ダレン・シャン 10 精霊の湖

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092903104

作品紹介・あらすじ

父親代わりのクレプスリーを失い孤独にうちひしがれていたダレン。そんな時、ハーキャットに危険がせまっていた。

感想・レビュー・書評

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  • 今までの巻の中で猛烈にファンタジーしていて毛色が違う作品になっている

    終始、ハーキャットの過去にまつわる話なので、退屈する人には退屈するかも

  • 色々と謎が多かったけど最後は少しゾッとした

  • 個人的に、バンパニーズとの闘いよりも面白かった。

    カーダはハーキャットとして生まれ変わったことで、結果的に、バンパニーズに滅ぼされる運命だったバンパイアたちを救うことができた。
    ミスター・タイニーは、なぜダレンを生かすようにしたのだろう。カーダとダレンはどちらも死ぬ運命だったのに、ダレンのことは自ら干渉して救おうとして、実際救っている。

    カーダを生かすようにしても、バンパイアたちは滅びを回避できそうなのに。
    ダレンを生かすことでしか到達できない未来があって、それを見てみたいとか?

    その未来とは何だろう。
    ミスター・タイニーの邪悪な性格を鑑みるに、
    ダレンが存在することで、世界がより危機的な状況になるんじゃないかと思っている。

  • 自身の正体を知るための旅。
    素直に教えたところで納得していない気がするが、ここまで危険を冒してまで教えるのもどうなのだろう。
    欲に正直なのは好きにしろと思うが、他人を巻き込むのは迷惑ではないか。

  • 4-09-290310-3
    C8397\1500E.

    ダレン・シャン 10
    精霊の湖
    2004年5月20日 初版第1刷発行

    著者:Darren・Shan
    訳者:橋本 恵(はしもと めぐみ)
    発行所:小学館

    もくじより
    予感
    冷たい心

    訪問者
    出発
    砂漠地帯
    落としあな
    格闘
    ヒント
    ヒキガエル
    目くらまし
    時間のパズル
    紺色の湖
    伝説の生きもの
    スピッツ・エイブラムズ
    山越え
    グロテスク
    神殿の中へ
    乱入
    脱出
    メッセージ
    爆弾
    スピッツの夢

    さだめ
    ハーキャット・マルズ

    訳者あとがき
    --------------------------
    ダレン
    ハーキャット
    エバンナ
    バンチャ元帥
    アリス・バージェス警部
    デビー
    エブラとその家族
    ミスター・タイニー
    グロテスク
    クラシュカの民

    ---------------------

    ラーテンを失ったダレン ハーキャットとサーカスへ戻り、しばらく過ごす。タイニーに会いハーキャットの過去を探す旅に出かける。
    パンサーを落とし穴で捕獲し、その歯に書かれたアルファベット、毛皮から地図を手に入れる。パンサーには次の指示が書かれていた、ヒキガエルからゼラチンの玉を奪えと。
    更に3週間歩き広大な沼地に行き当たりヒキガエル(牛ほどもある巨大な)ワニや水へびを避けてエバンナの力を借りてカエルからゼラチンの玉を入手する。11日間一緒に旅をしてさらに南下、湖にぶち当たる。
    エバンナからロープを分けてもらい打ち捨てられた船を解体してロープで縛り、いかだを作ってエバンナと別れ湖のほとりで別れた。
    湖に漕ぎ出した二人、空飛ぶ竜を目撃する。
    竜が二人をスピッツエイブラムズの住む紺色の湖に連れてきた。
    三人で神殿に向かい、グロテスクと呼ばれる生き物にいけにえを捧げる血の番人のような集団と遭遇。
    グロテスクは液体の爆弾になる毒を吐く。
    スピッツが乱入しそこから脱出可能になる。
    大爆発で神殿が崩れクラシュカたちもグロテスクも下敷きになる。ダレンたちは床を踏み抜いて地下へ逃れる。
    トンネルを抜け核シェルターのようなところでタイニーのメッセージを見つける。ハーキャットは冷蔵庫に貼られている絵葉書をローブに入れた。
    湖には竜がいる。オスの大きなのが1匹メスが2匹子どもの竜が2匹。湖にたどり着いてスピッツに網でハーキャットの宿題を引き上げてもらわないと。
    カエルのゼラチン玉にグロテスクの毒をストロー代わりのパンサーの牙(ストロー状に空洞になっていたのがあった)で注ぎ、手りゅう弾のようなものを作った。
    竜を直接傷つけないように気を付けながら湖まで行く、のぞき込むと人間が無数にゆらめいていた。死者の魂、マーロックもいた。膨らんで、伸びて、縮んでゆらめい
    ていた。スピッツは人肉を食らっていた、欲に目がくらみ湖から離れたため、竜の炎に焼かれ湖に飛び込んだ。湖は魔法が解けた。ハーキャットは祈りながら唱えながら網を引き揚げ自分と対面する。「私は、おれは うらぎり者のバンパイア、カーダ・スモルトだ!」次の瞬間竜は魔法が解けた湖の近くまでやって来て炎がダレンとハーキャットを包んだ。
    地面に倒れこんだが、気が付くと時間が止まっている・ミスタータイニーのお出ました。
    ミスタータイニー、ダレン、ハーキャット、カーダ・スモルト 四人で火を囲み食事をした。タイニーに魂は分かつことができるが体は一つだ、カーダかハーキャットかどちらかを選ばなくてはいけない。
    タイニーはハーキャットとカーダに自分たちで決めろという。カーダは自分だといったが、ハーキャットも忠誠心では負けないと言い切った。カーダは自分で、人間だったころ、自分の好きなように生きたからハーキャットに譲ると言い、タイニーのアーチをくぐった。ハーキャットには裏切ることなくまっとうに生きろといい、ハーキャットはありがとうと伝えた。ダレンもハーキャットもタイニーのアーチをくぐり元の世界へ帰った。アーチの先はシルクドフリークのキャンプでミスタートールが待っていてくれた。トールはハーキャットが昔カーダだったことを知っていた。ハーキャットはどう呼べばいいかという問いにハーキャットと呼んでほしいと答えた。
    バンパイアの戦いに参戦しているのはダレンでハーキャットは自分の過去を知るためにダレンについていけばわかると言われついていただけ、自分の過去がわかった今となってはもうダレンのそばに居る必要はなかった。しかしハーキャットはこの戦いが終るまではダレンのそばに居るといった。そして、冷蔵庫に貼ってあった絵葉書を見せた。消印は未来の日付だった。つまり、過去でも、別の世界でもなく、未来に怪物がひしめく荒野になっているという事だった。
    -----------------------
    この前作までの中で 魅力的なキャラクターはたくさん出てきているが、現在ハーキャットのファンになっている。で、この巻でハーキャットの事がわかるってことですごく期待してたんだけど、カーダ・スモルトだったってことで、つじつまは合うんだろうけど・・・。なんか残念に感じるw

