月あかりのおはなし集

  • 小学館
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本棚登録 : 49
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092905009

作品紹介・あらすじ

ネズミにつかまって働かされるマルハナバチ、いたずらものの影法師、子豚を売りに行ったデッコン少年、鳥かごにとじこめられた妖精、びっくり箱じいさん……。なんとなんと素敵なお話なのでしょうか。このお話集の6話は、今から60年も前にイギリスの作家のアリソン・アトリーという女性が書いたものです。イギリスの子どもたちがぼろぼろになるまで読んでいた本が、初めて日本で訳されたのが、この『月あかりのおはなし集』なのです。こだまともこさんの優しい翻訳に、海外で活躍しているいたやさとし氏のイラストがたっぷりついています。アトリーは、本当にファンタジーの紡ぎ手ですね。

感想・レビュー・書評

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  • ネズミにつかまって働かされるマルハナバチ、いたずらものの影法師、子豚を売りに行ったデッコン少年、鳥かごにとじこめられた妖精、びっくり箱じいさん……。なんとなんと素敵なお話なのでしょうか。このお話集の6話は、今から60年も前にイギリスの作家のアリソン・アトリーという女性が書いたものです。イギリスの子どもたちがぼろぼろになるまで読んでいた本が、初めて日本で訳されたのが、この『月あかりのおはなし集』なのです。こだまともこさんの優しい翻訳に、海外で活躍しているいたやさとし氏のイラストがたっぷりついています。アトリーは、本当にファンタジーの紡ぎ手ですね。

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    トムは自分のかげぼうしをひもにつないでつれて歩く。夜はとなりのベッドにねかせる。ところがある日、かげぼうしがひもを切って逃げ出した!(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)

  • 小さい頃に好きだった本『グレイラビットのおはなし』の作者アリソン・アトリーの童話集。マルハナバチの話が好きだった。

  • ★★★★☆
    短編童話集。かわいいだけでなく、ピリっとしたお話も。
    (まっきー)

  • アリソン・アトリーの短編集。不思議で面白い、ほっと心なごむお話が6篇、“SOME MOONSHINE TALES”からの訳出。動物ものではマルハナバチ、民話調のかげぼうしや妖精、そしてラッキーバックに、びっくり箱のおじいさん…といろいろ楽しめます。子供も、その昔子供だった私たちにも、魔法が息づく大切な世界を蘇らせてくれる、アトリーのお話たち。上質なファンタジーにふれる喜び…。

  • おじいさんやおばあさんが子どもだった頃、妖精や化物は、わたしたちのすぐ近くにいたんですよ…。ゾクッと不思議なアトリーの魔法の世界がいまよみがえる! 「マルハナバチさんとネズミのおかみさん」ほか名作6編を収録。

  • アリソン・アトリーのちょっぴり不思議で時に皮肉のスパイスも効いた物語集。昔話のような雰囲気で安心して読める。日本人の画家の挿絵があってないのが残念。2007/03/23

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著者プロフィール

アリソン・アトリー 1884年、イギリスのダービシャー州の古い農場に生まれる。広い野原や森で小動物とともにすごした少女時代の体験をもとに、多くの物語やエッセーを書いた。日本語に翻訳された作品に『グレイ・ラビットのおはなし』『時の旅人』(以上岩波書店)、『チム・ラビットのおはなし』(童心社)、「おめでたこぶた」シリーズ、『むぎばたけ』『クリスマスのちいさなおくりもの』『ちゃいろいつつみがみのはなし』(以上福音館書店)など多数。1976年没。

「2020年 『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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