ダレン・シャン2―若きバンパイア

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092903029

感想・レビュー・書評

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  • 少しぐずついたけれど、2巻にとりかかる。
    最初こそダレン少年のぐずりに気持ちがずるずるするのだけれど、そのたびにバンパイアであるクレプスリーのやさしさや後悔からの献身に気持ちを落ち着かせられる。
    まあ、少年なのだと自分でも言い聞かせる。なんといっても私は生意気な少年主人公が嫌いなのだ、、、仕方ない。
    今回は、半バンパイアになったダレンが人の血を飲むことへの拒絶と、人恋しい気持ちを察してサーカスへと戻ることになったダレンにできる新たな友人との関係が深まっていく様が生き生きと描かれている。
    蛇人間のフォンと、そして人間のサムとの出会い。
    彼らとの友情を育みながら、人間である部分をいつかは捨てなくてはならないということへの怯えを抱えるダレン少年。彼の成長はなかなか。そして外の人間をサーカスにまねきいれた為に巻き起こる惨劇。そこからのクレプスリーとの関係の深まりはよかった。
    食って掛かるくらいの少年だから、彼は仲間にしたかったんだろうなと思える。これがスティーブだったら行は思えなかっただろうとも。
    A・Rもこのあと義手とかつけて(またはフリークの一部を付けて)スティーブ側で出てきたりするかしら?
    ああいう菜食主義がいるからなんだかテロみたいに言われちゃうんだろうな。失礼だ。あれは思うに思い込みやら危険なほど自分本位に思考が凝り固まる人間が、たまたま菜食主義者だっただけのことなんだと思う。
    私はなんとなく菜食主義者だけれど、肉を食べる自由はそれぞれが持てばいいと思う。だって自分の体のことなのだから、誰に意見される必要もない。
    ダレン少年も、血を飲むことをそんな風に思えたら楽なんだろうけれど、、、まだまだ苦悩は続く、、、かな。
    まだ2巻だし。
    さて、3巻を読みませう。

  • クレプスリーがただただかっこいい。
    シルクドフリークのみんながいい人ばかりで安心して読むことが出来る、でもたまにダレンの幼稚な性格にハラハラしてしまう。
    ストーリーもとても面白かった

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    ダレン・シャン 2
    若きバンパイア

    2001年10月10日 初版代1刷発行
    2004年1月1日 初版代13刷発行

    著者:Darren Shan
    訳者:橋本恵
    発行所:小学館

    はじめに
    闇の世界へようこそ
    赤い命の薬
    バンパイアの生活
    血の話
    思わぬ事故
    クレプスリーの提案
    シルク・ド・フリークへ
    仲間入り
    初めての友だち
    二番目の友だち
    サム・グレストの演説
    青いローブの助手たち
    リトル・ピープル
    ミスター・タイニー
    動物狩り
    R・V
    コーマック・リムズ
    小さな殺意
    死人の血
    綱渡り
    救命劇
    環境戦士
    新しい衣装
    サムへの条件
    うその告白
    脅しあい
    最後の夜
    ウルフマンの檻で
    サムの法則
    格闘
    救いの手
    血と魂
    みじめなバンパイア
    サムとともに

    訳者あとがき
    ---------------------------------

    前巻で人間の生活を捨て、自分の葬儀を済ませて半分バンパイアとして生きることになったダレン。クレプスリー(吸血鬼)と合流し体の変化などのことを知ったり体験したりして暮す。サーカスに合流しダレンの新しい友達、蛇少年エブラと同じテントで生活を始める。キャンプ先でサム・グレスト少年と知り合う。
    リトル・ピープル(青いローブの助手達)とそのボス、ミスター・タイニー(悪意の塊)。肉を食べ妙な体臭がしていて、いつものろのろしていて痛みを感じることが無く、感じても顔に出さない。
    サムと町外れの列車操車場で遊んでいて(人間の血を飲んでいないためもあって)ふらつき転落しそうになったがサムに救われる。キャンプの近くに環境を守ろうという集団が居て、その中にR・V(レジー・ベジー)が居た。リトルピープルたちのために動物の死体を集めたりするときに知り合うがトラブルメーカーだった。
    キャンプに忍び込みウルフマンの檻を開放してしまった。腕を噛み切られたR・Vはどこかへ逃げてウルフマンと対峙したダレンを救ったのはサムだった。
    しかしサムはその場で命を落とす。今わの際、バンパイアは血を吸う事でその人の意識や思い出を自分に取り込むことができる。ダレンは初めて人間の血を吸った。友だちの思い出を残すために。左足のリトルピープルがサムを食べずに埋葬を手伝ってくれた。

    新しい環境に踏み込んだダレンのおはなし

    伏線がたくさんあったように感じた。1巻よりも読みやすく感じた。

  • 最後が衝撃的すぎました。

  • 自業自得ではあるけど、だからこそ子どもであるダレン。とりまく環境の変化のなかで、少しずつ成長していくところに心惹かれた。
    前巻よりは盛り上がりを感じた第2巻。
    次はどんな展開が待っているのか期待!

  • 児童書のカテゴリですが、なかなかショッキングな場面が出てきます。
    ダレンが本当にいる少年のように感じます。
    半分人間でなくなってしまっても、人間であり続けたいと葛藤するダレン。
    人間の友達が作れないのは、まだ子供だということもあるし、とても孤独で辛いことですね。。

  • 1作目より読みやすいかな。
    同じファンタジーでも先に読んだパーシーシリーズは仲間で団結し助け合って勇気をだせばどんなに困難な出来事であっはても必ずやり遂げらるハッピーエンドなのに対してダレン・シャンは今のところハッピーエンドはやってきそうにはない。
    ちょっとした油断や愚かな言動は必ず不幸を呼び寄せるアンハッピーエンドな結果になるという教訓なのだろうか?と思いたくなる。

  • 面白くないわけではないんだけど、
    ちょっと子供向け過ぎ?

  • ダレンもサーカスの一員になりましたね。
    クレプスリーとの微妙な仲が何だか微笑ましいです。

    次の巻も楽しみます!

  • 子ども向けなのかなぁ。でもまたフリークスのサーカスに戻ってきた。

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