  • シリーズ第9弾。
    半バンパニーズとの闘いで、ダレンは大切な人を亡くし、
    その死に向き合えないでいたが、シルクドフリークの
    トラスカの言葉でようやく涙を流すことが出来た。
    そしてハーキャットは、自分の前世は誰だったのかを
    探すためにダレンと共に旅に出る。
    意外過ぎるハーキャットの正体と、仕込まれていた
    アナグラムは鳥肌ものでした。さぁ~続きを読みます。

  • 「万物というパズルについてなやみだすと、ふつうの人間は頭がおかしくなっちまう。だから、目の前の問題だけに集中おし。そうすれば、うまくいくさ」(エバンナ)

    小学生の頃に読んだ時は10巻だけはパラレルワールド過ぎてあんまりピンと来てなかったけど今回読み返したら面白かった。

  • どうしてもハリー・ポッターと比べてしまう。似てるところもたまにある。ただ一つ確実に言えるのは、ハーキャットの映像にしずらさ。
    そんなハーキャットの話。まったく違う世界での話。心踊る設定の世界。最後に伏線回収する感が気持ちよかった。
    あと時間操作は禁断の果実。いよいよクライマックス。期待度も高まるが…どうなることか。

  • 生と死の境目を行ったり来たり。
    しかし、生きているものは、大抵は生の方に進みたいと思う。自ら死の方に進みたいなんてまず思わない。
    だが、もしかしたら死の方向に生があるのかもしれない。生の方向に死があるのかもしれない。
    それは誰にも分からない。運命というものを操ることができない限りは。

  • レビュー書く時間もない……
    早く続きを読まないと!

  • 前巻で悲しい事になってしまったクレプスリー。
    もしかしたらこの巻で、実は……てな事になるのを期待してたのですが。。
    はぁ。戻ってきてよー!

    今回の巻はハーキャットの正体を確かめるためにダレンとハーキャット二人で旅に出ます。

    ハーキャットの正体。
    まさかまさかです!!
    頭が混乱してくるぞー!

  • 一冊をまるごと使ってハーキャットの正体あかし。
    前作でクレプスリーがいなくなってからだらだら読んでいたが、ハーキャットの正体がわかる直前あたりから面白くなってきた。
    前世の償いをしていた感じになるのだろうな。
    ミスター・タイニーが世界を操っている風にストーリーは進んでいたがここにきてそうではなく、どんなに手を加えようと運命は変わらないのだと。
    ミスター・タイニーが本当の悪役ではなくなった感じで終了。
    次はどうなる?

