12歳。~てんこうせい~ (小学館ジュニア文庫)

  • 小学館
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092307551

作品紹介・あらすじ

大人気コミック、好評ノベライズ第2弾!

小学校6年生の花日と結衣。ふたりは親友。そして、花日は高尾と、結衣は桧山と、初めての恋の真っ最中。
ある日、花日と結衣のいる6年2組にふたりの女の子が転校生としてやってきます。ひとりは、田舎から来た背が低くて元気な春菜。もうひとりは、都会から来たすらっと背が高くてクールな千秋。それをきっかけに、花日と結衣それぞれ、気持ちが揺れ動く出来事が……。

大人でもない、子どもでもない、ビミョーな年頃、12歳。そんな12歳の少女のピュアな悩みと初恋を描いて、今、全国の女子小学生に圧倒的人気を誇る「ちゃお」の連載漫画「12歳。」。
本作は、原作では読めない、完全オリジナルストーリーです。

もちろん、カバーイラストと挿し絵は、原作者・まいた菜穂先生による描きおろし!

【編集担当からのおすすめ情報】
とにかく、今、全国の女子小学生からの人気がものすごすぎる原作コミック「12歳。」。その、ノベライズ第2弾です。

原作でおなじみの登場人物たちが、この小説だけのオリジナルストーリーでも大活躍します。

「12歳。」の魅力は、少女のリアルな気持ちを繊細に描いてあること。この小説は、その部分をさらに!さらに!丁寧に掘りさげ、読む人の気持ちにぐいぐい訴えかけるように書いていただきました(それができるのが、小説の強み!)。

原作ファンの方にはもちろん、読書好きな方みーーんなに読んでいただけると幸せです。

感想・レビュー・書評

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  • 最初からそんな予感はしてたけど、寂しくないですか、そんな使い方。
    簡単にレギュラーキャラクターは増やせないか。
    事情も知らず、状況を考えようともせず、ただ見た目の状況だけで人をからかってしまう子。
    子どもに限らず大人にもきっといますよね。
    そうなりたくないと思うのだけど、似たようなことしてしまってるんじゃないかといつも不安です。
    そんな時に、きちんと注意してくれる人、すごくありがたい、すごく大切。
    とても勇気がいることだと思うけれど。

  • (2018-02-17)

  • ハイハイハイハイまた読んじゃったよ~。
    前回同様、娘が友だちの影響で読みはじめた、ちゃお連載中のまんがのノベライズ版。

    今回は時間もなかったので、まあもう読まずに返そうかなあと思っていたんやけど、読み始めたら1時間もかからんと読了するのはわかっていたので、ふっと読み始めた。

    今更やねんけど、結構、面白いねんな、コレ・・・(笑)。

    相変わらず
    小学生にカレカノとかいらんやろ
    と、いいたくなるんやけど、それでも面白い。

    今回なんて、千秋ちゃんがエイコーのことが好きだと吐露するあたりとか、キュンとしちゃったよ!
    千秋ちゃんのようなタイプがエイコーに惹かれるというのは、現役12歳にはわからんやろ!?
    ここはイケメンやろ! と、思うんやろうけども(知らんけどもな)、タレント活動もやっちゃってる「スーパー小学生」の千秋ちゃんやからこそ、お調子モノのエイコーに惹かれちゃうよね。自分にないものを持ってるもんね。40才のオバチャンにはわかるよ!

    えっ、この先この二人もカレカノに!? と、それはそれでかなり期待してんけど、(笑)、残念ながら最終的には千秋ちゃんも、また春菜ちゃんも転校していきはったわ。

    転入してきたところから物語ははじまり、転出して物語は終わるって、なんやねんそれっ! ・・・と、思うけど、これだけのボリュームでまとめるにはナイスな展開なんやろうな~。

    今回は前半が花日、後半が結衣主観でほぼ同じ時間軸をつづってくれたので、構成も面白かった。
    (果たしてうちの娘はこの構成を理解できたのかどうか謎やけれども)

    堤くんのくだりとか、森くんのくだりもサラリと書かれてるけど、これは今までの漫画を読んでいないと知らん設定なんかな?
    もちろん知らなくても大丈夫なように書かれているのだけど、こういうところも踏まえて、上手に作られてるなあと思うねんな。

    小学生向けの本やのに、わりとしっかりしたストーリーがある。
    それなりに心理描写もしてるのに、読みやすい。これって、大人向けの小説と子ども向けの小説のどこが違うんやろう?
    これだけシンプルでも充分読ませるなら、大人向け小説ももっと情報量を減らしてもええんかしら?

    ・・・とか、思った。笑

    ま、比べるもんじゃないよな。いろいろなジャンルもあるし、深く書き込んでくれるから面白いってこともあるしな。

    誰かが誰かのことを好き、っていうテーマなら、小学生向けでも充分面白いのよ~!
    ほら、KZシリーズでも黒木クンが彩に
    「付き合ってよ」
    とかいうちゃうあのテンションなんやろ?

    べつに特別扱いとかそういうのじゃなくて、クラスとか学校のつながりがなくても縁を切らないでおこうみたいな、それが異性だったら「付き合う」っていう宣言がいるんかなとか、40才のオバチャンなりに考えてみたのよ。小学生における「付き合う」っていう理由を!

    (ほんまか)

    せやったら、まあ、カレカノとか、ありなんかな・・・とか・・・。
    特別な友だち(にケが生えた感じで)ちゅうことやろ・・・。


    しかし、結衣といい花日といい、まりんといい絵美といい、できた小学6年生やわ。
    登場人物紹介で結衣のことを「大人っぽい女の子」と、書かれてるのに
    「いやいやそれは」
    と、前回は思ったけど、スイマセンやわ。えらいわこの子ら。
    ちゅうかほんまに結衣に関しては小学6年生の仮面をかぶった女子大生くらいいうてもええかもしれへんで。

    (どっかにおったなそんな探偵が)

    四人とも仲良しやけどべったりしてないところもええし、お互いを信用してるっぽいのが、
    「小学生でこんな交友関係を作れたらそれだけで充分ええわ・・・」
    と、思ってしまいます。

    あ、だからカレシがおんのか(笑)! 次のステップへ


    とりあえず、第三弾も楽しみにします。
    そろそろまりんちゃんの話とか読みたいけど、ないよねー。圧倒的に男子が少ないもんね。これ以上キャラを増やすのはムリ。

    (基本、コイバナなので)

    (2016.03.06)

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著者プロフィール

辻みゆき
新潟県生まれ、千葉県育ち。いて座のO型。著書に『あの日、そらですきをみつけた』(小学館ジュニア文庫)、『家族セッション』(講談社)、ノベライズ作品に「小説 ゆずのどうぶつカルテ」(講談社青い鳥文庫)シリーズがある。

「2023年 『鈴の音が聞こえる はじめての恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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