なぜ世界を知るべきなのか (小学館Youth Books)

著者 :
  • 小学館
4.11
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本棚登録 : 310
感想 : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092272859

作品紹介・あらすじ

世界を知れば、常識を疑うことができる

海外に出たい、外国を見てみたいという若い人が減っているようです。コロナ禍の前から留学者数は減っていましたが、コロナ禍で留学どころか旅行もできなくなり、世界を見たいという人はさらに減ってしまったかもしれません。

でも、内向き志向になってほしくありません。
外の世界に関心を持ち、知ってほしい。コロナ禍が収束したら、海外に出てほしいのです。

それはなぜか。例えば、あなたが常識だと思っていることが、常識ではないのだとわかります。例えば、世界には美術や音楽、体育の授業がない国があるのですが、知っていましたか?

また、海外に出ると、自分の国のことを意外に知らないことに気づきます。そのことに気づくと、自ずと歴史をはじめとした勉強をしたくなるでしょう。

さらに世界には、10代で社会を動かした人がいます。別に特別な人ではありません。どこにでもいるような人が、あるきっかけで勇気をもって行動を始めたら、世の中が動いたのです。

世界に出て、さまざまな考え方を知ると、生き方が変わってきます。今の人生を力いっぱい楽しもうという意欲も湧いてきます。

この本をガイドにして、世界に目を向けてみませんか?

【編集担当からのおすすめ情報】
本書は東京都立両国高校附属中学校での講演をもとに、大幅な加筆をしてつくりました。
中学校での講演でしたので、世界各地で池上さんが取材した面白エピソードはいろいろ出てきますし、学校の勉強の大切さも体験交じりの説明なので説得力のすごいこと! ティーンエイジャーから大人まで、読めば世界に飛び出したくなる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 若者向けの池上彰の授業。
    SNSでは著者を非難する人が多数いるが、大変良いことを言っていて私は共感が持てた。
    コロナが終息したら若い人は外に飛び出して、その目で世界を見て評価をして行動してほしい。

  • 海外に行って異文化に触れたくなる。歴史を勉強したくなる。そんな本です。
    10年前の当たり前は、今の当たり前とは限らないし、日本の当たり前は海外の当たり前とは限らない。常に情報をアップデートして、事実をフェアに見ることが大切ということを学べます。大人はもちろん、中高生におすすめの本です。

  • 表紙をめくると「10年後、世界を変える君たちへ」。
    あー私はもう大人になったんだな。
    夢と根拠のない自信と、日本と世界をより良くしたいと海外旅行をしていた頃が遠い昔に感じた。

    先に読んだ夫が、子供が中学生になったら読ませたいと言っていました。
    その頃の日本や世界はどうなっているのか、
    日本にもオードリータンのような強烈なリーダーシップを持つ若者が現れているのか、楽しみであると共に、自分は何もできなかった(しなかった)なぁと思います。

    池上さんの言うように、海外へ出ると、日本のことを意識する機会がとても多いです。

    トーキョーの人口は?と聞かれて都民だがそんな事考えたこともない私はどう答えたっけ?
    少年に「ジャップ!」と言われて、日本では侮蔑的な言葉を投げかけられることなどほぼないのに、アメリカでは小さい子もそういう表現を知っていて口に出す事に衝撃を受けたり、オーストラリアではガラガラのオープンテラスなのにトイレ横の席に案内されたりしました。
    中国では「小日本鬼子」と面と向かって言われたり…

    逆に日本人と分かると歓迎してくれた台湾人や(中国人に対する文句を聞かされたりもした)、親切にしてくれたイタリア人などに会うと、これまでの日本の歴史や日本人達の振舞いに感謝をしたくなります。

    「世界を見て、日本との違いに気づくためには、そもそも日本のことを知っていなければならない」(206P)というのはその通りだと思います。

    海外に出ると、日本や日本人の良さ(本当にたくさんあるよ!)がよく分かり、帰国すると、日本に生まれて良かったと実感します。

    もちろん海外の視点を取り入れたら、もっと生きやすく、閉塞感の少ない、素晴らしい日本になるのになと思うこともたくさんあります。

    私はただの庶民で日本のためには何も活かせていないけれど、この本を読んで、自分や家族のために活かそうと、かなり久しぶりに自分の中にメラメラとしたものを感じました。

    若者よ(気持ちが若者を含む!)、旅をしてください!世界は広いよ!

