小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 373
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092897267

感想・レビュー・書評

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  • しっかりドラえもん!

    なんだかんだといじめっ子ジャイアンはみんなの面倒見がいいよな。

  • マンガやアニメでは分からない、各キャラクターの心情が描かれているのがよかった。もちろんF先生がそう設定していたかは分からないけど、22世紀の科学すべてが万能ではないことを教えてくれる。

  • 漫画も映画も観た上でも、良かったといえる作品です。
    たしかにつっこむべき点はありますが、それにしてもなんでしょうか、読後のすっきり感。ラピュタを思い出しました。
    ドラえもんて深いですね。
    漫画では何度泣かされたことか…
    弱いのび太だけど、それが人間らしいという藤子先生のメッセージは素晴らしいなと思います。
    この鉄人兵団小説版ではスネ夫やジャイアンの想いが描かれていて、それも良かったです。
    児童文学のところにありましたが、大人の方にもオススメです。
    活字が苦手な方にもオススメな点を加えて、星5つの10点満点!

  • ちょっと期待が大きすぎました。マンガ以上の感動はなかったです。映画を見てないせいでしょうか?星野スミレの歌のくだりが良くわかりませんでした。

  • 瀬名氏のロボットものは、以前『ハル』を読んでとても良かったので、ドラえもんをどう料理するのか期待してました。
    期待度が高かった分、評価は普通な感じかな。オリジナル要素の部分がイマイチだったかなあ…。

  •  はじめは子供向けの本かなと思ったが、どうしてなかなか読み応えがあった。まあ、よく考えてみると、どうしてわざわざ地球までやってきて、人間などを奴隷にしたいのかというところが何とも理解できないのだが、それを除けば筋が通っている。
     あと、スミレさんという女優が出てくるのだが、この役割がどうもしっくりこない。なんかもっと鉄人兵団を相手に大活躍するのではないかと期待させて、関係者の家に行って親に説明したのと、あとは歌を唄っていただけなんだよね。
     しかし、登場人物それぞれがかなり深く描かれていて、マンガとはやっぱり違うんだなと思った。こういう小説もなかなかですね。

  • ドラえもんを小説で読むって、すごく不思議な感じがします。http://sgk.me/g3vcD2
    具体的には、「ずしん、と地を揺るがす音が耳に届いて、のび太と静香は会話を止めた。」みたいな感じです。マンガの小説版を読むと、少し大人になったような気がするのは、私だけでしょうか。

  • 原作を読んでいないので比較はできないけれど、良くも悪くもドラえもんの世界観を忠実になぞらえている、と思う。小説ならではのおもしろさとなると、ちょっと見当たらない。随所にSF設定の解説が差し挟まれていたくらいだろうか。

  •  SF作家にして科学者の瀬名さんが,ドラえもんをどう料理するか,それが気にかかり買ってきました。
     瀬名さんのロボット関連著作を事前に読んでいましたので,そのロボットに対する視点が,ドラえもん世界にどう反映されているかも興味深いところでした。
     しかも題材は「のび太と鉄人兵団」というロボット作品。
     実際に,読んでみたところ,いや,瀬名さん,本当にドラえもん好きなんだなあと,嬉しくなりました。
     「のび太と鉄人兵団」という作品を,題材を損ねず,ドラえもん愛とSFマインドで味付けし,人物描写を掘り下げて見事に仕上げた逸品となっています。
     そこかしこに思わずにやりとさせられる小ネタも含んでおり(特に某キャラの登場が嬉しい),ドラえもんを好きな人程はまるのではないでしょうか?
     全てのドラえもんファンに「読んでみて下さい」と紹介したくなる作品です。

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著者プロフィール

1968年、静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)在学中の95年『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー。
小説の著作に、第19回日本SF大賞受賞作『BRAIN VALLEY』、『八月の博物館』『デカルトの密室』などがある。
他の著書に『大空の夢と大地の旅』、『パンデミックとたたかう』(押谷仁との共著)、『インフルエンザ21世紀』(鈴木康夫監修)など多数ある。

「2010年 『未来への周遊券』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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