Mr.トルネード 藤田哲也 航空事故を激減させた気象学者

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  • 小学館
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092271869

作品紹介・あらすじ

こんなすごい科学者がいた!

今、私たちは飛行機に乗って安全に世界じゅうを旅することができます。
しかし、30年ほど前までは、1年半に1度の割合で墜落事故が起こり、多くの人が命を落としていました。
そうした悲劇を食い止め、現代に生きる私たちに空の安全をもたらしたのは、一人の日本人でした。彼の名は藤田哲也。
飛行機が墜落する原因となる気象現象「ダウンバースト」を発見し、その後の飛行機の安全対策に大いに貢献した藤田。
アメリカで活躍し、日本ではほとんど知られてこなかったこの偉大な科学者の足跡をたどります。

2016年5月にNHK総合で放送されたドキュメンタリー「ブレイブ 勇敢なる者 Mr. トルネード~気象学で世界を救った男~」を、ジュニア向けに書籍化。

【編集担当からのおすすめ情報】
科学に興味を持つ子どもたちに贈る、新しい偉人伝が誕生します。

感想・レビュー・書評

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  • 空の安全に大きく貢献した気象学者の評伝。
    今日当たり前に利用している飛行機、30年ほど前は1年半に一度大きな墜落事故が起きていた。主な原因は離着時に航空機を襲う謎の突風。今では「ダウンバースト」と呼ばれている。
    類まれな行動力と観察眼で「ダウンバースト」を発見した男、藤田哲也。彼は日本人でありながらアメリカで活躍した。
    何か成すには、行動あるのみ。浅い思いで終わらせないことと思う。

  •  アメリカで活躍した日本人気象学者の伝記です。彼が発見した「ダウンバースト」により、航空事故は激減したといいます。常識にとらわれない発想で大発見をした学者の物語、ぜひ読んでみてください。
    (一般担当/くま)夏休みに読みたいおすすめの本

  • 着陸直前の航空機が突然墜落した。パイロットの操作ミスなのか?同様の事故が頻発する中、その原因を調査し、未知の気象現象「ダウンバースト」を発見した日本の気象学者・藤田哲也の生涯をたどる。人とは違う発想は、徹底した観察から生まれたが、その原点は、長崎の原爆直後の調査を経験したことにあったのだ。
    純粋な藤田さんの生き方に胸が熱くなる、珠玉のノンフィクション。

  • 気象学者・藤田哲也。日本ではあまり知られていない藤田さんは、竜巻がよくおこるアメリカでは、亡くなった時にはニューヨークタイムスの朝刊に写真付きで追悼の記事が載せられました。竜巻の大きさを分類する単位F(フジタ)スケールは現在も世界中で使われている竜巻の単位の原案を考案した人である。そして、謎の航空機事故の原因を突き止めた。ダウンバーストと名付けたそれは、当初、ほとんどの気象学者に受け入れられず、約10年もの間、論争が続きました。
    けれど、藤田の説をパイロットたちは実感していた。そして、藤田の説が立証され、現在ではダウンバーストの予防が張られ、大きな航空事故がなくなった。

    日本人として知っていておきたい伝記。

  • “現在、私たちは飛行機に乗って、安全に世界中を旅することができる。しかし、30年程前までは1年半に1度の割合で墜落事故が起こり、多くの人命が失われた。そうした悲劇を食い止め、現代に生きる私たちに空の安全をもたらしたのは一人の日本人でした。彼の名は藤谷哲也。その原点は長崎の原爆調査だった。アメリカで活躍し、日本ではほとんど知られてこなかった偉大な気象学者の足跡”

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著者プロフィール

佐々木健一

1943年,東京都生まれ.東京大学文学部卒業.同大学院人文科学研究科修了.東京大学文学部助手,埼玉大学助教授,東京大学文学部助教授,同大学大学院人文社会系研究科教授,日本大学文理学部教授を経て,現在,東京大学名誉教授.美学会会長,国際美学連盟会長,日本18世紀学会代表幹事を歴任.専攻,美学,フランス思想史.

「2019年 『美学への招待 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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