タイムライダーズ: Time Riders (2) (児童単行本)

  • 小学館
3.70
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092906013

作品紹介・あらすじ

タイムトラベルファンタジーの決定版

世界中で大ヒットしている大型タイムトラベルファンタジーシリーズ第1弾の2巻目。
歴史の変化の波に襲われ、ニューヨークの街は、すっかり様相を変えてしまった。どこで歴史が変わってしまったのか、歴史変貌の原因究明のために、過去へとタイムトラベルして、ミッション遂行中のリアムとボブを待ち受けていたものは?
2001年ニューヨークでは、フォスターとマディが、リアムとボブがもどってくるはずの場所を見つめていた。しかし、なにも現れない。
「回収ウィンドウを何度も逃したってことは、きっとなにかあったのよ。そうでしょ?」
彼らは、無事に戻ってこれるのか? 変貌してしまった世界を、取り戻せるのか?


【編集担当からのおすすめ情報】
過去と未来を股にかけてタイムライダーズの繰り広げる戦いは、息をつく間もなく、読むものを圧倒する。

翻訳者の金原瑞人さんは、タイムトラベルものの魅力について、「人間にとって、未来にいく、過去にもどる、時間を旅するということ自体が魅力的なんだろう。おそらく決して実現することがないからこそ魅力的なんだと思う」(訳者あとがきから引用)とおっしゃっています。
そして、「この作品は、読み継がれていくタイムトラベルものだ」と絶賛されています。

子どもから大人までもあきさせない、幅広い層が楽しめるエンタテインメントです。

感想・レビュー・書評

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  • クライマーが病んでしまっていて、めちゃくちゃなことをし始めるが、独裁者とはこのようなものなのか。
    結構、怖いシーンも多く、闇を感じる。

  • 残り 1/4 まで リアムが2001年に戻ってこられない。残りの歴史修正は駆け足だった。

    理想の歴史修正に過去に戻ったポールとカールが仲間割れ。ポールが謎の思念に語りかけられ、妄想を始める。1956年といえど、ほぼ一人?で、しかも あの飛行艇の上で原子爆弾を作り上げてしまうポール。諫めようとしたカールをあっさりと消してしまう。

    リアムが1941年 でポール一味を襲撃。歴史改変の阻止を試みる。日本産であるならば「殺害」という手段をできるだけ避けるように進むようなものだが、あっさり「殺害してくればいいんですよね?」という展開が頼もしい。
    ポールは、リアムの「お前はこれから約15年後に狂って核を使って世界を破滅に追い込むんだ!」という謎の説得?に「え? まじで? どうしよう……」と悩むポール。こんなに簡単に信じてしまっていいのか、ポール。だが、タイムトラベルの可能性と危険性を知悉しているポールだからこそ、未来からお前を追ってきたというリアムの話を信じたのかもしれない。

    サルのあのときの記憶は失われたままだし、その方がいいだろう。今となってはマディしか当事者がいないので、マディが黙っていれば良し。
    あまり、サルには見せ場はなかった。

    フォスターはタイムライダーズ NY現地基地を去った。

  • 子供が読んでいたので興味を惹かれて借りてみた。
    タイムトラベルと少年少女の冒険を扱った児童書。キャラクターは類型的で全く深みがないし(でも好感度は高い)、安直すぎる設定ではあるけど、勢いを感じる。緊迫した場面の作りが上手いので読んでいて楽しい。シリーズのようなので、続けて読んでみようかな?

  • (ストーリー)
     1950年代に捕虜となったリアムは、ボブが兵士を引き連れて、戦天使のように救ってくれたことに感謝する。しかし彼は6ヶ月経ったら、自分で自分を破壊するようプログラムされていた。ボブの寿命が迫る仲、リアムは博物館で居所を示し、無事、二人は救出される。情報を分析した結果、リアムは再びナチスの総統ヒトラーと会う前のクレイマー博士と代、彼を始末する。なぜならクレイマーは、原爆を投下することで、世界を滅ぼしてしまうからであった―――

  • 1912年の沈没寸前のタイタニック号からアイルランドの少年リアム
    2010年の爆破される直前の旅客機からアメリカの少女マディ
    2026年からインドの少女サル(この巻では状況不詳)

    死ぬはずのところを救い出され
    2001年9月10日のニューヨークに連れてこられた3人の若者に
    歴史の改変を阻止する任務が与えられる

    第二次世界大戦にドイツが勝ち
    アメリカが占領されてしまった世界を元に戻すため
    1956年に飛んだリアムと支援ロボットのボブだが
    戦闘に巻き込まれリアムは収容所に送られてしまう

    いっぽう2001年の世界も1956年のできごとにより変貌してしまい
    2人を帰還させる回収ウィンドウを開くことができない

    22か国で翻訳出版
    本家イギリスではシリーズ7巻までで40万部の大ヒットという
    “タイムトラベルファンタジーの超大作”(9巻で完結)

    睡眠不足必至の本書は第1巻の後編にあたる

  • サルが連れ去られた後の記憶は無い。無くていい。タイムリープを繰り返すことによるリアムの体への異変。急速な細胞活動。そしてこれから数年の後にやってくる老衰。フォスターにあとを任されたマディ。彼女だけが全てを知っている。ただし、彼らが知るべきことだけ。タイムライダーズの3人はまた2日間のサイクル繰り返し、その中で歴史の歪みを見つけることになる。最後が若干曖昧な形で終わってしまったかな。でも、皆それぞれ覚えておくべき、忘れたままにしておくべき記憶は抱えてる。世界は元に戻った?でもそれは一面から見た世界だよ。

  • 実は児童書だった、「タイムライダーズ」の2巻。

     SF定番のタイムトラベル物を分かりやすく味付けしていて、少し怖く、そして分かりやすく、書かれています。
     憂いを残し、よくあるパターンになっていないのも◎

    児童書と言いながらも、大人も十分に楽しめました。
    なかなか面白かったですよ。

  • 若者が主役のタイムトラベル物ということで予想していたより、かなりシリアスだった。

    十代の子供たちでヒットラーをも上回る敵に立ち向かうなどどれだけ困難なことか。
    しかも、改ざんされた過去を元に戻したとしても、やってくる未来があまり明るくないというところが皮肉である。

    タイムトラベル物にありがちな難解なタイムパラドックスなどはない分読みやすいのではあるのだが、現在の状況がコロコロ変わるのにやや違和感があった。

  • タイムトラベルものの単なる王道かと思っていたら、後編はなかなか怒濤の展開。期待以上に楽しめました。
    シリーズものになるそうなので、続編も楽しみです。

  • ただ、ただ、不憫なタイムライダーズ。

    この組織をつくった人物は、鬼であろう。

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