  • ここまでグロテスクにする必要があるのだろうか。
    嫌悪感すら感じる。

  •  読んで良かった。今回も、まさかの結末。

  • 図書館に続きが無かったので、これで最終巻と思ってたら違うようです。先が気になる。

  • ハーキャットの過去を探すために政令の湖に出かけるふたり
    ようやく引き揚げたハーキャットの身体はまさかの人物。

  • この巻ではヴァンパイアの戦争からは一時離れ、ハーキャットの正体を探しに行く旅に出ます。
    これまでの巻とは趣が異なり、ファンタジーの毛色が濃く、RPGっぽい雰囲気。
    といっても相変わらずグロいです。グロテスクとかそのまんまグロです。

    ハーキャットの正体は以外な人物で驚きました。

  • 「つまり、いったんおきてしまったことは変えられないから、なやんでもむだってこと?」

  • Original title:The Lake of Souls by Darren Shan
    Author:Darren Shan
    AliceとDebbieが協力してくれて心強いです。
    Darrenの塞ぎ込みにハラハラしましたが、
    何とか元気になって良かったです。

    未来の世界で精霊の湖を目指すDarrenとHarkat。
    途中Spitsと出逢い頼りになると好印象を抱いていましたが、
    最終的にああなったのは自業自得です。
    今巻でHarkatの前世が明らかになって凄くスッキリしました。
    でもKurdaが…彼の勇気と決断に拍手を贈りたいです。
    …が、この方法しか手立てはなかったのかと思うと無念でなりません。

  • 湖の描写がよかった。ファンタジーの湖ってこんな剣呑な感じが多いような。

  • 再読。

    トラスカの言葉と、ダレンの泣く場面がもう……(´;ω;`)
    寂しいな…クレプスリーがいないのは…

    後半はいつもの調子で、先の見えない展開にページをめくる手がとまりませんな!!
    ハーキャットの正体をすっかり忘れていたので、ドキドキしながら読めました。まさか…あの方とは……

    時間旅行ってもう、タイニーは最強だな!!くっそー!

  • カーダをまたみれて幸せ

  • かつての親友であり、今は敵対する半バンパニーズのスティーブとの闘いで、主人公ダレンは、師のクレプスリーを亡くしてしまいます。父のように慕っていた師だけに、ダレンの苦しみは重いものがありました。前巻で大きなクライマックスを迎え、この巻から新しい展開が始まります。さらにストーリーは盛り上がり、ダレンの心境は涙なくして読めません。そして親友ハーキャットの正体がわかります。精霊の湖に眠るハーキャットの正体は意外にも! ますますおもしろくなっていく英国生まれのファンタジーミステリーです。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    うおーー!
    面白くなってきたなー!

    でもハーキャットの正体にいまいち納得できないけどwwというより、正体とか必要だったの……と思ったけど、それよりもむしろ、この正体を探る不思議な世界が未来だったっていうのが、言いたいことだったのかも……
    荒廃してるけど、いったいどれぐらい未来なんだろ……

  • 親友の死からようやく立ち直ったダレンはハーキャットと、ハーキャットの正体を突き止めるため異界への旅に。

    (2005年09月10日読了)

  • 先を読まずにいられない作品。 長編ファンタジーが好きな方はぜひ!

  • ついにハーキャットの正体を探す旅にでることにしたダレンたち。
    ミスター・タイニーに連れて行かれたのは、荒れ果てたへんてこりんな世界。
    危険な試練に挑み、ついにハーキャットの正体と悪夢の意味が判明する!

    ラスト・シーン(最後の1行)にはひどくぞっとしました。
    ダレンは、世界を救えるのだろうか。

    エバンナが、時をパズルのピースに例えた話はすごいと思った。
    いくつもある中で、たまたまはめたパズルが過去になる。また、新しいピースを選んではめる。
    世界は偶然で出来ているんだって。

  • 2008/09/03読了

    ハーキャットの正体が分かった。
    そこに行くまでにもまた酷い冒険が待っていた。
    ダレンとハーキャットの友情ももちろんよかったけれど、それ以上にダレンとトラスカのやりとりが切なかったなあ。
    あんなに憎んでいたのが、まるで自分の父親のような人になる。その存在の大きさ。
    失ってから気づくものってあるよなあ。

  • ■ 10139.
    <読破期間>
    H22/11/27~H22/11/27

  • 多分一番好きな巻 所々にある絵がリアルで焦る

  • 少し他の巻とは毛色が違う本編から離れて少し閑話的な巻。
    バンパニーズとの争いは少し横に置いてありました。
    RPGのような感じでファンタジー色が濃く楽しめました。が、登場する物がおどろおどろしいというかグロテスクというかで、ううっと少し苦しくなりました。
    ハーキャットとダレンの友情が沢山描かれておりホクホク。
    ついにハーキャットの正体も明かされ、それが次巻からどう影響されるのかとても気になるところです。

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