西の魔女が死んだ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1455
レビュー : 291
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092896109

感想・レビュー・書評

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  • 「西の魔女」とは、中学生の少女・まいの祖母のこと。学校へ行けないまいは、田舎の祖母のところで生活することに。まいは、祖母の家系が魔女の血筋だと聞く。祖母のいう魔女とは、代々草木についての知識を受け継ぎ、物事の先を見通す不思議な能力を持つ人だと知る。まいは自分も魔女になりたいと願い、「魔女修行」を始める。この「魔女修行」とは、意志の力を強くし、何事も自分で決めること。そのための第一歩は規則正しい生活をするといった地味なものだった。野苺を摘んでジャムをつくったり、ハーブで草木の虫を除いたりと、身近な自然を感じながらの心地よい生活が始まる。次第にまいの心は癒されていく。魔女はいう。「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」そしてまいは、この「西の魔女」から決定的なメッセージをうけとるのだった……。(amazonより抜粋)

  • ラストでは涙がとまらなかった(*寂。’3`p)q この本で梨木香歩を知る

  • 買ったのは書き下ろしの後日談が載っている文庫版だが、装丁はこちらが好きで、とても思い出深い。

  • 魔女(田舎のおばあちゃん家)の暮らしがしてみたいなー。

  • 文庫本一冊まるまるの話かと思っていたが、少し短めの183ページ。

    話の内容からすると、もう少し長くても良かったような気がした。
    まあこれは構造的な話だ。

    内容そのものはとてもよい。
    中学生の女の子が主人公となっているが、大人が読むべき意味合いのある内容だ。

    ただ、気になる点もある。
    三人称で書かれていて、主人公も「まい」となっているが、視点そのものは「まい」のものだ。
    にもかかわらず、妙に語り手の視点のようなものに切り替わる部分があって少し変に感じた。
    これも構造の問題。

    いきなりお話の出だしで、「魔女」おばあちゃんの死があり、回想という形で始まる。
    なので死ぬことは充分に分かっていて、それがラストに来るが、じーんと来てしまう。
    死ぬこと自体にではない。(予告されているのだから)
    やはり話が良いということだろう。

    言いたい主軸もかなりはっきりしているが、見え見えの部分もあり、感情移入はしにくかった。
    大人が読むには少し構造の強度が弱いのかもしれない。

    映画も後から見たが、良かった。どちらもオススメ。

  • 有名すぎる名作。何度読み直しても毎回新鮮な気持ちで感動させられる。自分で決めたことをまもりとおす意志の強さが大切だと思った。

  • 高校生だったころに読んだ時には、あまり心に残らなかったのだけれど、ここ数年は、とてもいい本だと思っている。おばあちゃんの暮らし方、魔女修行、銀龍草…。毎日の何気ないことひとつひとつを丁寧に、でも当たり前に営み続けることの大切さを教えられるのだ。

  • 大好き。

    学校へ行けなくなったまいは、しばらくの間、田舎のおばあちゃんの所で過ごすことにします。おばあちゃんはステキな庭や畑を作りながら独り暮らし。英国人でその上魔女だったのです。まいの魔女修行が始まります。
    なんだかおしゃれな田舎暮らし、でも読み進めれば、まいやおばあちゃんの心の葛藤が感じられます。

    伝えることの大切さと難しさを感じます。 tomy

  • 職場の図書館司書さんに、一番のオススメと言われた本。

    私もまだ小さな頃、まいと同じように「人は死んだらどうなるの」という恐怖に怯えたことを思い出した。
    内容は若干子供向けで単調な場面もあったものの、ラスト数ページの喪失感が印象に残った。

  • 自分の足で人生を歩めるようになるため、「西の魔女」と呼ばれるおばあちゃんの下で魔女修業を始めた主人公まい。
    魔女になるために大事なことは、
    「何でも自分で決めること」、
    「自分で決めたことをとことんやり抜くこと」。
    現代に生きる中で忘れてしまったいろんなことを、温かい気持ちとともに思い出させてくれる本です。

    (九州大学 学部生)

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著者プロフィール

梨木 香歩(なしき かほ)
1959年、鹿児島県生まれの小説家、児童文学作家、絵本作家。
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。映画化もされたこの受賞作が最も著名な代表作となる。
ほかに新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を、『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、『渡りの足跡』で読売文学賞随筆・紀行部門をそれぞれ受賞。
受賞作以外の代表作として、『家守綺譚』、『沼地のある森を抜けて』、『ぐるりのこと』などがある。

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