プリンセス・アカデミー

制作 : 代田 亜香子 
  • 小学館
3.41
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本棚登録 : 57
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092905108

作品紹介・あらすじ

ミリは、エスケル山の小さな村に住む十四歳の女の子。毎日、父さんと姉のマーダは石切りの仕事にでかけ、ミリは家の仕事やヤギの世話をする。そんなある日、低地から国王の使いがやってきて、王子の花嫁がこの村から選ばれると宣言した。そして、お妃候補を教育するプリンセス・アカデミーで、村の女の子二十人の学園生活が始まった。プリンセスになるのは、いったいだれ?ニューベリー賞オナー受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • ここ数年で読んだ本の中で最大のヒット!児童書だけど、新入社員にも読んでもらいたい。もちろんこども向けなので読みやすいしファンタジー要素もあるけれど、ビジネスに必要な交渉術、会話術について書かれている。下手なHOWTO本読むよりこれを勧めます。

    物語の展開としては、なにもかもうまくいきすぎている感はあるけれど。それにプリンセスになった少女は気に食わないけど(迷惑女!)。
    主人公ミリのライバルの少女が一番好き。すごく努力家だと思う。運命にはあらがえないけれど、彼女の居場所ができることを祈る。
    そして先生も好き。彼女は左遷のような形で田舎に追いやられて、それでも任務遂行のため憎まれ役を買って出て、孤独の中、すごく頑張ったよね。あの絵はもしかして彼女の自宅だったりして。

  • 周りは皆、石切の仕事を手伝っているのに、自分だけはまだ認められていないから手伝わせてもらえないと思い込んでいる主人公の心のもどかしさが伝わってきます。しかし、いつかは自分だって!という思いを胸に抱き、前向きに日々を生きる姿や、プリンセスになるための勉強の中で村で生産されるリンダー石の本当の価値を知り、少しでも村全体の生活が向上するためにはどうすればよいかなどを真剣に考え、学んでいく姿に好感が持てました。
    家族の幸せのためときらびやかな生活を思いつつも、やはり生まれ育った故郷の間で揺れる気持ちがなんとも切なかったです。

  • H26年度司書大賞候補作。

  • 特殊な石がとれるエスケル山に住む小柄な女の子ミリが突然王子の花嫁候補として20人の娘たちと教育されることになり、その中で起こる成長物語。

    無知は罪なんだろうか、とちょっと考えさせられた。
    自分が石切り場で働けないのは無能だからだと感じているミリだったけれど、文字の読み書きができるようになり本が読めるようになってからは色んな知識を吸収していく。また、村の人たちが持つ石を介した意思の疎通、超能力のようなクウォリースピーチなるものを利用して様々なピンチをくぐり抜ける。
    そして、極めつけは意中の男の子、ペダーとの絆も深め、その絆のおかげで彼の夢を知り、彼に山賊に襲われた際に助けてもらうことができた。
    プリンセスの座は友達が射止めたものの、ストーリとしては奇麗にまとまっており、すんなり読めた。

  • 今どきのベタなおとぎ話かと思ったら、全然違うのでびっくり。辺境にある石切りの村に、ある日国王の使いが訪れる。占いにより王子の結婚相手をこの村の娘から選ぶというのだ。プリンセス・アカデミーが設置され、村の娘たちはそこで様々な知識や教養をたたき込まれる。
    田舎の無知な娘が、商業や外交について学ぶうち、自分たちの村の暮らしを良くする方法を思いつき、実践したり、横暴な教官をやり込めたり、最後の方にはアクションシーンもあって、飽きさせない。誰がプリンセスになるのか、主人公ミリの初恋は実るのか? 読みやすくたのしい物語だ。

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