くまモン 地域振興と災害復興にかけまわる次世代のリーダー (小学館版学習まんが)
- 小学館 (2018年7月27日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092271968
作品紹介・あらすじ
くまモンが伝記に! 進化系「新・偉人伝」
学習まんが形式でくまモンの活躍を紹介します。巻頭にはカラー写真満載の記事、巻末には蒲島熊本県知事による解説や関連人物(ご当地キャラ)紹介の記事を付け、くまモンを分かりやすく立体的に紹介します。前半部は、くまモンの誕生から、様々な活動と熊本の魅力を伝え、中盤で、熊本地震が発生。熊本地震の被害状況を描きます。くまモンの「こんな大変な時に、ゆるキャラは不謹慎」という葛藤から、「こんな大変な時だからこそ、しあわせ部長として、今こそ、みんなを元気づける」へと変わっていく変化を描きます。葛藤の中に、全国からの支援やボランティアについても描き、長い復興への道のりを歩む熊本県を応援します。
【編集担当からのおすすめ情報】
漫画家は「少年サンデー」でデビューし、「ビッグコミック」で人気漫画『銀のしっぽ』を連載した森真理先生。熊本県在住の実力派が描く本格的な偉人伝です。
感想・レビュー・書評
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漫画は読まないようにしている。
ページを開いたら最後、読み慣れた人以上にのめり込み、新刊が出るまで何もかもに身が入らなくなってしまう。
ただ学習漫画は別。偉人や日本・世界史を漫画化したアレ。同じ漫画なのにあれだけは「ページをめくる手が止まらない」ことがない。
今回の学習漫画もそのはずだったのだが…遅読が過ぎる自分でも30分で読破してしまった。(大方可愛いイラストに見入っていた気がする笑) そして続き、つまり現在の活動が既に気になっている。にしても、最近の学習漫画は注釈が増えたなー…(誰)
学習漫画シリーズには彼(←ここから知らなかった^^;)以外に、伊藤博文や大河の『いだてん』で一躍有名になった金栗四三ら15名が肩を並べている。彼らの経歴や功績はあらかた認識している一方で、自分は彼を一ゆるキャラとでしか見ていなかった。
気になる形式としては、「くまもとサプライズ」(熊本県のPRキャンペーン)の一環として誕生したくまモンが県庁職員として県のPRに奔走するところから始まる。凄いと思ったのは、オリジナルのポーカーフェイスにはあまり手を加えずに喜怒哀楽を巧みに表現して見せた森さんの技量。感情移入とまではいかずとも、心の動きがひしひしと伝わってきた。
その他各地のゆるキャラとの交流や「熊本県営業部長」「熊本県しあわせ部長」への就任、ゆるキャラグランプリでの優勝、それに伴うテレビ出演数の増加など、ゆるキャラ界の中でも一番多忙を極められていたのでは?ダイエットや「ほっぺ紛失事件」はよく分からなかったけど汗
地震直後のエピソードがホロリと来た。避難場所への慰問にもすぐには伺えず、人々に喜んでもらえるという保証もない。「それでもボクにできることを」と歩み出る姿勢に、副題にある「次世代のリーダー」の意味を知った。
彼が自慢のステップを止めない限り、まだまだこの漫画は完成しない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
くまモン誕生の秘話から東北大震災、熊本大震災のことまで網羅した漫画。くまモンありがとうといいたい一冊。
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見た目はゆるいけど、携わる人々の想いは全くゆるくない。
私個人は特別ゆるキャラが好きという訳ではないが、それだけに却って新たな発見があったように思う。
実際には反発もあったのかもしれないが、未曾有の時にこそ「ボクにできること」を全うしたくまモンの理念は素晴らしいと思う。
あいにくまだ熊本県に行ったことがないが、気兼ねなく旅行に行けるようになったら是非訪ねてみたくなった。
1刷
2021.2.4 -
昨年、NHK『プロフェッショナル』で、くまもんを取り上げていて、番組の最後に「くまもんの学習まんがが発売される」と紹介され、図書館から予約でまわってくるのを、ずっとスタンバッてた(笑)。
くまもん誕生から今日に至るまでの話なので、知っていることも多かったが、やっぱり泣けた!
熊本県知事をはじめ、プロジェクトの皆さんの創意工夫と努力の賜物ですね。
これは、児童よりも大人向けな気がする。 -
くまモンも熊本県も素晴らしいと思った。
ゆるキャラの癒しパワーが人々を救うときがある。 -
元気になるモン
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何度も読んだ。
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熊本の赤でニッポンを健康に
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小学館の学習まんがで、人間以外の生き物を扱った伝記は、これが初めてとのこと。
NHKの『プロフェッショナル』でくまモンが取り上げられ、それを観て購入した。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/284/1669521/index.html
くまモンが人格を持っている生き物として扱うことに賛否はあるだろうが、私は、いいと思った。
2019年の立川志の輔さんの『志の輔らくご GINZA MODE』にて本物のくまモンがサプライズ登場したときには、自分も嬉しいと思った。熊本を魅力をアピールするために、ここまでやる! という思いを直に感じることができた。
静岡県や静岡市もこれくらいやらなきゃ!
著者プロフィール
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