- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092903012
感想・レビュー・書評
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バンパイアをモチーフにした作品は、既にたくさん存在しており、少しありふれた設定なのかもしれません。しかし児童向けの小説にも関わらず、残酷な描写をここまで堂々と書き切った「ダレン・シャン」のような作品は、滅多に見かけないと思います。
それでも子どもからその親世代の方々まで、幅広く読まれている理由は、この作品がただ「猟奇的でものめずらしい」からだけではない気がします。主人公のダレン・シャンと彼の仲間たち、そして敵対する人物たちまでもが魅力的で、感情移入せずにはいられません。またスリル溢れる展開が多く、「次はどうなってしまうのだろう?」と、自分が小中学生だった当時はハラハラドキドキしながら読み進めておりました。
本にはファン向けの小冊子が挟まれており、投稿された感想やイラストなどもすごく素敵です。翻訳家の方も本当に原作が好きなのだと、あとがきから伝わってきます。大人の方でも十分に楽しめる作品だと思いますので、スリルと感動を味わいたい方には、ぜひおすすめさせて下さい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学生の時、布団をかぶりながら読んでいました。笑
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小学生の時このお話の世界にグッと引き込まれた。
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あたしの読書好きになった原点
感動でき共感もでき
読んで損はありません -
私が今までに読んだ海外児童書のなかで一番夢中になり
小・中学生の頃何人もの友人にすすめてまわっていた記憶のあるシリーズ作品。
バンパイアの世界に足を踏み入れ、バンパイアと人間の世界を
彷徨う少年・ダレン・シャンを主人公としたおはなしなのですが、
何より心に残っているのは登場人物の死への描写がとても細かく、
時には敵・味方関係なく涙させられるというところです。
残酷な描写も多々ありながら、翻訳の文章がとても読みやすいため
気付かないうちにするすると物語の世界に惹きこまれてしまいます。
田口智子さんの挿絵も読者の想像力をすごくかきたてられるので
表紙絵は是非1巻ずつ手にとってじっくり比べて見て欲しい!!!
児童書ですが、様々な年代の方に愛されている
たくさんの魅力のつまったダークファンタジーです。
もう一度読み返したい一冊。 -
「ハリーポッターの作者も絶賛!」という文字につられて読みました最初は「ハリポタに比べれば全然だよなー」とか思ったのですが、
2巻あたりから面白くなってきました。
主人公らしからぬ少々ひねくれ(生意気?)なダレンとなんだかんだいって優しいクレスプリー。
なかなかいい師弟になるんじゃないかしら。