- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092311619
作品紹介・あらすじ
劇場版名探偵コナン最新作を最速ノベライズ
百人一首界を牽引する京都の「皐月会」。その会長との対談のために大阪のテレビ局までやって来た毛利小五郎とコナンたち一行は、平次の婚約者だと言い張る女性と出会う。彼女は競技かるたの高校生チャンピオン・大岡紅葉。子供の頃に平次と約束したと言うが!? そこへテレビ局の爆破予告が届き避難するコナンたち。しかし、崩れゆくビルに平次と和葉が残されてしまう。コナンの機転で脱出に成功するも、時を同じくして、京都では皐月杯の優勝者・矢島が殺されていた!?
【編集担当からのおすすめ情報】
コナンと平次の活躍ぶりはもちろんのこと、今回はなんといっても、平次をめぐって勃発する和葉と大岡紅葉の恋バトが見どころ。映画を見てから読んでも、読んでから映画を見ても、どっちもめいっぱい楽しめるノベライズです!
感想・レビュー・書評
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『名探偵コナン から紅の恋歌』はアニメ映画である。百人一首がテーマであるが、雅な世界というよりも、カルタ界のドロドロを描く。
「運命戦」のようなカルタ用語が普通に理解されるようになったことは実写映画が公開された漫画『ちはやふる』との相乗効果があるかもしれない。しかし、本作品の主眼は名声欲にとりつかれた閉鎖的な世界の闇である。私は中野相続裁判での「全部自分の物よ」という茶道具独占を連想した。何がなんでも女性を土俵に上げまいとする市民感覚から外れた大相撲の世界とも共通するかもしれない。
そもそも百人一首の世界の称号が何故か英語のクイーンである。映画タイトルの「恋歌」をラブレターと読ませることはコナン映画の定番であるが、何故にクイーンなのか。成金不動産経営者が会長になるから俗っぽくなるのか。不動産業者は身勝手な論理を振りかざす。マンションだまし売りの東急リバブル東急不動産と重なる。過去の映画『天国へのカウントダウン』では超高層タワー建設による景観破壊が犯行の動機になった。建築不動産問題も直視する作品である。
舞台は大阪や京都で、服部平次・和葉のファンには嬉しい。一方で鈴木園子の出番が少ない点は寂しい。和葉と紅葉の恋の鞘当てを園子が見ていたら大騒ぎしそうである。関西弁ばかりで関西以外の住民は面食らうかもしれない。
本作品は劇場版第21弾で、2017年4月15日に公開された。2018年4月20日は金曜ロードショーで放送された。金曜ロードショーでは4月13日に放送予定であったが、肺がんで4月5日に亡くなった高畑勲監督追悼のために『火垂るの墓』に差し替えられた。同日公開の映画『名探偵コナン ゼロの執行人』の宣伝には痛手であるが、『ゼロの執行人』の興業は好調である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コナンの話しで、一番好きです!!私は、紅葉が好きだから、登場しているのが、とても嬉しいです
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色々事件が起きたけど、全て解決できてよかったです。
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恋に事件に対決に登場人物の色々な表情が見られます。
私は凄く感動しました -
カルタの奥深さは感じられたが、やはり映像ありきの作品だと思った。
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H29年度イベント「ブックリンク~本でつながる心と心~」で、中学生が紹介してくれた本です。
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コナンや平次のセリフで「そうゆう」という表記が多くて読むのに挫折した
映画面白くて期待したのに… -
早くDVD見ないたあ。
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映画版を補足する情報は特になし。