟はしていたのですが、先生も黙って頷くと、親指をぐっと立てて行ってしまいました。
    1ヶ月後、その絵が市の中学校写生展で銀賞に入った事を知らされました。
    「そうか。絵は見たままに描かなくてもいいんだ。自分が感じたように描けばいいんだ。」
    何も言わずに私の絵を市展に応募してくれていた先生のお陰で、私はそれを知る事ができました。そしてゴッホも好きになったんですよ。私が13歳の時でした。

    前置きが長くなりました。

    うちの息子は、ますむらひろしさんのマンガ「アタゴオル」のファンで、一連のコミックスは大体持っていると思います。(笑
    この間、近所の書店に注文してあった新刊を受け取ってきました。

    見るとゴッホじゃないですか。「へぇ〜分かるのかな?」と思いましたが口を出さずにおきましたら、翌日「結構面白いよ」と言うじゃないですか。
    「お主、なかなかやるな!」とは言わずに「じゃあ貸して」と言って読んでみました。

    ゴッホの「自画像」とスミレ博士が対峙していたり「跳ね橋」の下でヒデヨシが釣りをしていたり。如何にもアタゴオルらしいですね。でもこの本の場合はちょっと違うんです。
    ゴッホに対して寄り添うような不思議な感覚があるんですよ。
    ますむらさん、ゴッホを愛してるね。作品の最後を「・・・心からの、握手を・・・」で結ばれている事で、それは確信できました。
    あとがきの「ビンセント計画」には、私も思い当たる事が書かれていますが、ここではこれ以上書きません。是非この本を買ってお読みください。

  • とっても欲しい!!!

  • ゴッホの油絵と、ますむら・ひろしのマンガがドッキング!

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著者プロフィール

1952年、山形県生まれ。1973年に「霧にむせぶ夜」が第5回手塚賞に準入選しデビュー。ヨネザアド大陸のアタゴオルという架空の土地を舞台にした代表作「アタゴオルシリーズ」をはじめ、ファンタジックで童話的な作風が特徴。1997年、第26回日本漫画家協会賞大賞受賞。一連の宮沢賢治作品の漫画化の業績が認められ、2001年には宮沢賢治学会より第11回イーハトーブ賞を贈られている。現在、「しんぶん赤旗」日曜版に『銀河鉄道の夜 四次稿編』を連載し、全4巻の予定で刊行中。

「2023年 『グスコーブドリの伝記――ますむらひろし賢治シリーズ③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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