  • 表紙デザインと池上彰さんの本ということで、直感で手に取った。
    購入後に「小学館BOOK」と書いてあることに気づき、分かり切った話ばかりかな…と思ったけれど、一瞬で覆される程新たな知見ばかりで面白く、とにかく分かり易く、読んでいて楽しかった。

    コロナが蔓延し始めた2020年初期に、原点回帰のように世界史を一から勉強し直していて本当に良かったと、何度となく思う場面があったけれど、この本を読んで改めて実感。

    特に現代史に関しては日本と世界の関係性、政治の動きや環境問題に関する知見はとにかく目から鱗で面白く、10代の世界の著名人の紹介では感動してしまった。

    仕事柄世界のいろんな国の人たちとの交流があり、中東のトイレ事情や宗教に関わる食問題などには共感することが多々あり、それも相まって第4章は特に自分事に捉えて読み進んだ。


    この薄い一冊で、身になる知識や教養が沢山詰まっている。大人なら絶対に知っておくべき事柄ばかりで、本当に読んでいて良かった!

  • 中学生向けの講演をもとに書いていることもあり、非常に読みやすい。

    当たり前と思っていることは歴史を遡ると当たり前ではないと感じた。

    被害を受けた側は忘れずに、被害を加えたことは忘れるという事象を今の日本の状態を具体例に挙げて説明していたのが印象的。

  • 世界に出て行って自分がいかに無知であるかに気づき、そこから興味関心をさらに広げていくことは自分の可能性を広げるためにも大切なことだと思いました。
    自分と同世代くらいの人達が、世の中を変えるような行動をとっていると言うことは知っておくべきで、いつか留学に行けた時にそのような人たちと話をしてみたいと思いました。
    また、日本も発展するまでの時代が長く続いていて、その軌跡を他の途上国も辿っていることを知ると、他の国への見方も変わるなと思ってので、歴史を勉強することは大切だと思いました。
    情報の取捨選択がこれからもっと必要になっていく上で、メディアリテラシーを身につけるためにネットでの情報習得は自分が検索した知りたくことしか入ってこないため、情報が偏ってしまうというのは知っておいてその上で、やはり新聞は優れているのだなと思いました。

  • 世界のことを考えると、このままの自分じゃいけない!と思いますね。

  • どう考えるかは、読者に委ねられる。だって正解は何か決まっていないから。世界は相当複雑。
    選挙で、日本は記名式だけど、それは識字率が高いから。
    なぜ韓国が未だに、賠償を迫るのか謎だったけど、なるほどね。メイドインジャパンは粗悪品だった。最近なんだ、メイドインジャパンが優良品になったのは。世界を動かした若者の3人。自分が知っていてよかった。もっと詳しくわかってよかった。マララさん。グレタさん。周庭さん。
    国境が定まっていない所は沢山。イスラエルは、イギリスの口約束のせいでできちゃったんだ。。

  • 東京都立両国高等学校附属中学校で行われた
    特別授業を編集した内容です。

    中学生に対して世界の出来事に関心を持ち、
    常にアンテナを張り、今すぐが難しいかもし
    れないですが、コロナ禍が収まったら世界へ
    飛び出そうよ、という内容になっています。

    特に生徒たちと年齢が近い、マララ・ユフス
    ザイさんや香港の周庭さんらは普通の女性で
    したが、勇気を持って一歩踏み出したことが
    いかに世界へ影響を与えたかを、池上節でわ
    かりやすく解説してくれます。

    大人も読むべき一冊です。

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著者プロフィール

1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年NHK入局。1994年から「週刊子どもニュース」のお父さん役を11年務め、2005年よりフリージャーナリストとして精力的に活動。世の中のしくみや難解な出来事を、ユーモアを交えつつわかりやすく解説し、テレビでも人気を博している。

「2022年 『正解のない問題集 道徳編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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