スカイブレイカー

制作 : 原田 勝 
  • 小学館
4.00
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本棚登録 : 19
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092904552

作品紹介・あらすじ

財宝を積んだ伝説の幽霊飛行船を探せ。今度の舞台はさらに空高く、超「高高度」の世界。空に棲む謎の生命体や世紀の大発明プロメテウス機関をめぐって、マットとケイトの新たなジェットコースター・ストーリーが始まる。大空を翔ける冒険ファンタジー『エアボーン』待望の続編。

感想・レビュー・書評

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  • 血湧き肉踊る空想科学冒険活劇! 前作エアボーンが面白かったので大きな期待を込めて読んでみたら、期待を裏切らない面白さでした。
    40年前に財宝を積んだまま行方不明となった飛行船ハイペリオン号。その伝説の幽霊飛行船を捜索するためにマットは高高度飛行できるスカイブレイカーと称される飛行船サガルマータ号に乗り込むのだった。

    前作では乗っている飛行船が空賊に襲われ大海の孤島に不時着し謎の獣にも襲われるという命がけの冒険に継ぐ冒険のため、マットは生き残ること第一で他のことに目を向ける余裕がなかったのです。そんな中からケイトとの淡い恋心が実る過程も見られたのです。
    しかし今回はケイトとは一応恋仲となり、憧れの飛行船アカデミーにも通っているというある種の余裕がある状況から物語が始まります。
    しかし余裕があるということは他のことに目が向くということであり、マットは金銭面に於けるケイトとの差や、恋敵の登場にコンプレックスが刺激されます。前作でも豪華客船のキャビンボーイという自分の地位に対しての忸怩たる想いも描かれていましたが、今作ではそのコンプレックスがマットの行動原理となり、悩みの核となります。それは若さから来るもので、その若さをしっかりと書かれているのがこの作品を冒険譚でありながら青春譚として成り立たせている要なのでしょう。
    その姿に読者としては共感したり、ちょっとイライラしたりさせられるのです。でもその気持ちがあるからこそ、終盤のマットの活躍が光るのですけど。コンプレックスを脱却するきっかけが何とも若さに溢れるもので、いいなあと目を細めてしまうのです。

    それ以外にも奇才グルーネルの発明、空に棲む未知の生物、謎の少女の正体などなど心躍る要素がてんこ盛りで楽しませてくれます。
    どうもこのシリーズは続編もあるみたいなのですが、こちらは現在未翻訳なのですね。日本でも刊行されることを熱望します。

  • 「エアボーン」の続編。といっても次巻に続くってお話ではないので、これだけを読んでも楽しめるかと。

    前作で「オーロラ号」でキャビンボーイをして働いていたマット・クルーズ。
    今回は船からおりて、かねてよりの念願だったパリの飛行船アカデミーに通って勉強している。
    航空航法を学ぶため、二週間の訓練飛行に出た時に、
    伝説の幽霊飛行船「ハイペリオン号」をみつけた。

    ケイトと共に、ハイペリオン号捜索の冒険に出かけることになる。
    野心家のハル、謎の少女ナディラ達と、
    高高度飛行ができる飛行船「サガルマータ号」に乗り込む。

    そして辿り着いたハイペリオン号の中には・・・


    読んでいて途中までは、一攫千金のお宝探しの旅なんですが、
    前作の雲猫のように未知の生き物が出てきたりと、意外な展開になります。
    単なる子供向けの冒険物語ではなく、命がけの、生き残るための死闘が繰り広げられる。
    次にどんな展開をしていくのかがよめなくて、全く飽きることがありませんでした。
    貧乏なマットと富豪令嬢のケイトの関係も、欺瞞や嫉妬が渦巻き、物語にうまく絡んでいる。

    そしてやはり憧れる、飛行船の描写が丁寧で、その姿が目前に思い浮かびます。
    素晴らしい。

    http://www.kennethoppel.ca/skybreaker.htm

  • ケネスオッペルさんの小説を久しぶりに読みました。
    自分の肌でも感じるぐらいに、そのときの気持ちや情景が浮かんできて流石だと思いました。
    これは続きもんらしいので、今度は前作の小説も読んでみたいな

  • これまでファンタジーばかり読んできたのですが、これは本当に新鮮でロマン溢れるお話でした。40年前莫大な財産を乗せて飛び立った飛行船を求め、マット、ケイト、ナディラ、ハルの4人が冒険へと飛び出しますが、高度4000メートル上空に住む生物や飛行船に詰まれた謎の発明品に驚き&感動でした。最後の一文まで楽しめる、逸品です。

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