やせっぽちの死刑執行人 下(児童単行本)

  • 小学館
4.02
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本棚登録 : 192
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092905450

作品紹介・あらすじ

主人公ジェベルと奴隷テル・ヒサニの試練の旅は続く。危険な旅、苦難の道。はたして日の神サッバ・エイドの元にたどりつけるのか、非情に徹して無敵の力を得ることができるのか…。

感想・レビュー・書評

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  • 考えさせられる一冊。
    冒険物語としてもじゅうぶん楽しめるし
    宗教、文化の対立や考え方の違いによる争い、奴隷制度など
    現代にも残る問題も取り扱っています

  • 死刑執行人である父親の引退宣言で、名誉ある後継者候補として兄二人の名前はでたのに自分だけが呼ばれず、屈辱を感じたジュエル。
    火の神サッパ・エイドから無敵の力を授かるためにツバイガート山への試練の旅に出ることをきめた。旅には道づれとしてだれかをつれていき、最後にその人間を自らの手で殺し、生贄としなければならない。妻子を奴隷から解放するため、奴隷のテル・ヒサニが同行することになった。

    目的地にたどり着けば殺すことになる男とともに旅をする。
    しかし途中で自分が奴隷として売り飛ばされたり、悲惨な目にあい、さまざまな人々と出会うことにより、考えがかわっていくジュエル。
    さすがダレンシャンなので、表現方法が残虐できついものもありますが、最後までひきつけられますね。

  • 下巻は涙が止まらなかった。
    ダレンシャンさんはやっぱりスゴイ!!

  • ジェベルは火の神のもとえと向かう。
    火の神はどんなものにも負けない力をくれるという。

    そのためには陸上を歩き
    奴隷を一人捧げなければいけない。

    その奴隷とともに
    火の神の住む山へとむかう。
    しかしその道中ふたりは何度も困難に襲われ
    そのたび二人で乗り越えていくうちに
    二人の絆が硬くなり
    イケニエとしてささげるのに
    心揺れはじめたジェベル

  • 二巻完結ながら、話のまとまり方や人物描写などが長編に負けない良さ。
    ラストも意外だけどすばらしい。

  • 図書館より。
    「可愛い子には旅をさせろ」。

    上巻ではただただ嫌な性格な主人公だと思っていたけどやっぱりそれも教育や風土があってのものなんだなって思う。
    いろいろな国を冒険し、時には蔑んでいた奴隷にまで身を落として色々成長していく主人公が段々と好きになってました!

    最後はこんなものかと意外性こそ少なかったものの、楽しかったです。

    旅とかをして自分の視野を広げるのは大切だなと思いました

  • 上巻に引き続き下巻。

    いよいよ話は佳境に入り、怒涛のクライマックスに向け突っ走りますが、表現は容赦ない。深いな表現もあえて気にせずに大人の世界を垣間見せてくれます。この作品を読むと、世界にある宗教よる考え方、宗教による排他的な衝突、色んな見方が狭小ゆえに不寛容、差別など、今の現実世界における問題意識も喚起してくれ、いろいろと考えさせられる作品でした。

  • ダレン氏の読み切り。

    楽しめたけど、展開が少し早かった。読者が置いて行かれたような感じ。ストーリーにうねりが無かった。ダレン氏はやっぱり、長編で活きる作家だと思う。

  • やっぱり死刑はよくないね。とは思いましたが。
    でもやっぱり人を殺した人は死刑になるべきだと思う。

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